マジカルレーシング「ホンダ GB350 S」カスタム|特徴 画像1: マジカルレーシング「ホンダ GB350 S」カスタム|特徴 GBが秘める質感をさらに引き出していく カーボンやFRFを素材として、車種ごとに必要な外装やフレームカバーなどの高質なパーツ群を送り出してきたマジカルレーシング。このGB350Sは同社のGB用パーツデモ車両なのだが、そうしたカーボン系パーツは、ミラー(カーボンモノコックボディを本体に使った人気商品の〝NK-1〟ミラー)しか目に付かない。 だが各部には、しっかりとGB350/Sの質感を高めてくれるパーツが備わっている。それらは「TCW(The Craftman’s Workshop)」と銘打たれたブランドによるパーツ群。 同社HPによれば〝クラフトマン(職人)とは、地味にコツコツと手作業をする人という意味でなく、少しでも良いものを作ろうと、日々精進を重ねる人のこと。つまり、ものづくりのプロと呼ばれるにふさわしい魂のことを、クラフトマンシップと言うのです〟とある。ワークショップに、元の意味に近い作業場を当てはめれば、ものづくりのプロの技を知れる場とでも言ったらいいだろうか。 画像2: マジカルレーシング「ホンダ GB350 S」カスタム|特徴 そんな、質の高い製品ということだ。具体的にはメーターバイザーにフロント用ショートフェンダー、チェーンケースにフェンダーレスキットがラインナップとして並ぶ。アルミ製パーツは丁寧なヘアライン仕上げまたはマットブラック仕上げが選べ、マウントブラケットにはステンレスを組み合わせるなど、金属らしい質感や造形をしっかり生かす点は、まさにプロの技と言える部分。 レースシーンで求められる厳しい要望に応え続けてきた職人集団によるFRPやカーボンの造形・成形技術はもちろん、この例のようにアルミやステンレスなど、異素材も用いることでその可能性を広げるというTCWブランド。図らずもGBの各パーツは金属製が多く、マッチングも良好だ。「本物の技をまとい、街を駆け抜け、旅に出る喜びを感じていただくプロダクトを」というブランドコンセプトのTCW。ぜひ注目したい。 マジカルレーシング「ホンダ ...
GT-R開発にも負けていない、これぞクルマ屋の仕事! 日産マーチ12SRは、どんなホットハッチだったのか? 中古車バイヤーズガイドとしても役にたつ『エンジン』蔵出しシリーズ。今回は2008年7月号に掲載された日産マーチ12SRの時期を取り上げる。当時、オーテックジャパンにはひとりの傑物がいた。その名は中島繁治。日産のベーシック・コンパクト、マーチのそのまたベーシック・モデルである1.2リッター車を素材に、とんでもなく素晴らしいクルマを誕生させた男だ。その中島氏が手がけたマーチの試乗車をモータージャーナリストの渡辺敏史はことあるごとに乗り続けてきたという。オーテックのマーチも今やちょっと古いクルマ。今また乗ってみたいクルマの1台! では渡辺氏の愛に溢れたリーポートをお楽しみください! 【写真7点】GT-R開発にも負けていない、これぞクルマ屋の仕事! 日産マーチ12SRは、どんなホットハッチだったのか?の詳細画像をチェック 日本の看板、GT-R GT-Rがニュルのノルドで7分29秒台を出したという話が、こないだのGWに入ってきた。日産のというよりも、近頃とんといい話のない日本の看板を背負って立つクルマ。その偉業には素直に敬服する。 02年の発売以来、国内で54万台以上をセールスしている3代目マーチ。12SRは日産の関連会社であるオーテックジャパンが1.2リッターモデルをベースにエンジンや足回りをチューニングした特別仕様車で03年に登場、05年に“さらなる走りのため”の小変更を行った。 7分29秒台のクルマが今日も栃木で何十台も、月に直せば1000台も作られている現実。僕の世代に置き換えれば、これはベン・ジョンソンやカール・ルイスが月に1000人生まれているようなものだ。 しかもGT-R。タンスをひっくり返せばなんとかなりそうな価格である。そこでGT-Rを生活に招き入れることを想像した。朝刊を取りにいくと、車庫にカール・ルイスがいる。う~ん。閑静な住宅街でコーギーなんぞを散歩させている近隣住人にしてみれば、それはさながら鋲の首輪で繋がれて涎を垂らすドーベルマン。いくら「人なつっこいところもあるんですぅ~」と、ペットショップに言われても、その暑苦しい現実に向き合う日々は僕には余りに重い。 性能が極限の領域にスッ飛んでいるGT-Rに対して日産のスポーツ・モデル一覧をみると、下側の一方にマーチ12SRというクルマがちょこんといる。 普通のマーチと考えればちっと高いなぁと思うこのクルマは、購入や維持にまつわる云々も普通のヤツとなんら変わらない。でも作っているのはオーテックという日産の関連会社だ。そこには中島繁治さんというオジさんがいて、素のマーチをネタに、手塩にかけて育て上げた。 コンパクト・スポーツの気持ちよさを味わうなら1.4リッターモデルをベースにするのはやめよう。フィーリングもパフォーマンスも1.2リッターモデルがベストだ。ボディはただやみくもに補強すればいいというもんじゃあない。安価で売るには生産性も大事。中島さんはこうした考えのもと、「これぞ!」という答えを探るために朝のホニャララを何度も走り込んだ。 筑波1分14秒台のイメージは常に持っていたが、まずは普通に乗って楽しいもんでなきゃあいかん。アシの仕様決めのため、深夜のホニャララを2万kmは走り込んだ。 中島さんの話は含蓄に満ちていて、かつ汗臭い。CADなんかこれっぽっちも信用してないと言わんがばかりに、開発者がどれだけ汗を流したかの話に終始する。その一方で基礎剛性解析などは日産のスーパー・コンピューターにねじ込んだりと、割り切るところはしっかり割り切ってもいる。