BMW は今秋から欧州で、スマートフォン向けの「My BMWアプリ」に新機能を採用すると発表した。2024年3月からは、Androidスマートフォンを持つユーザーがMy BMWアプリを使用して、遠隔操作による車両の自動駐車が可能になる。
My BMWアプリは、車両と直接つながっており、車両のカスタマイズや、毎日の移動をより簡単にするためのさまざまな機能を提供する。My BMWアプリを使えば、車両の状態や機能をすぐに確認できる。BMWサービスへの直接アクセス、EVやプラグインハイブリッド車(PHEV)の充電状況、航続に関する情報がユーザーのスマートフォンに転送されるほか、車両の位置確認、ドアの施錠や解錠、空調のコントロール、車両周辺のモニタリングなどの機能にリモートアクセスできる。
さらに2024年3月からは、対応するAndroidスマートフォンを持つユーザーがMy BMWアプリを使用して、オプションの「パーキング・アシスタント・プロフェッショナル」と「BMWデジタル・キー・プラス」で利用可能な「リモート・コントロール・パーキング」の機能を操作することもできるようになる。これまでは、AppleのiPhoneのみで可能だった。
車内での制御と車外からの制御を切り替えることで、パーキング・アシスト・プロフェッショナルに含まれる「パーキング・マニューバ・アシスト(駐車経路自動誘導)」機能を利用して、より幅広い操作を行うこともできる。ドライバーは車外からパーキング・マニューバ・アシストを操作し、スマートフォンで自動駐車の進行状況を監視することもできる。
車両が出発地点に戻ると、システムは必要なすべての運転操作をフル自動で実行する。アクセルやブレーキ、ステアリングをはじめ、ギアチェンジも含まれる、としている。