愛車で走行中などに路上で見かける「路線バス」。ひとくくりに「バス」というカテゴリーに入れがちだが、乗用車にさまざまなメーカーやサイズがあるように、バスにもさまざまなメーカーやサイズが存在する。その一端をご紹介しよう。 ※本稿は2024年2月のものです 編集制作/末永高章、中山修一、写真/バスマガジン編集部 初出:『ベストカー』2024年3月26日号 ■まずはバスの基礎知識 日常の足として多くの人が利用する一般路線バスタイプ 日本にはバスのメーカーが3社あることはご存知だろうか。日野、いすゞ、三菱ふそうがそれで、トラックを造っているUDトラックスもかつてはバス製造メーカーであったが、現在では撤退した。 そしてそれぞれのメーカー間においてグループ分け(?)されており、日野といすゞはジェイバスというボディメーカーを合弁会社として置き、相互間で車体のOEM化を図っている。三菱ふそうは自車グループ内の三菱ふそうバス製造でボディ架装を行なっている。 つまりバスのメーカーというのは“シャシーメーカー”と呼ばれている各社で、動力部分を作っているのが前述の大型車メーカー3社で、ボディをグループ企業が製造しているのだ。 ひとことでバスといっても、大・中・小のサイズにザックリ分けられる。いずれも乗用車スケールで考えれば大きく感じるが、並べて見ると“なるほど〜”といったサイズ感だ。大型で全長10〜12m×全幅2.5mというサイズとなる。 ■地域住民の交通インフラ 一般路線車には好燃費のハイブリッド車が多い。こちらは日野ブルーリボンシティで初期のハイブリッド車 街中の一般道路でバス停に止まって、乗客を乗降させて輸送する一般路線バスが最も身近でお手軽な存在のバスだ。一般乗合バスとも呼ばれる。200円程度〜距離別の運賃を支払って乗る、生活の足として機能している生活インフラだ。 使用されるバス車両は全長10m〜11mの大型や全長9mの中型、地域サービスの一貫にも数えられる100円バスなどのコミュニティバスでは、全長7mの小型も頻繁に運用されている。 また、鉄道などがない地域では、第一の交通インフラとして病院、企業、商業施設、行政施設などのランドマークと集落を結ぶ交通として、その土地に不可欠な存在となっている。 ほとんどの一般路線バス車両には2つの扉が配備されている。現行車種では左側前方と中央の2つで、「前中扉車」と呼ばれる。 定額運賃輸送の場合が多い都市・街部では前扉から乗車し、乗車時に運賃を支払う。逆に地方などで長距離ルートを走るバスの場合は中扉で乗車時に乗車証明(整理券の受け取りやICカードタッチなど)を行い、降車時に運賃を支払うという形だ。 ■一般路線バスの車両 こういった一般路線バス運行に使用される車両は、いすゞエルガ(大型)、いすゞエルガミオ(中型)、日野ブルーリボン(大型)、日野レインボー(中型)、日野ボンチョ(小型)、三菱ふそうエアロスター(大型)などが挙げられる。 これらはいずれも現行車で、一般路線バスは20年以上運行使用されることから、先代車、先々代車が普通に走っているシーンも珍しくない。 ...
(ブルームバーグ): 欧州では2月の乗用車販売台数が前年同月比10%増の99万5059台となったが、電気自動車(EV)の市場シェアは横ばいだった。フォルクスワーゲン(VW)やステランティスなどが受注残を消化した。 欧州自動車工業会(ACEA)が21日、2月の新車登録台数を発表した。EVはドイツやスウェーデンなどで需要が低迷し、シェアを拡大することはできなかった。 Europe’s Strong Start to the Year | New-car registrations increased 10% in February 欧州の自動車メーカーは今年、堅調なスタートを切ったが、金利上昇や欧州最大の自動車市場であるドイツのリセッション(景気後退)で、購買意欲が減退する恐れがある。長年にわたり需要を支えてきた政府補助金によるEV優遇策を段階的に廃止する動きも見られる。 フランスは先月、EV補助金を縮小。イタリアでは、政府が打ち出した新たな支援策の導入を待ち、顧客が購入を控えている。 ドイツではVWなどのメーカーが政府の補助金削減を独自の還元策で補おうとしているにもかかわらず、2月のEV販売が15%落ち込んだ。 Europe’s ...