バッティング・マシンを買ってもらった野球部なんていうのは、古いたとえだろうが、基本はとにかくうさぎ跳びと、そういう環境で12SRは生まれてきたわけだ。 地球に生まれてよかった~ そんな12SRに初めて乗ったのは5年前。乗った瞬間に驚いたのはそのバケっぷりだ。一見、大袈裟な造作はなにもないのに、走る、曲がる、止まるのすべてが素のマーチとは別物になっている。カムに乗るという表現がピッタリの、古臭いけど気持ちいいエンジンのフィーリング。960kgというボディの軽さがそれに呼応するようにビビッドに反応する。相手の凡打すら血の通った芸術に変える、それはあたかも長嶋茂雄のダブル・プレイを見せられているような感動だった。世界陸上を見た織田裕二じゃないが「地球に生まれてよかった~!」とは、まさにこういうクルマに乗った時のことを言うんだと思う。 専用ピストンや高回転型カムシャフトの採用、ヘッドポート研磨などで強化。さらに専用マフラーの装着などにより、1.2リッター直4は最高出力110ps/6900rpm(ノーマル比20psアップ)、最大トルク13.7kgm/3600rpm(同1.4kgm,増)を発生する。 以来僕は、ことあるごとに広報車を引っ張り出し、そして辺り構わず12SRの凄さを吹聴しまくった。時には「日産のアルピナ!」とまで言い放った。今日、改めて乗る12SRは懸案だったパワステやペダル類の操作フィールも改善され、ピタリとクルマの芸風に寄り添っている。その仕事の入念さは、もはやアルピナ撃沈級かもしれない。 オーテックは汗で見事にコンパクト・スポーツというミッションを完遂し、12SRを完成した。GT-R開発にも負けていない、これぞクルマ屋の仕事である。しかもこっちはタンスをひっくり返さなくても買える178万2900円だ! 文=渡辺敏史 写真=望月浩彦 (ENGINE2008年7月号)
【Brand PR】 この記事は、キャブレターのおもしろさを知るために筆者が中古のスーパーカブ90を買い、「キースター燃調キット」という製品を使ってレストアをしてみた…という内容になっています。 「キャブレターって何がおもしろいの?」 この疑問にスーパーカブ90&キースター燃調キットで挑む! 突然ですが、筆者(サブロー)は、これまでキャブレターのバイクばかり乗ってきました。 その理由は…。 インジェクションバイクが増え始めた2000年ごろ、当時のライダーは「インジェクションなんてクルマがつけるモノだろ!」とか「バイクはやっぱりキャブだよな!」とか、インジェクションに否定的でキャブを信仰する風潮が強かったんですよ。 そんなあおりを受けて筆者(サブロー)も「何となく」キャブ車を好み、他のライダーと同じように「バイクはやっぱりキャブだよな!」などと20年近く言い続けていました…。 しかしある日、こんな質問をされて困惑しました。 「キャブってインジェクションと比べて何がいいんですか?」と。 そりゃアレだよ、機械が一生懸命動いてる感覚っていうか、有機的なフィーリングというか、セッティングの楽しさというか、とにかくインジェクションとは違った面白さがあるんだよ! などと言い訳をしたものの、しょせん「何となく」キャブが好きなだけの男。 キャブの構造すら理解していない上、キャブのメンテどころかカスタムもやったことがないのだから、いいところなんて答えられるわけがありません。 その程度の考えで「バイクはキャブに限るぜぇ」みたいなことを何年も豪語してきた自分が恥ずかしくなり、これを期にキャブの構造を勉強して面白さを知ろうと中古のスーパーカブ90を購入したのでした。 カブのレストアはキャブレターから! まずはバイクの教科書とも言われる最高の教材・スーパーカブ(HA02型・1986年式)を手に入れた…のですが状態はあまりよくありません。 かろうじてエンジンは始動するものの、90ccにしては加速も最高速もイマイチです。 加えて次のような不具合を抱えていました。 **・スロットルが重く、戻りも悪い ...
GW直前に大警戒! 最新の盗難防犯グッズで愛車を守りたい!! セキュリティグッズとひと口に言っても、じつにさまざまなタイプがある。大きく分けると「物理式」と「センサー式」の2種類があり、物理式はハンドルやタイヤをがっちりと固定してクルマをその場から移動させないようにする。 車両盗難を防ぐ効果は大きい。切断や破壊をされない限り、基本的に第三者は取り外すことができない。 一方のセンサー式は本体に内蔵されたセンサーが振動を検知し、ドアロック配線から信号を受けてドア開けに連動して警報を鳴らすもの。ボディへの傷つけやドアを開けての侵入などにも対応できる。 また、近頃は車両コンピューターを騙して開錠する手口も増えてきており、正規のキーではないと開錠できないようにするシステムもある。 今回は、その場所から移動できなくするのはもちろん、視覚的に狙われにくくする効果のある「物理式」の最新アイテムを厳選して紹介。GW中の愛車盗難などに役立てたい。 無断駐車を防げる開閉ゲート ツーフィット 駐車ゲート ソーラー&バッテリータイプ 46-9657 10万7800円 駐車ゲート バッテリータイプ 46-9654 8万5800円 本体内にバッテリーやソーラーパネルを搭載した電動式駐車ゲートで、ボルト3本で設置できる。駐車中は車両盗難防止効果が期待でき、空車時は無断駐車や敷地内への侵入を防げる。ゲートの開閉は小型リモコンで行える。 ▲ゲートを倒した際の高さは72mm。前面には動作確認用LEDインジケータを搭載し、侵入警告サイレンも備える ▲前面には「専用駐車スペース」や「無断駐車禁止」など好みの文字を入れたステッカーが貼られる ...
