自動車

アストンマーティンが新型車「DB12」を発表 次世代スポーツカーの第1弾モデル

android, アストンマーティンが新型車「db12」を発表 次世代スポーツカーの第1弾モデル

アストンマーティンが新型車「DB12」を発表 次世代スポーツカーの第1弾モデル

英アストンマーティンは2023年5月24日(現地時間)、新型車「DB12」を発表した。

◆「アストンマーティンDB12」の内装・外装をより詳しい写真でチェック

最高出力680PSの4リッターV8ターボを搭載

アストンマーティンDB12は、同社の基幹車種である「DB」シリーズの最新モデルにあたり、また次世代スポーツカー製品群の第1弾とされている。アストンマーティンは同車について、ハイパフォーマンスと究極のラグジュアリネスという、2つの価値観を提供するモデルであると説明。「グランツーリスモのあるべき姿を再定義する、世界初のスーパーツアラー」と表している。

ボディーサイズは全長×全幅×全高=4725×2145×1295mm、ホイールベース=2805mmと、全長・全高は従来モデルの「DB11」とほぼ同等。全幅については前後トレッドが拡幅したのに伴い(前:+6mm、後ろ:+22mm)、若干拡大している。ボディーには近年のアストンマーティンが得意とする接着アルミニウム構造を採用しており、アンダーボディーコンポーネントの変更により、車体全体のねじり剛性は約7%向上したという。

搭載されるエンジンは4リッターV8ツインターボで、最高出力680PS/6000rpm、最大トルク800N・m/2750-6000rpmと、DB11のV8モデルはもちろんのこと、V12エンジンの「DB11 AMR」をも上回るアウトプットを実現。動力性能については、0-100km/h加速が3.6秒、最高速が325km/hとされている。またエンジンの高出力化に伴い冷却システムの設計も刷新。ラジエーターグリルの開口部は実に56%も拡大された。

高い動力性能と快適性を同時に追求

ドライブトレインにも大きく手を加えており、リアにはトランスアクスルレイアウトで搭載される8段ATに加え、DBモデルではこれが初となるエレクトロニックディファレンシャル(E-Diff)を採用した。このディファレンシャルはエレクトロニックスタビリティーコントロール(ESC)と連動して作動。従来のLSDとは異なり、数ミリ秒以内に全開からフルロックまで変化させることが可能で、あらゆる状況でコーナリング性能を大幅に向上させるという。また、より力強い中間加速を実現するべく、最終減速比を3.083:1と低く設定。8段ATにも、これらに合わせたキャリブレーションを施すなどの改良を加えている。

さらに足まわりには、制御の帯域幅を500%増加させた新世代のアクティブダンパーを採用。「GT」モードではよりラグジュアリーな乗り心地を提供し、「スポーツ/スポーツ+」モードではタイトなワインディングロードでも活気あふれる走りを可能にするなど、より幅広いキャラクターの実現に成功したとされる。

足元の仕様は前:21インチ×9.5J、後ろ:21インチ×10.5Jの鍛造アロイホイールと、ミシュランの高性能スポーツタイヤ「パイロットスポーツ5 S」の組み合わせ。ホイールは軽量構造をより突き詰めることで、美観を損なうことなく従来の20インチホイールより約8kgの軽量化を実現しているという。一方のタイヤについても、オーダーメイドのコンパウンドを用いたり、アストンマーティンのダイナミクスチームが調整を加えたりと、独自の改良を実施。優れた操舵応答性やドライ/ウエットを問わない高いグリップ力に加え、回転音を20%低減するなど、快適性も追求したものとなっている。

ブレーキは前:φ400mm、後ろ:φ360mmの鋳鉄製ディスクローターが標準で、オプションでカーボンセラミックブレーキも用意。後者を採用すると高温域でのフェードが軽減されるほか、バネ下重量の軽減(-27kg)により、乗り心地や操舵レスポンスの向上にも寄与するという。