2024年4月8日 発売 349万円~533万円 GRヤリス RZ“High performance”(6速MT)とGR YARIS Rally1 HYBRID カッレ・ロバンペラ選手とセバスチャン・オジェ選手監修の特別仕様車も各100台限定で用意 TOYOTA GAZOO Racingは3月21日、進化型GRヤリスを4月8日から発売すると発表した。価格は6速MTモデルのRZが448万円、RZ“High performance”が498万円。新開発の8速AT(GAZOO Racing Direct Automatic Transmission、GR-DAT)モデルのRZが483万円、RZ“High performance”が533万円。 さらに同日、TGR ...
2024年のEV販売台数躍進のカギを握る2024年度のCEV補助金が発表された。2024年度は1291億円に大幅増となるいっぽう、評価項目が厳しくなり、補助金が大幅に減額になるクルマも出てきた。はたしてどんな厳しい中身なのか、見ていきたい。 文/ベストカーWeb編集部、写真/ベストカーWeb編集部 ■かなり厳しい評価項目、EV普及に向けたメーカーほど得点が高い アリアは全グレード、補助金上限の85万円だった 経済産業省は、2024年3月19日、2024年度(2024年4月1日以降)のクリーンエネルギー自動車導入促進補助金(CEV補助金)を発表した。 EV(電気自動車)、PHEV(プラグインハイブリッド車)、FCV(燃料電池車)を対象としたもので、補助金額は昨年度の900億円から大幅に増額され、2023年度の補正予算で1291億円を計上。4月1日以降に登録・届け出した車両から適用される。 これとは別に、事業者向けの充電・充填インフラ等導入促進補助金として400億円の補正予算が盛り込まれた。 補助金上限額は最大85万円とし、最低額は12万円と73万円の差をつけた。CEV補助金上限額は、EVが85万円、軽EVが55万円、PHEVが55万円、FCEV(燃料電池車)が255万円。 2023年度までは充電1回あたりの航続距離など車両性能と、EV自体に災害時に充電設備としての機能があることを要件に37万~85万円だった。 2024年度は、充電器の設置や自社の整備工場&提携工場の拠点数、整備する人材の育成といったEVの普及に向けたメーカー側の取り組みを促すため、新たに評価項目と配点の評価基準を設けて、その合計点から算出。この新たな評価基準により、補助金の差は12万~85万円と広がった。 ちなみにCEV補助金を受けた車両は原則4年間の保有義務があり、新車購入時が対象。また各地方自治体独自の補助金制度も受け取ることもできる(東京都は個人対象で45万円)。 経済産業省が要件とした評価項目は以下の7つ。新しい評価基準は、車種ごと・企業ごとの取組を総合評価し、各車種の点数を算出。その点数に応じて、複数段階の補助額を適用した。 ■評価項目の配点 1/航続距離、電費などの車両性能(車種ごと)=40 2/充電インフラ整備(企業ごと)=40 3/整備の体制/質の確保(車種ごと)・(企業ごと)=40 4/整備人材の育成(企業ごと)=20 5/車両のサイバーセキュリティへの対応(車種ごと)=20 6/CO2排出削減なそライフサイクル全体での持続可能性の確保(企業ごと)=20 7/自動車の活用を通じた他分野への貢献(車種ごと)・(企業ごと)=20 ...
Hondaは、三重県にある鈴鹿サーキットに、Hondaのモータースポーツの“世界一への挑戦”と“技術”の発信拠点として、FIA※1フォーミュラ・ワン世界選手権の歴代マシンを中心に展示する「Honda RACING Gallery」を新設し、F1日本グランプリの開幕に合わせた2024年4月5日(金)に開館すると発表した。 同ギャラリーは、Hondaのモータースポーツの発信拠点として、初参戦から60周年を迎えるF1を中心に、実際のレースを戦った歴代マシンとエンジンおよびパワーユニットを展示している。これによりHondaの勝利へのこだわりとレースを通じて磨いてきた技術が体感できるのが特徴だ。 Hondaのモータースポーツの発信拠点「Honda RACING Gallery」を鈴鹿サーキットに新設 Hondaは、三重県にある鈴鹿サーキットに、Hondaのモータースポーツの“世界一への挑戦”と“技術”の発信拠点として、FIA※1フォーミュラ・ワン世界選手権(以下、F1)の歴代マシンを中心に展示する「Honda RACING Gallery(以下、レーシングギャラリー)」を新設し、F1日本グランプリ※2の開幕に合わせた4月5日(金)に開館※3します。 歴代のF1マシン集結 「Honda RACING Gallery」が鈴鹿サーキットに登場 Honda RACING Gallery公式サイト:https://global.honda/jp/racinggallery/ レーシングギャラリーは、Hondaのモータースポーツの発信拠点として、今年、初参戦から60周年※4を迎えるF1を中心に、実際のレースを戦った歴代マシンとエンジンおよびパワーユニットの展示を通じてHondaの勝利へのこだわりとレースを通じて磨いてきた技術を体感いただける展示施設です。 館内は黒を基調とし、展示マシンにスポットライトを当てることで、各時代の最先端技術の詰まったレーシングマシンの機能美を感じていただける設計としています。 Hondaは、Hondaウエルカムプラザ青山(東京都港区)、ホンダコレクションホール(栃木県茂木町)、レーシングギャラリーなどの展示体験施設を通じ、グローバル、歴史、モータースポーツそれぞれの視点で、Hondaの製品や企業活動、そこに込めた想いを発信しています。Hondaはこれからも、お客様とのあらゆる接点において質の高いブランド体験・コミュニケーションの場を提供し、お客様から愛され続けるブランドとなることを目指します。 ※1:FIAは、Fédération ...