4月18日(現地時間20時)、マツダの欧州部門、マツダモーターヨーロッパは、3列シートのクロスオーバーSUV、CX-80をワールドプレミア。このCX-80は欧州だけでなく日本への導入を予定している。はたして、その中身はいかに! 文/ベストカーWeb編集部、写真/マツダモーターヨーロッパ ■CX-60のボディ長い3列シート版! 欧州で発表された新型CX-80 マツダの欧州部門、マツダモーターヨーロッパは、CX-80を世界初公開。このCX-80は、CX-60のボディサイズを拡大し、3列シートにしたモデルで、欧州では2024年5月に予約受注を開始し、2024年秋の発売を予定している。 CX-60とほぼエクステリアデザインは変わらないが、Cピラーの形状が異なる。CX-80はウインドウ全体にメッキ加飾が施され、太いCピラーが目立つ。 CX-80のリアスタイル 欧州向けのパワートレーンには、 2.5L直4ガソリンエンジンをベースとしたプラグインハイブリッドシステム「e-SKYACTIV PHEV」と、3.3L、直6ディーゼルエンジンとM Hybrid Boostを組み合わせた「e-SKYACTIV D」の2種類を設定。 おそらく日本市場向けにもこの2種類のパワートレーンがラインナップされるだろう。 安全性能は、欧州向けにクルージング&トラフィックサポート(CTS、緊急停止支援機能付き)を初採用した。 クルージング&トラフィックサポート使用中に手放し運転やドライバーの閉眼や脇見を検出した場合には、ドライバーへの注意喚起を段階的に行ない、体調急変や漫然運転などのドライバーの状態に由来する事故リスクの低減を図るという。 注意喚起をしてもドライバーの状態に変化がない場合は、被害衝突軽減のため車両の減速、停止を支援する。 ■2列目シートはキャプテンシート2種とベンチシート1種 2列目キャプテンシート仕様 注目の3列シートの構成だが、2列目シートはキャプテンシート2種、べンチシート1種の3種が設定されている。2列目のキャプテンシートは、シート間にコンソールのあるセパレートタイプのキャプテンシートと、そのコンソールのないウォークスルーができるタイプ。 ...
全長約5mで余裕の室内空間を確保する新型「CX-80」 マツダの欧州法人(マツダ・モーター・ヨーロッパ)は4月18日(現地時間)、新型クロスオーバーSUV「CX-80(マツダ シーエックス エイティ)」を世界初公開しました。 同車は欧州で2024年5月に予約受注を開始し、同年秋の発売を予定しています。 全長約5mの新型「CX-80」お披露目 全長約5mの新型「CX-80」お披露目 新型CX-80は、ひと中心の開発思想による走る歓びと環境・安全性能を両立させた、ラージ商品群の第4弾となるミッドサイズクロスオーバーSUVです。 【画像】「えっ…!」カッコいい! これが新型「CX-80」です! 画像を見る(30枚以上) マツダが欧州に初めて導入する3列シートSUVであり、欧州市場における最新かつ最上級モデルに位置付けられます。そして、2つのハイブリッドシステムを採用し、同市場における商品ラインナップの拡充およびブランド強化を図ります。 新型CX-80の開発で目指したものは「優雅で心豊かなドライビングSUV(Graceful Driving SUV)」です。 全長約5m、ホイールベース3mを超える新型CX-80は、すでに発売済みのCX-60よりも長く、高く、ホイールベースが大幅に延長されました。 マツダの最上級にふさわしい美しくて堂々とした存在感や、「人馬一体」を磨き上げた圧倒的な走行性能、現在のクルマに求められる環境・安全性能、乗員全員が快適に楽しめる実用性を実現。 新型CX-80を通してユーザーとその家族の生活に、心豊かになる時間や場面を届けたいという想いが込められているといいます。 デザインコンセプトは「Graceful ...
ビデオ:ルイス・ハミルトンが東京で日産スカイラインR34 GT-Rを運転し、ウェブを驚かせます。写真とビデオ:Instagram @13thwitness アジアでのフォーミュラ1シーズンの休息時間中に、ルイス・ハミルトン、7回の世界チャンピオンでメルセデスのドライバーが、ソーシャルメディアで注目を集めました。 このイギリスのドライバーは、映画「ワイルド・スピード」シリーズでポール・ウォーカーがブライアン・オコナー役で運転したことで有名な、象徴的な日産スカイラインR34 GT-Rを東京の街中で運転するビデオを投稿しました。 + こちらからビデオをご覧ください ビデオには、雨の夜に東京の忙しい大通りや高速道路を走るハミルトンの姿が映し出されており、ドーナツターンを含む大胆なマヌーバを披露しています。ハミルトンがこのスポーツモデルのスカイラインR34 GT-Rを運転するのはこれが初めてではありません。 2000年に発売された日産スカイラインR34 GT-Rは、「ワイルド・スピードX4」で2009年に注目され、そのクラシックなデザインと強力な性能で車の愛好家から高く評価されています。この車は6気筒のRB26DETTツインターボエンジンを搭載し、320馬力を発揮し、約5.4秒で0から100 km/hまで加速します。 映画でこの車はポール・ウォーカーの監督のも とで改造され、パフォーマンスを向上させるためにスカイラインGT-Tモデルのシャシーに交換されました。 このハミルトンのビデオはウェブで話題となり、ポール・ウォーカーの記憶と「ワイルド・スピード」の遺産を祝いながら、レーストラック以外で彼の車への情熱を示しています。 写真とビデオ:Instagram @13thwitnessの再現。このコンテンツはAIの助けを借りて作成され、編集チームによってレビューされました。
(写真=CAR and DRIVER) この記事は2024年4月8日に「CAR and DRIVER」で公開された「トヨタのカローラ・シリーズが商品改良。セダンとワゴンには特別仕様車を設定」を一部編集し、転載したものです。 トヨタが定番セダン&ワゴンのカローラ/カローラ・ツーリングとスポーツハッチバックのカローラ・スポーツをマイナーチェンジ。機能装備のアップグレードを図って訴求力を向上。カローラ/カローラ・ツーリングにはスポーツ志向の特別仕様車「アクティブ スポーツ」を新設定 トヨタ自動車は2024年4月2日、カローラ/カローラ・ツーリング/カローラ・スポーツを一部改良して発売した。 車種展開は以下の通り。 ■カローラ ガソリン車 X:2WD202万8600円 G:2WD225万4800円 W×B:2WD251万8300円 ハイブリッド車 ハイブリッドX:2WD241万8600円/E-Four261万6600円 ハイブリッドG:2WD260万4800円/E-Four280万2800円 ハイブリッドW×B:2WD286万8300円/E-Four306万6300円 特別仕様車アクティブ ...