自社開発の新しいインフォテインメントにも注目

内外装の意匠も従来型より変わっており、エクステリアではトレッドの拡幅とラジエーターグリルの拡大、21インチホイールの採用などにより、従来型よりワイドなスタンスを強調。フロントノーズには、新世代のアストンマーティンを象徴する、新しいウイングバッジが初採用された。

一方インテリアでは、センターコンソールとセンタークラスターをひと続きとしていたデザインをやめ、インストゥルメントパネルの意匠を横基調に変更。ショルダーラインの下にまで達する高いセンターコンソールも特徴となっている。もちろん、アストンマーティンならではの豪華さとクラフトマンシップは健在で、各部にレザーインテリアの老舗「Bridge of Weir(ブリッジ・オブ・ワイル)」の手縫いのレザーを採用。フルレザー仕様およびアルカンターラ仕様の内装に用いられる、新しいキルティングパターンも見どころだ。

また、アストンマーティンが初めて自社開発したという、新しいインフォテインメントシステムもDB12の特徴である。センターコンソールの10.25インチスクリーンは静電容量式タッチコントロールを備えており、30ミリ秒という素早い応答性を実現。ナビゲーションシステムはオンライン接続機能に対応しており、専用のアプリが入った携帯端末を用いれば、車外にいながら目的地を設定することもできる。このほかにも、スマートフォンとの連携を可能にする「Apple CarPlay」と「Android Auto」は、ワイヤレス接続に対応。オンライン接続による無線アップデートや診断機能を受けられるなど、コネクテッドカーとしての機能も充実している。

音響機器については、11基のスピーカーを備えた390Wの「アストンマーティン・サウンドシステム」を標準で、新たなパートナーであるBowers&Wilkinsと共同開発したサラウンドサウンドシステムをオプションで採用。後者は15基のスピーカーと出力1170Wのダブルアンプを備えており、アストンマーティンのスポーツカーで最も魅力的なサウンド体験を実現しているという。

アストンマーティンの創業110周年、DBシリーズの誕生75周年という節目の年に発表されたDB12。国内での価格は2990万円で、デリバリー開始は2023年第3四半期を予定している。

(webCG)

◆ギャラリー:「アストンマーティンDB12」のより詳しい写真はこちら

◆関連ニュース:アストンマーティンが「DB」シリーズの新型スポーツカーを5月24日に発表

android, アストンマーティンが新型車「db12」を発表 次世代スポーツカーの第1弾モデルandroid, アストンマーティンが新型車「db12」を発表 次世代スポーツカーの第1弾モデルandroid, アストンマーティンが新型車「db12」を発表 次世代スポーツカーの第1弾モデルandroid, アストンマーティンが新型車「db12」を発表 次世代スポーツカーの第1弾モデルandroid, アストンマーティンが新型車「db12」を発表 次世代スポーツカーの第1弾モデルandroid, アストンマーティンが新型車「db12」を発表 次世代スポーツカーの第1弾モデルandroid, アストンマーティンが新型車「db12」を発表 次世代スポーツカーの第1弾モデルandroid, アストンマーティンが新型車「db12」を発表 次世代スポーツカーの第1弾モデルandroid, アストンマーティンが新型車「db12」を発表 次世代スポーツカーの第1弾モデルandroid, アストンマーティンが新型車「db12」を発表 次世代スポーツカーの第1弾モデルandroid, アストンマーティンが新型車「db12」を発表 次世代スポーツカーの第1弾モデルandroid, アストンマーティンが新型車「db12」を発表 次世代スポーツカーの第1弾モデルandroid, アストンマーティンが新型車「db12」を発表 次世代スポーツカーの第1弾モデルandroid, アストンマーティンが新型車「db12」を発表 次世代スポーツカーの第1弾モデルandroid, アストンマーティンが新型車「db12」を発表 次世代スポーツカーの第1弾モデルandroid, アストンマーティンが新型車「db12」を発表 次世代スポーツカーの第1弾モデルandroid, アストンマーティンが新型車「db12」を発表 次世代スポーツカーの第1弾モデル

TOP STORIES

発見・体験、日本旅行に関する記事
Top List in the World