(ブルームバーグ): ドイツの高級車メーカーBMWは、世界的に電気自動車(EV)需要が減速する中、「7シリーズ」セダンや「X7」、「ロールス・ロイス・スペクター」といった最高級クラスEVが今年の利益を押し上げるとの見通しを示した。 BMWはこうした高級EVが自動車部門の重要なけん引役になると期待。同部門のマージンで8-10%の寄与を見込んでいる。全体的な売り上げは若干の増加を予想する。 オリバー・ツィプセ最高経営責任者(CEO)はブルームバーグテレビジョンとのインタビューで、「今年は北米、中国、欧州の主要地域での販売台数はわずかな伸びを予想している」と述べた上で、「高価格帯の完全EVについてはかなり楽観的だ」と語った。 原題:BMW Sees Top-End EVs Driving Profit Even as Demand Cools (1)(抜粋) More stories like this are ...
軽自動車は、日本の自動車市場において圧倒的な人気を誇っています。その中でも、近年とくに注目を集めているのが、スライドドア付きの軽自動車です。スライドドアは、子どもや高齢者でも乗り降りがしやすく、荷物も積み降ろしがしやすいというメリットがあります。そんなスライドドア付きの軽自動車は、近年になるとデザインも多様で、快適な装備もそれぞれ充実しており、どれを選べば分からないという人も多いはずです。そこでこの記事では、スライドドア付き軽自動車が人気な理由とおすすめランキングTOP5、スライドドアのメリット・デメリット、選び方などを詳しく解説します。 スライドドア付きの軽自動車 軽自動車売上ランキング上位の半数がスライドドア付き 全国軽自動車協会連合会(全軽自協)の統計資料によると、2022年時点で、国内での自動車総保有台数の比率は軽自動車が約40%と高い割合を占めています。 軽自動車が全体的に人気であることがよく分かりますね。 その中でも人気の軽自動車といえば、スライドドア付きモデルのホンダ N-BOXやスズキ スペーシアなどを思い浮かべる人も多いのではないでしょうか。 では実際のところはどうなのでしょうか。次の表をご覧いただくと分かるように、2024年1月の軽自動車販売台数TOP10のうち、5台がスライドドア付きモデルです。 ▼全軽自協「2024年1月 軽四輪車 通称名別 新車販売確報」 (※1)黄色背景の行がスライドドア車 (※2)「デリカミニ」「eKスペース」のみスライドドア。「eKクロスEV」「eKクロス」「eKワゴン」はヒンジドア 1位がホンダ N-BOX、2位がスズキ スペーシア、4位が日産 ルークスなど、スライドドア付きモデルが軽自動車販売台数の上位にランクイン。2023年5月に登場した三菱 デリカミニも7位で健闘しています。 ...
2024年3月21日 発表 MR2 スーパーチャージャー トヨタ自動車は3月21日、「トヨペット クラウン RS」「AE86 BEV Concept」「MR2 スーパーチャージャー」の3台を「AUTOMOBILE COUNCIL 2024」(幕張メッセ:4月12日〜14日開催)に出展すると発表した。 出展車両の「トヨペット クラウン RS」ではトヨタの生産工場の技能を活かし、旧車を新車当時のオリジナルな状態に再現する作業を意味する「オリジネート レストレーション」を実施。トヨタの匠の技がいかんなく発揮された実車やパーツを展示する。 トヨペット クラウン RS また、バッテリEV「AE86 ...