N-VAN FUN 特別仕様車STYLE+ NATURE ホンダは、軽商用バン『N-VAN』を一部改良し、4月19日に発売する。同時に、特別仕様車「STYLE+NATURE」も発売される。 2018年に「Nシリーズ」に加わったN-VANは、使いやすさや走行性能、安全性能を追求し、軽バンの新基準を目指して開発された。広い室内空間や便利な荷室、全タイプに標準装備された「Honda SENSING」など、商用からホビー用途まで幅広い層から支持を受けている。 今回の改良では、荷室空間の大容量と使い勝手の良さ、6MT設定を維持しつつ、Honda SENSINGに「急アクセル抑制機能」を新たに追加(FUNグレード・CVTに採用)。これにより、日常の運転をより安心・快適にサポートする。G・Lグレードの4WDにはヒーテッドドアミラーを追加し、FUNグレードには新色2色を追加している。 特別仕様車STYLE+NATUREは、FUNグレードをベースに、アウトドアスタイルを表現。エクステリアにはマットブラック&ビアノブラック調のフロントグリルやブラックアウタードアハンドル、シルバー&ブラックの専用カラーリングホイールキャップを採用。インテリアはカーキを基調としたナチュラルな空間に仕上げている。
ツーリングカーレースが日本で一番熱かった9年間を1冊にまとめた「グループAレースクロニクル1985-1993 JTC9年間の軌跡(モーターマガジン社/2970円)」が1月31日から発売されている。ここでは、そこからの抜粋をお届けする。 スープラが鮮烈なデビュー戦勝利。インターTECはシエラの圧勝 1987年はETCがWTC(世界ツーリングカー選手権)に改められるなど、世界的動きのあったシーズンだ。 JTCの開幕戦は、3月22日、西日本サーキットで開催された「全日本ツーリングカー選手権レース」だ。予選ではカルソニックと並ぶ国内勢の強豪、ダンロップハセミスカイライン(長谷見昌弘/鈴木亜久里)がポールポジション、STPミツビシ スタリオン(高橋国光/中谷明彦)がセカンドロー。決勝ではレース序盤でエンジントラブルでリタイアしたスカイラインを尻目に、スタリオンが優勝を果たす。総合2位には無限MOTULシビックが入り注目を集めた。 1.6Lでは驚異的は速さを見せた無限MOTULシビック(中子修/岡田秀樹)。ここでもクラス優勝はもちろん、総合も2位に食い込んだ。 8月21日には第2戦となる「ハイランドツーリングカー300kmレース」が開催される。ここでも予選ではダンロップハセミスカイライン(長谷見/鈴木)がポールを穫る。しかし決勝では総合21位と後退し、優勝はSTPミツビシ スタリオン(高橋/中谷)。これで連勝となった。このレースでは前戦エンジントラブルでリタイアしたフォードシエラRSコスワース(見崎清志/長坂尚樹)が2位に入賞し戦闘力の高さを見せた。 グループAの一時代を築くフォード・シエラRSコスワース。TRAMPIO・SIERRA(見崎清志/長坂尚樹)が2位に入賞した。 8月30日には第3戦「87レース・ド・ニッポン筑波」が開催された。ポールポジションはダンロップ ハセミスカイライン(長谷見/鈴木)で3戦連続。決勝では予選3位からスタートしたトランピオシエラ(見崎/長坂)が圧倒的な速さを見せ、2位以下をすべてラップ遅れにして初優勝となった。2位には手堅く走った無限MOTULシビック(中子修/岡田秀樹)が入賞。ポールのダンロップハセミスカイラインは、レース序盤でエンジントラブルでリタイアした。 日本車勢が注目されたインターTECはシエラRS500の強さが目立つ 9月20日に開催された「SUGOグループA300km選手権レース」では注目マシンが登場した。一台はBMWがグループAで勝つために投入したM3で、オートテックM3(W・ホイ/柳田春人)が参戦。もう一台は、総合優勝を狙えるマシンがなかったトヨタが投入したスープラターボ(MA70)で2台体制で参戦した。 SUGOには大注目の一台、BMW M3が登場。オートテックM3(W.ホイ/柳田春人)はハイパワーのスープラを追いかけ回し総合2位に。 予選でポールを辛くも獲得したのがSTPミツビシ スタリオン(高橋/中谷)。だが、決勝ではミノルタスープラターボ(A・ジョーンズ/E・エルグ)が、快走を見せる。同じくデビュー戦だったオートテックM3(ホイ/柳田)を従えてデビューウインとなった。 第4戦にはミノルタスープラターボ(A.ジョーンズ/E.エルグ)がデビューする。パワーで他を圧倒してデビューウインを飾った。 迎えた第5戦となる「インターTEC」は11月15日に富士スピードウェイで開催された。注目されたのは日産がグループA制覇のために開発したスカイラインGTS-Rが登場したことだ。 ...
