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トヨタ、ケンタッキー州工場に13億ドル追加投資-EV生産を準備

トヨタ、ケンタッキー州工場に13億ドル追加投資-ev生産を準備

Workers install components on a RAV4 hybrid sport utility vehicle at the Toyota Motor Corp. manufacturing plant in Georgetown, Kentucky.

(ブルームバーグ): トヨタ自動車は3列シートを装備した完全電気自動車(EV)のスポーツタイプ多目的車(SUV)を来年米国で生産開始する準備として、ケンタッキー州ジョージタウン工場への投資を13億ドル(約1920億円)増額する。

  トヨタ自動車は6日、この追加投資は同社が初めて米国で生産するEVと、まだ特定していない他のバッテリー駆動モデルのためのもので、バッテリーパックの組み立てラインを設置するための資金も含まれると説明。これらのバッテリーパックのセルは、トヨタがノースカロライナ州に新設した工場から供給されるという。

  トヨタ・ケンタッキーのケリー・クリーチ社長は「本日の発表は、自動車の電動化と米国事業への追加投資に対する当社のコミットメントを反映したものだ」との声明を発表した。

  トヨタはフォルクスワーゲンやゼネラル・モーターズ(GM)などの同業他社に比べ、完全な電気自動車の導入に慎重なアプローチをとってきた。トヨタの電動化への取り組みは主にガソリンと電気のハイブリッドモデル(HEV)に集中している。トヨタが現在米国で販売しているEVは、いずれも日本で生産されている「bZ4X」と「レクサスRZ 450e」の2種類。

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原題:Toyota Boosts Spending on EV Production in US by $1.3 Billion(抜粋)

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