WRCドライバーが監修した特別なGRヤリス、特別仕様車「Ogier Edition」「Kalle Rovanperä Edition」両モデル(各100台限定)の抽選受付を開始 画像(27枚) TOYOTA GAZOO Racing(以下、TGR)は、進化したGRヤリスをベースとし、TGR World Rally Team(以下、TGR-WRT)所属選手が監修した特別仕様車「GRヤリス RZ“High performance・Sébastien Ogier Edition(以下、オジエEdition)”」「GRヤリス RZ“High performance・Kalle Rovanperä Edition(以下、ロバンペラEdition)”」の抽選申込受付を、全国のGR Garage店頭にて、それぞれ100台の台数限定で開始した。 ...
ホンダの新型「WR-V」と、2024年1月17日に一部改良版を発売したトヨタの「ヤリスクロス」(写真:本田技研工業/トヨタ自動車) 近年、需要が伸びているコンパクトSUV市場へ、本田技研工業(以下、ホンダ)が2024年3月22日より新型「WR-V」を投入する。メーカー各社がさまざまな車種をリリースする同ジャンルには、同モデルのライバル車も数多い。そんななかで、とくに強敵となりそうなのがトヨタ自動車(以下、トヨタ)の「ヤリスクロス」だろう。 【写真で見る】トヨタの大人気コンパクトSUV「ヤリスクロス」と、ホンダが250万円以下の低価格帯で販売した新型コンパクトSUV「WR-V」をチェックする 2020年の発売以来、好調な売れ行きをみせ、コンパクトSUVシーンを牽引する代表格の1台といえるのがヤリスクロス。しかも、2024年1月には一部改良を受け、外観や安全運転支援システムなど各部の熟成を図り、より商品性をアップさせている。 果たして、新型WR-Vは、強敵ヤリスクロスに対し、どのような優位性を持ち、どのようなユーザーに最適なのだろうか。両モデルを比較することで浮き彫りにしてみる。 ホンダの新型SUV「WR-V」について 2024年3月22日に発売されたばかりになる、ホンダの新型SUV「WR-V」(写真:本田技研工業) 新型WR-Vは、ホンダがインドで生産・販売する「エレベイト(ELEVATE)」の国内仕様車だ。外観は、大型のフロントグリルやスクエアの分厚いボディなどにより、SUVらしいタフなフォルムを採用。クラストップレベルの広い荷室空間を持つことや、200万円前半~250万円以下という比較的リーズナブルな価格帯などが主な特徴だ。 ラインナップには、エントリーグレードの「X」、中級グレードの「Z」、上級グレードの「Z+」という3タイプを用意。いずれも1.5L・ガソリン車の2WD(FF)のみという割り切った設定となっている。そのぶん、価格(税込み)は、Xで209万8800円、Zが234万9600円、Z+が248万9300円と、全タイプを250万円以下に設定する。 一部改良で新しくなったトヨタ「ヤリスクロス」 2020年8月31日に発売され、2024年1月17日の一部改良で新しくなったトヨタのヤリスクロス(写真:トヨタ自動車) 対するヤリスクロスは、コンパクトハッチバック車「ヤリス」のSUV版だ。外観には、ヤリスが持つ凝縮感を継承しつつ、フロントビューや前後フェンダーなどに立体感を出すなどで、よりSUVらしさや精悍なイメージを強調している。 2024年1月17日に発売されたヤリスクロスの一部改良モデルでは、アッパーグリルのパターンを変更し、より力強さを加味した顔付きとなっている。また、運転席と助手席の間には、フロントソフトアームレストも採用。コンソールボックス付きとすることで、快適性や利便性を向上している。 今回の一部改良で、コンソールボックス付きフロントソフトアームレスト(X/U除く)が採用になった(写真:トヨタ自動車) さらに先進の安全運転支援システム「トヨタセーフティセンス」も改良を施した。衝突被害を軽減する「プリクラッシュセーフティ」の検出対象範囲を拡大し、交差点での出会い頭時の車両にも対応。また、従来の車両や歩行者、自転車に加え、バイク(自動二輪車)も対象とするなどのアップデートを行っている。ほかにもメーターに採用するTFTカラーマルチインフォメーションディスプレイに、7インチタイプを標準装備するなど、細部にわたる熟成が図られている。 メーターについても一部改良で7.0インチTFTカラーマルチインフォメーションディスプレイが標準装備になっている(写真:トヨタ自動車) ラインナップには、1.5Lガソリン車と、そのエンジンに走行用モーターを組み合わせたハイブリッド車を用意する。グレード展開は、ガソリン車とハイブリッド車の両方に、エントリーモデルの「X」、中級モデルの「G」、上位モデルの「Z」を設定。ルーフレールなどでアウトドア感をアップした「Zアドベンチャー(Z“Adventure”)」、スポーティな内外装を備える「GRスポーツ」も用意し、豊富なラインナップを展開する。 また、一部改良モデルからは、トヨタが展開するサブスクリプションサービス「キント(KINTO)」専用として「U」グレードも設定。2WD(FF)のみのGRスポーツ以外は、全タイプに2WD(FF)と4WDを用意することで、さまざまなニーズに対応する。価格(税込み)は、ガソリン車で190万7000円~278万2000円、ハイブリッド車は229万5000円~315万6000円だ。 パワートレイン比較 ヤリスクロスのパワートレインについてのイメージ図(写真:トヨタ自動車) ...