50代以上のクルマ好きおじさん世代なら思わず懐かしさがこみあげてくるTURBOの鏡文字(反転文字)。今では救急車や一部のトラックにかろうじて生き残っているだけだが、そもそもどうして鏡文字が生まれたのか? 文/ベストカーWeb編集部、写真/ベストカーWeb編集部 ■ランタボやジャパン(R30)に貼ってあった鏡文字のTURBOステッカー 1979年に登場した2代目ランサーEXターボ。フロントバンパーに注目 1980年代に入ると、ツインカム、DOHCエンジンとともに、世はターボ時代に突入。1973年に登場したマルニ(2002)ターボを皮切りにセドグロにもターボ車が設定。 そんななか、スカイラインジャパン(5代目)やR30型6代目スカイライン、ランサー1800EXターボ(通称ランタボ)、初代シティターボIIなどに、TURBOの文字を反転させた鏡文字がフロントバンパーに貼られていたのを覚えているだろうか? いまと違ってやたらクルマに純正ステッカーが貼られていた時代。ボディサイド下には、日産であればDOHC、トヨタはTWINCAM 24VALVEなどというステッカーが貼られていた。 なかでもTURBOの逆さ文字、鏡文字はインパクト抜群、当時の走り屋の間では純正ステッカーは高いので、街のパーツ屋さんで購入したものだった。 いわずと知れたスカイラインジャパン。フロントバンパーをよく見ると鏡文字のGT-TURBOのステッカーが貼られている ではなぜ逆さ文字なのか? 1980年代当時、20代だった筆者は、クルマ好きの友人に「高速で、前を走るクルマのルームミラーに、この鏡文字のTURBOステッカーが正しく写るから」ということだった。しかも、俺のクルマはターボ車だから道を譲ってくれ、という意味もあったという。 R30型スカイラインRSに乗っていた友人は6気筒なのにターボ車には負けて悔しいからと、フロントバンパーに鏡文字のTURBOステッカーを貼った“なんちゃって”鏡文字ステッカーチューンをしていた。 最近ではすっかり見なくなったが、2020年11月に2代目N-ONEが登場した際、ホンダの純正アクセサリーをリリースしているホンダアクセスからTURBOの反転ステッカーを発売している。さらにTURBOやDOHC、4WD、VTEC12VALVなどのおじさんにはたまらないステッカーがセットになっているのだ。 ホンダN-ONE用ホンダアクセスの純正アクセサリーに用意されているステッカー類 ■救急車も鏡文字のステッカーが貼られている 救急車のボンネットには救急の鏡文字が。出典:横浜市消防局 高性能車のTURBOステッカーだけでなく、「救急」救急車のフロントボンネットに鏡文字が貼られている。これはいったいどういう理由からなのだろうか? これは前方に走行している車両が、後方から近づく救急車をルームミラーで見ると、文字は反転した普通の状態に見えるので、接近してきた車両が救急車であることをわかりやすくするためのもので、道をいち早く譲ってもらい、救急車が早急に目的地に到着するための鏡文字ステッカーなのだ。 つまり、TURBOの鏡文字ステッカーと同じ理由ということになる。ちなみに鏡文字ステッカーは神奈川県横浜市や愛知県名古屋市、一宮市、岩倉市、神奈川県横浜市など一部の自治体に使われている。
めちゃ「サイバー」で「装甲車」みたいなデザインがカッコイイ! エアロパーツなどの開発・製造・販売を手掛けるKUHLJAPAN(クールジャパン)は、2024年4月27日から28日まで夢メッセみやぎ(仙台市宮城野区)で開催される「東北カスタムカーショー2024」に、「VRARVA(ブラーバ)」シリーズの軽クロスオーバーモデル「IO(イオ)」を出展します。 斬新なデザインがカッコいい軽SUVの新型ブラーバ「イオ」(画像:KUHL JAPAN) 斬新なデザインがカッコいい軽SUVの新型ブラーバ「イオ」(画像:KUHL JAPAN) ンドです。 【画像】めちゃカッコいい! 新型「スズキ“軽”SUV」を画像で見る(30枚以上) コンセプトは「感性を刺激するデザイン」。サイバーマインドが感じられるスタイリングと、装甲車のようなミリタリーの世界観を組み合わせた、メカニカルで近未来なデザインが、このブランドで展開されます。 これまで、トヨタのクロスオーバーSUV「RAV4」をベースにした「マーズ」、三菱のSUVミニバン「デリカD:5」をベースにした「オーカス」、そして2023年10月に正式発表された第三弾のイオは、スズキの軽クロスオーバーSUV「ハスラー」がベースとなっています。 しかしどのモデルも、ベース車の印象を大きく変えるほどのカスタマイズが施されているのが特徴です。 なかでも今回出展されるイオは、ハスラーの特徴でもある丸目はしっかり残しつつ、スクエアボンネットや凹凸のあるグリルなどで、精悍さと未来感を演出しています。 またグリルは、ブラーバシリーズらしさを強調する”六角形ダクト”のデザインを採用。さらにボディサイドも全幅が軽自動車規格を超えない範囲で、前後フェンダーによるワイド化(片側9mm以内)が図られました。 さらにドアパネルの下部にはプロテクター、サイドシル(ロッカー)に厚みのあるステップを装着することで、まるで装甲車のようなタフさを生み出しています。 そしてリアは、左右のテールをつなぐガーニッシュのほか、バンパーにプロテクターを装着し、ゴツゴツとしたメカニカルな印象を強めています。 ちなみにイオのボディカラーラインナップは全19種類ですが、今回展示される予定の2台のデモカーには、純正カラーをベースにした「フェニックスレッドパール×ガンメタリック」および「シフォンアイボリーメタリック×ウッディブラウン」の2種類のツートンカラーが採用されています。 ブラーバ イオはパーツ購入による装着のほか、新車や中古車をベースとしたフルコンプリートカーとしても購入可能で、ベース車のハスラー「ハイブリッドG(2WD)」の場合、新車コンプリートカーの販売価格(消費税込み)は249万円からとなっています。 ※ ※ ※ ...
