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フィアットがついに発売したミニバン、その名は「ドブロ(Doblo)」。ベルランゴとリフターに続く3番目の末っ子が日本を走る

2023年5月11日、ステランティスジャパンはフィアットのMPV「ドブロ(Doblo)」を発表した。グレードは2つ用意され、5人乗りのショートボディモデル「ドブロ」が399万円で、7人乗りのロングボディモデル「ドブロ マキシ(Doblo Maxi)」が429万円となる。

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ドブロはベルランゴ、リフターに続く3兄弟の末っ子

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FIATドブロの発表会の様子。左から打越晋(ステランティスジャパン代表取締役社長)、熊崎陽子(FIATブランドマネージャー)、阿部琢磨(FIATプロダクトマネージャー)

フィアット ドブロはステランティスジャパンが販売するシトロエン ベルランゴやプジョー リフターに続く3つめのMPVだ。この3モデルは同じプラットフォームとエンジン、そして多くのパーツを共有する兄弟車である。2020年10月にベルランゴがデビューし、同年11月にリフターが登場した。約3年の間を空けて、ドブロが日本にやってきたことになる。

パワートレーンは全車共通の1.5L 直4ディーゼルターボエンジンで最高出力は130ps、最大トルクは300Nmを発揮する。WLTCモードで18.1km/Lという省燃費を実現し、高い経済性を発揮する。

テーマは「ジブン時間を、楽しみこなそう」

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写真のように長尺物を積載することができる。全長4.5m以下でありながらユーティリティの良さが光る。

フィアットにとって1年ぶりの新モデルとして登場したドブロは、「ジブン時間を、楽しみこなそう。」をテーマに掲げ、趣味を堪能するオトナの遊びゴコロを楽しむクルマを目指している。これは近年のアウトドアブームやキャンプブームによって拡大している日本国内のミニバン市場に、新たな選択肢を設けることを目的としている。

エクステリアはフィアットらしい柔らかなフォルム

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フィアットらしく柔らかく、可愛らしい印象を与えるフロントフェイス。グリルレスも特徴的だ。

ドブロの外観はフィアットらしい丸みを帯びた造形を特長として、16インチのアルミホイールや標準装備のルーフレール、またドア下部に施したエアバンプ(サイドプロテクター)などの随所がブラックで統一されている。ボディカラーは「ジェラートホワイト」「マエストログレー」「メディテラネオブルー」の全3色。ジェラート ホワイト以外の2色はオプション料金6万0500円が別途かかる。

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ドブロは両側スライドドアを備えるミニバン。フラットなフロアで頭上空間も高く、乗り降りし易い設計が特徴。

ドブロは、ベルランゴやリフターと共通して後席の両側スライドドアや、リアゲートのガラス部分だけを開閉できるガラスハッチを備えており、実用性と高いデザイン性を両立している。気になるドブロのサイズは全長4405mm(ドブロマキシは4770mm)、全幅1850mm、全高1800mm(同1870mm)で、ホイールベースは2785mm(同2975mm)。ベルランゴやリフターと比べて、5人乗り仕様で最も全高を低く設定されている。また車両重量も他2台よりも軽く、1560kg(同1660kg)だ。

インテリアはブラックを基調としたシックな印象

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ドブロの運転席周り。基本設計はシトロエン ベルランゴと共通しているが、こちらはシンプルですっきりした印象。

ドブロの内装はとてもシンプル。外装同様にブラックを基調とした色づかいで、落ち着いたシックな印象を与える。コックピットまわりは直感的に操作できるようなデザインになっており、パドルシフトの付いたレザーステアリングホイールやApple CarPlayやAndroid Autoを利用できる8インチタッチスクリーンが標準で装備する。ファブリックシートが装備しており、リアシートは3座独立型でゆったりとした座面幅を確保する。7人乗り仕様のドブロマキシでは、3列目を130mmのスライドをできる上に、脱着も可能だ。

フィアット ドブロ 主要諸元  ※()内は7人乗りのドブロ マキシ

●全長×全幅×全高:4405(4770)×1850×1800(1870)mm

●ホイールベース:2785(2975)mm

●車両重量:1560(1660)kg

●エンジン:直4 DOHC ディーゼルターボ

●総排気量:1498cc

●最高出力:96kW(130ps)/3750rpm

●最大トルク:300Nm/1750pm

●トランスミッション:8速AT

●駆動方式:FF

●燃料・タンク容量:軽油・50L

●WLTCモード燃費:18.1m/L

●タイヤサイズ:205/60R16

●車両価格(税込):399(429)万円

ドブロの日本発売を記念して南青山に「FIAT CAFFÉ」が期間限定オープン

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南青山の人気カフェ「Little Darling Coffee Roasters」とフィアットがコラボした「FIAT CAFFÉ」が期間限定オープン。

ドブロの発表・発売を記念して、港区南青山のシェアグリーン南青山の中にあるカフェ「Little Darling Coffe Roasters」とコラボした「FIAT CAFFÉ × LITTLE DARLING COFFEE ROASTERS」が同地で期間限定としてオープンする。実はこのFIAT CAFFÉは2008年から6年にわたって北青山で営業していたが、今回それが期間限定で復活を果たすことになる。期間は2023年5月13日(土)から5月30日(火)だ。

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写真手前のフードは「FIAT ホットドッグ」。ホットドックの上にイタリア国旗を思わせる3色の具材が乗る。

このコラボに際して、ドリンクとフード合わせて6点のコラボレーションメニューが加わる。その中にはイタリアのシチリアの郷土菓子カンノーロや、イタリア料理のカポナータにモッツァレラチーズを加えたハンバーガーなど、フィアットの故郷であるイタリアを感じさせるメニューがあり、期間中に展示するドブロを眺めながらイタリアの雰囲気を感じることのできるカフェとなっている。

この機会にフィアットの親しみやすくてポップな世界観を体感してみてはどうだろうか。

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写真は「FIAT バーガー」。バーガー袋にはコラボレーションのシールが貼られていて、上にはフィアット500が描かれる。

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