日産自動車の内田誠社長(左)とホンダの三部敏宏社長は15日、共同で提携に関する記者会見を行った Photo:Tomohiro Ohsumi/ Getty Images ホンダと日産の電撃提携 トヨタ連合の対抗軸になるか 日産自動車とホンダが3月15日、「自動車の電動化・知能化時代に向けた戦略的パートナーシップ」の検討を開始したことを発表した。同日午後に内田誠・日産社長と三部敏宏・ホンダ社長がそろって会見し、両社が提携の覚書を交わした背景や理由を説明する中で、2030年に向けてEV(電気自動車)や車載ソフト分野でトップランナーとなるべく、ウィンウィンの連合を組むことを両社トップが合意したことを明らかにした。 「日産とホンダの連合結成」。今回は、両社が電動化・知能化分野での戦略的パートナーシップの検討を開始する覚書を締結したということだが、筆者が両社トップの会見に出席して質疑応答まで見届けた感想は、「この連合は、新時代で競争軸が変化する中での生き残りを懸けて、連合結成を急ぐ必要があったために生まれたものなのだろう」というものであった。 三部ホンダ社長と内田日産社長の発言に共通していたのは、自動車産業の大転換期における新興勢力の攻勢への危機感だった。両社は提携によるメリットを早く生かし、持続的成長に結び付けようという狙いがある。 今回の提携は、3月13日夜にテレビ東京の「WBS(ワールドビジネスサテライト)」が「日産がホンダとの協業検討を開始することを12日の取締役会で決めた」とのスクープを打ったのが初報だった。そして、一気呵成(かせい)の提携検討の覚書締結と両社トップの会見に流れていった。 会見では、「1月中旬に両社の話し合いから始まり、まずはフルオープンにして具体的な議論を進めることになった」(三部ホンダ社長)、「課題認識は共有、思いも共有し、具現化するために時間はあまりない。スピード感を持って進める」(内田日産社長)という発言があった。まさに新興勢力が台頭する中で、スピード感を相当意識している証左といえる。 いずれにしても、この日産・ホンダ新連合の行方次第では、自動車産業の新たな合従連衡につながることになるだろう。 日産は長きにわたる仏ルノーとの資本関係を見直したばかりだが、傘下の三菱自動車を含めた3社連合と新たなホンダ提携とをどうかみ合わせるのか、ホンダも米ゼネラル・モーターズ(GM)との提携関係がある中で、日産との新提携をどう整合させるか、という点で解消すべき課題を抱えている。 一方で、日本の自動車産業という観点からは、トヨタ自動車がグループ化を強め資本提携を行っているスズキ・マツダ・SUBARU・ダイハツ工業らのメーカー連合に対して、日産・三菱自・ホンダの新連合が対抗軸となり、2陣営に集約されることになるのか、ということも注目のポイントだ。 資本提携については両社トップとも「現時点ではない」としながらも、将来の可能性を含ませるような発言を示している。その点では、20年にホンダ・日産の統合の話が一時流れたことが思い出される。 これは、英紙フィナンシャル・タイムズが「19年末に政府関係者がホンダと日産に経営統合を打診した」と報じられたものだ。 当時は日産が業績悪化と経営陣の混乱という経営的に厳しい状況に陥り、立て直しに向けて内田社長が就任した直後であった。一方のホンダも、八郷隆弘前社長時代の四輪事業の構造改革が迫られていたタイミングであり、当時、王者トヨタに対抗するためにも日産・ホンダ統合へ経済産業省が水面下で動いた、との見方で受け止められた。しかし、両社は断ったとされる。 あれから4年が経過する中で、電動技術やソフト領域に価値がシフトする新自動車時代へのスピードは速まり、取り巻く環境も変化している。海外のテック企業や米テスラ、中国BYDを筆頭とする新興勢力の攻勢が本格的な脅威となってきている。 かつてのホンダ・日産統合の話は、どちらかといえば日産の救済のためという側面があったようだが、今回の提携は意義が大きく変化した。 ...