スーパー耐久開幕戦に登場した直列3気筒1.6リッターターボ搭載のGR86 TOYOTA GAZOO Racingはスーパー耐久に参戦するカーボンニュートラル燃料対応のGR86の搭載エンジンを、新開発の直列3気筒 1.4リッターターボから、GRヤリス搭載の直列3気筒 1.6リッター DOHC 直噴ターボ G16E-GTS型エンジンに変更した。 これまでTOYOTA GAZOO Racingは、スバルとのガチンコ勝負などのほか、よりコンパクトなエンジン搭載もあって、GR86に新開発の直列3気筒 1.4リッターターボエンジンを搭載してスーパー耐久で公開開発を行なってきた。 GR86に搭載された直列3気筒 1.6リッター DOHC 直噴ターボ G16E-GTS型エンジン 2024年シーズンは、その開発目的や評価をこれまで行なえたことから、より大排気量のG16E-GTS型エンジンに変更。新たな目標に対しての開発を行なっていく。 より正確に言えば、これまで開発してきた直列3気筒 ...
新型「ランクル250」専用設計! 老舗ブランドのノウハウもたっぷり 2024年4月18日、トヨタは「ランドクルーザーシリーズ」の新モデル「ランドクルーザー250」を発売しました。 これにあわせ、カスタムメーカーによる「公式カスタマイズパーツ」も用意されましたが、そのなかには新型ランクル250専用設計の「車中泊ベッドキット」も含まれています。 悪路の先で「車中泊」も! トヨタ新型「ランドクルーザー250」に「車中泊ベッドキット」が新設定! 悪路の先で「車中泊」も! トヨタ新型「ランドクルーザー250」に「車中泊ベッドキット」が新設定! ランドクルーザーは、1951年に登場した四輪駆動車「トヨタ BJ型」から始まった、72年の長い歴史を持つブランドです。 【画像】めちゃカッコいい! トヨタ「新型ランクル250用ベッド」を画像で見る(30枚以上) 進化の過程で様々なシリーズに分化し、フラッグシップの「ステーションワゴン」タイプは「ランドクルーザー」に、悪路走破性と耐久性を重視した「ヘビーデューティ」タイプは「ランドクルーザー70」に、そしてその中間に位置する「ライトデューティ」タイプは、ミッドサイズのランドクルーザープラド(以下、プラド)となりました。 そしてトヨタはプラドの刷新にあたり、開発コンセプトに「原点回帰」を掲げました。代を重ねるごとに高級・豪華に進化してきたプラドの軌道修正を図ったのです。 このような過程を経て15年ぶりに登場したのが、今回の新型ランドクルーザー250です。 新型登場にあわせ、トヨタはユーザーが「自分だけの一台」にカスタマイズすることをサポート。 トヨタ純正用品やモデリスタ用品に加え、新たに「JAOS(ジャオス)」と「Toy-Factory(トイファクトリー)」の両ブランドからも内外装アイテムを選べるようにしました。 なかでもトイファクトリーの新型ランドクルーザー250専用ベッドキットは、車中泊需要が高まるいま、注目されるアイテムです。 トイファクトリーは、トヨタ「ハイエース」ベースのキャンピングカーにおいて製造台数国内首位を誇るキャンピングカーのスペシャリスト。専用ベッドキットは、同社が長年積み重ねてきた知識と経験を最大限に活かし、快適な就寝環境を提供するために開発されました。 ...
PHEVモデルを250万円以上値下げ レンジローバー・スポーツに装備の充実を図った2025年モデルが登場 2022年5月に3代目にスイッチした「レンジローバー・スポーツ」は、最上級の「レンジローバー」と同じく「MLA-Flex」と呼ぶ新しいプラットフォームが採用され、ダイナミックなエクステリアは、Cd値(空気抗力係数)0.29という優れた空力性能を実現するなど、全方位に渡って走りを磨き上げられたプレミアムSUVだ。 【写真10点】PHEVモデルを250万円以上値下げ レンジローバー・スポーツに装備の充実を図った2025年モデルが登場の詳細画像をチェック ステルスパックを新たに導入 今回、そのレンジローバー・スポーツの2025年モデルの受注が開始された。2025年モデルは、ダイナミックでありながら洗練された内外装を享受できる「ステルスパック」がオプション設定された。 ダークトーンでコーディネイト 同パックはボディ・カラーにプレミアムメタリックの「カルパチアングレイ」を設定。耐久性に優れた「サテンプロテクティブフィルム」で仕立てられている。さらに、コントラストルーフ、23インチでグロスブラックフィニッシュの”スタイル 5135″アルミホイール、ブラックのブレーキ・キャリパーを備えるなど外観をダークトーンでコーディネイトしている。 さらにインテリアには、エボニー・インテリアの「エボニーパーフォレイテッド Ultrafabrics」シートが新たにオプション設定された(Sをのぞく)。そのほか、「コールドクライメートパック」と「コンフォートパック」も新たにオプションで加わっている。 PHEVのお買い得感がアップ 価格は、マイルド・ハイブリッドを備えた3.0リッター直列6気筒ディーゼル・ターボが1221万円〜1533万円、同じくマイルド・ハイブリッドで3.0リッター直列6気筒ガソリン・ターボが1301万円と1574万円。また、電動化を後押しするため、プラグイン・ハイブリッドの「P550e」の価格を改定。2024年モデルは1399万円と1685万円と、従来の1654万円〜1943万円からかなり引き下げられている。 文=塚田勝弘 (ENGINE WEBオリジナル)
【試乗記】マツダ Mazda3 2.5ターボ「価格は高めだが傑出した大人のハッチバック」 Mazda3(マツダ3)は、最も過小評価されているハッチバックのひとつであり、強力なフォルクスワーゲン・ゴルフGTIのような市場で主流の選択肢を前にして、正当に評価されないことが多い。 しかし近年は、自動車のデザインに生命感と芸術性を吹き込むことを目指したマツダの「魂動(こどう)-SOUL of MOTION」と呼ばれるデザイン哲学で注目を集め始めている。魂動デザインは、主に同社のクルマの外観に表れているが、マツダが魂動を表現するキーワード「速さ、緊張感、魅力」を通じて、クルマの他の部分にも明確に適用されている。 かつて日本では「アクセラ」と呼ばれていたマツダ3を、世代を重ねるごとに磨き上げてきたマツダの取り組みは、実用性・多用途性と優雅な雰囲気の両立において傑出したクルマという名声に結実した。そのすべての特質を表現した2024年型「マツダ3 ターボ プレミアム プラス」は、独自のパフォーマンスを誇り、マツダ3ラインナップの頂点に立つとともに、ホンダ・シビック タイプRやトヨタGRカローラ、ヒョンデ・エラントラN、そしてフォルクスワーゲン・ゴルフGTIといった競合車の手強いライバルである。 Mazda3 (Mazda) 優れたパフォーマンス 最高出力250hp(253ps)と最大トルク434Nmを発生する2.5リッター直列4気筒ターボエンジンによって、2024年型マツダ3ハッチバック ターボプレミアムプラスは、ハッチバック車セグメントで大胆に存在を主張する。とはいえ、その存在感を際立たせているのは単にパワーの数値だけではない。その精巧に組まれたパワートレインから、継ぎ目なく発生するように調整されたパワーによって、マツダ3ハッチバック ターボプレミアムプラスは停止状態から60mph(約96km/h)の速度まで約5.6秒で加速し、最高速度134mph(約216km/h)に達する動力性能でライバルを圧倒する。 標準仕様のマツダ3では、フロントに搭載されたエンジンが6速マニュアルまたは6速オートマチックから選べるトランスミッションを介して前輪を駆動するが、4輪駆動を選択すれば操縦性が向上し、よりダイナミックでドライバーを惹きつける運転感覚が味わえる。ただし、4輪駆動仕様には6速マニュアル・トランスミッションの設定がないことは留意すべきだ。 魂動デザイン言語の特徴が現れている魅惑的なエクステリア ...
