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テスラが中国で生産縮小、EV販売伸び悩む-競争は一段と激化

(ブルームバーグ): 電気自動車(EV)メーカー、米テスラが中国での生産を縮小した。事情に詳しい関係者が明らかにした。EV販売が伸び悩んでいるほか、世界最大の自動車市場の中国で競争が激化している。

  公に話す権限がないとして匿名を条件に述べた同関係者によれば、テスラは今月に入り、上海工場での「モデルY」と「モデル3」の減産を指示、労働日数を週6.5日から5日に減らした。

  生産ラインは1日11.5時間の2交代制で、これは変わらないという。今月初めから生産量が削減されているが、従業員にはいつ生産が通常に戻るのか詳細は伝えられていない。

  テスラの担当者はコメント要請に応じなかった。

  中国での乗用車の販売台数は今年最初の2カ月に全体で17%増加し、新エネルギー車は37.5%増加した。

  一方、全国乗用車市場情報連合会(乗連会)によれば、テスラの出荷台数は同時期に13万1812台と、前年同期から6%減少した。年初から値下げを実施しているにもかかわらず、中国向けの出荷は53%にとどまった。

  中国をはじめ欧米など主要地域ではEV需要が減速している。上海郊外にあるテスラの工場では、国内向けと輸出向けの両方を製造している。

テスラが中国で生産縮小、ev販売伸び悩む-競争は一段と激化

Tesla Car Sales in China | Monthly sales of the most popular models

原題:Tesla Trims Output of Cars in China Amid Slower EV Sales Growth(抜粋)

–取材協力:Jinshan Hong.

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