自分好みにカスタマイズ出来る「ディフェンダー」とは 2024年3月15日に米自動車(よねじどうしゃ)は、「TWISTED JAPAN」をローンチ。 同時にランドローバー「ディフェンダー」をカスタマイズしたコンプリートカーを日本初公開しました。 フルオーダーカスタマイズが可能なTWISTEDの「ディフェンダー」が日本初公開! 【画像】「えっ…!」これが対面シート!? 驚きディフェンダーの画像を見る! イギリスの「Twisted Group Limited (以下、TWISTED社)」は、ディフェンダー(初代モデル)に快適性・機能性・走破性を重視したカスタマイズを施したコンプリートカーを手掛けています。 そのコンプリートカーを日本で発売することになったのが今回のTWISTED JAPANを展開する米自動車です。 米自動車は、日本国内でのブランド品・宝飾品、車などの買取・販売をメインに、リユースを通じたサステナブルなライフスタイルを提案するバリュエンスホールディングスのグループ会社となります。 そのTWISTED JAPANで扱うコンプリートカーのベース車は、一度ラダーフレームとボディをすべて分解し、ボディの塗り直しや、プラスチックパーツをすべて金属製に変更。 その上で、オリジナルでフルカスタマイズオーダーが可能となり、パワートレインやシートレイアウトなど様々なパーツを自分好みに合わせて変更することが出来ます。 具体的には、従来の2列5人乗り仕様から3列7名乗りや後部対面座のトゥループキャリア仕様(日本では新規登録は不可)も用意。 内装はステアリングやダッシュボード、ドアパネル、天張りなどもフルカスタマイズオーダーの対象となります。 ...
(ブルームバーグ): バイデン米政権は20日、自動車の排ガス規制を強化した。電気自動車(EV)やプラグインハイブリッド車(PHV)の販売を急激に押し上げる可能性がある。 当面の要件は自動車メーカーからの反発を受けて緩和されたが、それでも環境保護局(EPA)が新たに課した義務によって、メーカー各社はゼロ排気車へのシフトを急がなくてはならなくなった。 EPAのリーガン局長は「米国史上、最も厳しい自動車排ガス基準になる」と記者団に新ルールを説明。「自動車の排ガスを減らすと同時に、持続的にかつ最も効率的に基準を満たす方法をメーカーが決定できる」と述べた。 バイデン大統領が進める環境対策において、今回の規制は特に抜本的かつ可視性の高いものとなった。大統領は地球の温暖化と闘うことを優先アジェンダとしている。油田や発電所を対象とした他の環境対策は、経済的には広範囲に及ぶものの消費者の目から遠いところで起きている。一方で自動車の環境基準はデトロイトのメーカーから一般消費者に至るまで、全米で影響を及ぼす。消費者にとっては高額アイテムである自動車の購入を左右する。 原題:Biden’s Newest Rule on Auto Emissions Set to Accelerate EV Sales(抜粋) –取材協力:Keith Laing. More stories ...