新型「CX-80」登場 どんなモデル? マツダの欧州法人は2024年4月18日、新型SUV「CX-80」を世界初公開しました。 日本国内への投入も明言されており、新たな最上級SUVとして展開されます。 マツダの新型「フラッグシップSUV」登場 マツダの新型「フラッグシップSUV」登場 マツダは2021年10月に、「2022年以降のクロスオーバーSUV商品群の拡充計画(以下「SUV拡充計画」)」を発表しています。 【画像】超カッコいい! これが新型「最上級SUV」です! 画像を見る(30枚以上) これは、グローバルでSUVが支持されていることから、2022年より各市場のニーズにマッチした新型SUVを2022年から投入していく計画を示したものです。 投入予定の新型SUVは「スモール商品群」と「ラージ商品群」に大別され、このうちラージ商品群と呼ばれるモデルは、シートレイアウトとボディサイズが異なる計4タイプがラインナップされ、既存モデルよりも上位に位置しています。 各モデルは投入地域の道路環境などが考慮され、米国や豪州など大型車の好まれる地域では全幅の大きいワイドボディ仕様を、狭い道や駐車場が多い欧州や日本では、全幅を抑えたナローボディ仕様が投入される予定です。 今回発表された新型CX-80は日本・欧州向けのモデルで、欧州では初投入の3列シート車かつフラッグシップモデルとして展開されます。 ボディサイズは正確な数値が発表されていませんが、全長は5m、ホイールベースは3mをそれぞれ超えることがアナウンスされています。 マツダによるとCX-80は、最上級にふさわしい美しく堂々とした存在感、マツダらしい「人馬一体」を磨き上げた走行性能、時代要請に応える環境・安全性能、乗員全員が快適に楽しめる懐深い実用性を、妥協なく実現したと説明します。 プラットフォームには、同じラージ商品群の「CX-60」や「CX-90」と同様、後輪駆動ベースの新世代アーキテクチャを採用し、優れたハンドリングを実現。 パワーユニットはシステム最大327馬力・最大トルク500Nmを発揮する2.5リッター4気筒ガソリンプラグインハイブリッド「e-SKYACTIV PHEV」に加え、3.3リッター直列6気筒ターボディーゼルエンジンのマイルドハイブリッド「e-SKYACTIV ...
キャタピラー社の油圧ショベルカー「CAT323」と「CAT225」が、1/50スケールのダイキャスト製塗装済み・組み立て済み完成モデルとなってセットで登場! ダイキャストマスター製で、プラッツから国内販売されます。 1/50 キャタピラー CAT 323 & CAT 225 油圧ショベル エボリューションセット 車両の歴史を比較できるエボリューションシリーズで、高品質のフリップトップパッケージ入り。新旧油圧ショベルである2台のモデルは、専用のディスプレイベースに取り付け済みです。 モデルのサイズはCAT 323が全長約180ミリ、幅約64ミリ、高さ約75ミリ。CAT225は全長が約190ミリ、幅約57ミリ、高さ約70ミリ。CAT225は新金型での登場です。車体のカラーはキャタピラー社のイエロー、車体下部シャーシフレームや履帯はブラックで塗装済み。 リアルな金属製の履帯を装備した頑丈な車体下部は、フレーム形状などもしっかりと再現。シリンダーパーツなども再現されたアーム類やバケットは、力強さにあふれたメカニカルな仕上がりです。運転席は内部もしっかりとモデル化されています。車体上部ボディの旋回はもちろん、アームやシリンダー、バケットも可動します。 セットには83ページにも及ぶ車両の解説小冊子もセット。建機ファンには、その歴史も知ることができる魅力的なセットです。 DATA 1/50 キャタピラー CAT 323 ...
ヘリテージカーの展示・販売だけでなく、アートや音楽など多趣味なクルマ好きが集うイベント「オートモビル・カウンシル2024」が、4月12~14日までの3日間、幕張メッセ(千葉県)で行なわれました。今回で9回目の開催を迎え、過去最多の113ブースが出展した本イベントの様子をレポートします。 セナも乗った懐かしのF1マシンがお出迎え 日本では「音速の貴公子」として親しまれたアイルトン・セナが夭逝して、今年で30年目を迎えます。そこで主催者テーマ展示として、「アイルトン・セナ没後30年 特別企画 駆け抜けた天才の記憶」が会場中央で行なわれました。会場には彼が操った3台のF1マシンとレーシングスーツやヘルメット、そして1台のスポーツカーが展示されました。 JPSロータス97Tルノー(1985年) 1985年、F1デビュー2年目のシーズンのセナに初優勝をもたらしたマシンです。第2戦ポルトガルグランプリで、自身初のポールポジションを獲得すると、雨の決勝レースでも3位以下を周回遅れにする圧倒的勝利を達成。「雨のセナ」の異名を最初にもたらした1台です。 マールボロ・マクラーレン MP4/5Bホンダ(1990年) ライバルであったアラン・プロストが、フェラーリに移籍した1990年。セナ・プロ対決は、そのままマクラーレン対フェラーリという図式にもなりました。熱いシーズンを戦い、迎えた秋の鈴鹿決戦。チャンピオン争いがかかった両雄は、スタート直後の1コーナーで接触。この瞬間にセナにとって2度目となるワールドチャンピオンが決まりました。 マールボロ・マクラーレン MP4/6ホンダ(1991年) 前年までのV型10気筒エンジンからV型12気筒エンジンにチェンジ。最高出力は735PSを発生したと言われています。第2戦のブラジルグランプリでは終盤にギアボックストラブルに見舞われ、6速のみで走行し、母国初優勝を飾りました。この年もワールドチャンピオンを獲得しますが、それがセナにとって最後のワールドタイトルとなりました。 Honda/NSX-R もともと軽量なオールアルミボディーのNSXを、さらに120kg軽量化し、1230kgにまでダイエットした1台。Honda F1第二期のラストイヤーとなる92年、日本グランプリ終了後にセナが開発中のNSX-Rを鈴鹿サーキットで試乗。数周にわたってドライブし、ピットに戻り発した言葉が「Comfort!(快適)」だったという逸話があります。 天才カーデザイナー・ガンディーニの功績を振り返る 去る3月13日に永眠したカーデザイナーのマルチェロ・ガンディーニ(享年85歳)の功績を称え、彼が手掛けたクルマの中から、傑作と名高い5台を集めた主催者企画「In Memory of ...
東京の市街地を走る初の公道フォーミュラレース 東京・有明地区に突如として誕生した全長およそ2.6kmのコースは、世界中のF1サーキットを設計してきた「ティルケ・エンジニアズ&アーキテクツ」が手がけたもの。当然、安全性などは国際自動車連盟(FIA)からのお墨付きを得ていますが、いわゆる市街地サーキットのため、事前に走ることは許されません。 つまり、日本初開催となるフォーミュラE東京大会は、シリーズ参戦する22名のドライバーにとってぶっつけ本番の戦いでもあったわけです。 【画像】東京・湾岸地区の公道でレース!? 初開催された「フォーミュラE」を写真で見る(20枚) フォーミュラE日本大会は、予選2番手だったマセラティMSGレーシングのマクシミリアン・ギュンター選手(ドイツ)が優勝 もっとも、だからといって彼らは何の準備もしないで東京にやってきたわけではありません。 東京大会までの4レースを終えてチームとドライバーの両選手権でポイントリーダーに立っていたジャガー・レーシングのジェイムズ・バークレー代表は、レース前の金曜日にこんな話を聞かせてくれました。 「事前にコースをライダー(LiDAR)でスキャンしたデータが各チームに提供されたので、私たちはこのデータをもとに、コンピューターシミュレーター上にコースを厳密に再現し、様々なトレーニングを積んできました」 電動フォーミュラカーで各国を転戦する世界でただひとつのレースシリーズ「フォーミュラE」は、私たちが想像するよりもはるかに精密な戦いが繰り広げられるモータースポーツのようです。 ちなみに、いま申し上げたスキャンデータはコース形状を3次元で正確に計測したもので、単に路面の状態だけでなく縁石やクラッシュバリアの形状まで判別できるとか。実際のレースウィークでは、最初のプラクティスから各ドライバーがバリアすれすれに走るシーンが見受けられましたが、そんな神業のようなテクニックを披露できたのも、事前のシミュレーション走行が功を奏したからといえるでしょう。 もっとも、フォーミュラEドライバーの“神業テクニック”は、これだけに留まりません。 Gen3と呼ばれる現行型のフォーミュラEカーには実質52kWhのバッテリーが搭載されていますが、決勝レースにはこのバッテリーを満充電にして臨むわけではなく、大会ごとに「スタート前の最大充電量」が定められていて、東京大会の場合は32kWhとされました。 電力量を示すkWhで言われてもピンとこないので、これを同じエネルギー量のガソリンに換算してみると、たったの3.4リッターでしかありません。 いっぽうで今回のレース距離は90.4kmだったので、単純に計算すると燃費は26.6km/Lに相当します。もっとも、モーターの効率は内燃機関の2倍程度とされるので、これを織り込むと燃費は13km/Lほどだった計算になりますが、1周2.6kmで20ものコーナーがある曲がりくねったコースを平均速度約100㎞/hで走りながら、13km/Lで走る芸当はなかなかできるものではありません。 このためドライバーは電費を稼ぐための様々なテクニック、たとえばストレートの後半では敢えてスロットルを戻してコースティングをするとか、できるだけ他のクルマを追走することで空気抵抗を減らすなどの技を駆使しているはずです。 しかも、フォーミュラEマシンにはトラクション・コントロールがありません。 したがってムダにアクセルペダルを深く踏み込んでタイヤを空転させれば、それはエネルギーロスに直結します。そこで、各ドライバーはタイヤをスリップさせないように細心の注意を払いながら、毎ラップ10分の1秒、いえ100分の1秒を削り取る努力を重ねているのです。その正確さと集中力の高さには驚かざるを得ません。 東京・有明の東京ビッグサイト周辺の公道を全長約2.6kmのコースとして使った初開催のフォーミュラE さらにいえば、レース終盤に突如として発表されるアディショナルラップの存在も、ドライバーやチームにとっては悩みの種でしょう。 ...