自転車に見えるよね?でもこれ免許不要の特定原付「電動バイク」なんですよ 2023年の改正道交法によって登場した新たな車両区分、特定小型原付こと特定小型原動機付自転車。何かと話題の電動キックボードを思い浮かべる人が多いけれど、実は特定小型原付って電動キックボードだけじゃないって知ってた? 例えば今回紹介するglafit(グラフィット)の新製品「電動サイクル NFR-01 Pro」(21万8790円〜 3月18日現在)もそんな乗り物のひとつ。一見コンパクトな電動アシスト自転車に見えますが、車両区分としては特定小型原付に当たるもの。サドルにまたがる形でしっかり乗り込めるから走行中の姿勢も安定、ペダルを漕がずにぐんぐん走れるってなんだかちょっと面白そう! 「NFR-01 Pro」とは、和歌山県和歌山市を拠点に、各種電動パーソナルモビリティの開発・製造・販売を行うglafitが新たに提案する自転車タイプの新感覚電動モビリティ。 改正道交法に定められる特定小型原付の基準を満たすものですが、いわゆる電動キックボードのように立った状態で操縦するのではなく、自転車のようにサドルにまたがる着座スタイルを採用しているのが大きな特徴です。 乗り慣れた自転車と同じ感覚で乗れるのはなんとなく親しみやすいし、重心が低いから安定感も抜群、なんだか気軽にチャレンジできそうな気がしますよね。 また、電動アシスト自転車と違ってペダルを踏み込まなくても前進できるから、脚力に自信のない人も大丈夫。 さらに特筆すべきは、操作性と安全性の徹底した追求です。実はこの「NFR-01 Pro」、国内最大級のシェアサイクルプラットフォーム・HELLO CYCLINGへの提供を前提に、同サービスの運営会社OpenStreetとの間で約2年もの期間をかけて共同開発されています。 若い世代からシニアまで幅広い層が安全かつ直感的かつ使いこなせるよう、サイズ、シートやハンドル、足置きペダルの位置などは綿密な計算を重ねて設計。 またメーター表示や操作方法も、誰もがスムーズに使いこなせるよう、何度も試作とテストを重ねて作り込まれたもの。 操縦以外にもバッテリー着脱や充電など、あらゆる操作が誰でも簡単に行えるようデザインされています。 またもうひとつ、シェアサイクル用に開発されたモビリティならではのユニークなシステムとして、本体に4G LTE通信機能を内蔵、スマートロック&スマホアプリによるサポート機能を備えている点が挙げられます。 スマホ上から愛車の位置情報を確認することもできるし、開施錠も簡単。また交通ルール遵守や安全走行をサポートする機能も搭載するので、初めての人でもルールを守りながら、安全に走行を楽しめるようになっています。 ...
オフィス街の歩道を走行してデリバリーする自律型ロボット(写真:Uber Eats) 東京・日本橋のオフィス街で、スーツ姿のビジネスマンの間を緑色のロボットが三角旗をはためかせながら駆け抜けていく。 【10枚の写真で見る】オフィス街の歩道を走行してデリバリーする自律型ロボット。ロボットのふたが開くと、内部はどうなっている? 飲食宅配事業を手がけるUber Eats Japan(ウーバーイーツジャパン)は、3月6日から東京・日本橋エリアで自律型ロボットによる商品の配送をスタートした。ロボットの稼働時間は10~17時で、使用するロボットは計2台。うち1台は予備機として待機する。 同社のマーケットオペレーションディレクターのアルビン・ウー氏は「人による配達を補完する一つのソリューションになる」と意気込む。ウーバーイーツは2022年から本国アメリカでロボットによる配達サービスを実施しており、日本は2国目となる。 日本を選んだ理由について「今後も高い需要と継続した成長が見込め、歩道の整備など優れたインフラがあることが要因」とウー氏は語る。まずは加盟店舗や利用者の集中する東京などの都市部から実施し、将来的には配達員が不足する地域への導入も目指す。 飲食店や注文者はやや負担増 現状では、自律型ロボットに対応している飲食店は2店舗にとどまる。注文できる商品は、ロボットと人とで違いはない。今後は対応する加盟店の数を増やしていく方針だ。 サービス開始時から利用する「とんかつ檍日本橋店」の吉田店長は「(ロボット配送は)運営に大きな影響はないが、店舗の外まで商品を受け渡しに行く手間はかかってしまう」と話す。 注文から受け取りまでの流れは、基本的に人と変わらない。注文受け付け後、利用者にはロボットによる配達であることが通知されるので、同意する必要がある。 そこからロボットが飲食店の前まで商品を受け取りに行き、飲食店スタッフは店の前に停まったロボットに商品を入れる。従来は配達員が店舗内で商品を受け取ったり、デリバリー用の商品置き場へ取りに行ったりするが、ロボット配送の場合は店外に出る必要が生じる。 ロボットは歩道を移動して商品を届けるが、建物の中には入ってこられない。利用者は建物前に到着したロボットまで受け取りに行き、アプリ上に表示されたパスワードを入力すれば商品を取り出せる。 このため「(受け渡しの手間を考えると)昼など混雑時の対応は難しいのではないか」(大手外食チェーン)と懸念の声も上がる。自律型ロボットの最高速度は5.4kmで、歩道の移動で20~30分程度で到着する距離に制限される。飲食店から2km程度の範囲での運用となりそうだ。 これら課題については「ロボットによる配送サービスはアメリカでも初期段階。テストをしながら改善していきたい」(ウー氏)と改善を見込む。 ロボットは建物の中に入れないため、外まで受け渡しに行く必要がある(提供:Uber Eats) 人手不足解消にはポジティブか ...
アウトドア向けブランド・SOTOの「マイクロトーチ ACTIVE」は、ストーブやランタンの着火、ロープの切断などアウトドアシーンから日常使いまで、幅広い用途で使用できるアイテム。 2,000円程度で買えてコスパ抜群なので、一つ持っておくと何かと役に立つアイテムだ。 多彩な用途で大活躍 ストーブやランタンの着火はもちろん、線香や花火の着火やロープを切断したい時なんかにも活躍してくれる「マイクロトーチ ACTIVE」。 しかも、1,300度の強力ターボ炎で耐風性もあるので、風の強い中でも扱いやすいのだ。 炎の大きさは底部のガス調節つまみ回すことで調節できる。操作しやすいように大きめに作られているのもありがたい…! 充てん式なので、燃料を補充すれば繰り返し使用することができる。ライターガスやカセットガスからの充てんも可能なので経済的。本体のガス注入口に容器(ボンベ)先端部をまっすぐに差し込めば数秒で簡単に充てんできる。 手のひらに収まるコンパクトサイズ 幅5cm×奥行1.9cm×高さ9cmのコンパクトボディなので、持ち運びにとても便利だ。本体重量もたったの45gと軽量。 キャンプなどの時でもポケットに入れておけばすぐに使えるし、キーホルダー感覚でバッグに付けていても邪魔にならず失くす心配もなし。 また、火口部がヨコ向き構造になっているので着火しやすく、安全面にも配慮されていてうれしい。 細かいこだわりもたくさん 火口キャップが付いているので、チリ・ホコリの侵入を防ぎノズルを守ってくれる。また、ガス残量確認窓を見れば残量が一目で分かるので、補充タイミングを逃さない。 基本的にはブラック・オレンジ・ブルーの3色展開だが、Amazonでのみシルバー、ゴールドカラーが販売されている。 なお、以下の表示価格は執筆現在のもの。変更の可能性があるので、販売ページをご確認を。 商品のデザインや仕様、パッケージなどは執筆当時のものです。変更されている場合がございます。 Source: Amazon.co.jp, ...
ここ数年の長納期化問題も改善傾向にあるとはいえ、依然として注文すら入れられないクルマが何台もあります。例えばホンダのシビック・タイプR。発売当初はメーカーによる抽選が行われ落選の報に涙したホンダファンも多かったはず。 Yahoo! 配信用パラグラフ分割 ところがその後、一瞬受注OKとなり、その間隙をついて契約できた方も少なからずいらっしゃいます。ワタシの知人もこのタイプ。抽選に漏れたものの、運よくこの期間に正式契約(6月納車予定)。何が運命を分けたのでしょうか? Yahoo! 配信用パラグラフ分割 この幸運な知人のタネ明かしをすれば、セールスさんがもたらした受注再開の吉報(メール)でした。これまでも数台付き合いのある同じセールスさんだったので、いち早く情報をくれた……という構図。では、他メーカーから乗り換える方や、初見さんの場合、どうしたらいいのでしょうか? Yahoo! 配信用パラグラフ分割 一般的な新型車の販売パターンは、メーカーによる正式発表・発売の2週間程度は早く受注(仮商談)が始まります。よって、知らぬがホトケ状態の人は大きく出遅れ列の最後尾に。よって、当然、納車時期も遅くなってしまいます(人気ラーメン店の行列状態)。 では、どう対策するか? 新型車登場のニュースがネット上の記事で出回りだしたらディーラーに即電話。受注開始の7日~10日前には大概セールスさんもスタンバイしています。もし電話口の向こうで「まだ具体的な日にちはわからない」という答えなら本番はまだ先のハナシになります。 Yahoo! 配信用パラグラフ分割 ただし、例外だったのは昨年6月21日に発表、同時に仮商談スタートとなったアルファード&ヴェルファイアでした。ただし、上得意のお客さんに対しては事前にセールスさんが案内メールを送っていました。この点は販社や個人レベルでかなり差が出ると思います。 Yahoo! 配信用パラグラフ分割 続いて争奪戦となるほど人気の高いニッサンGT-Rの場合です。2024年モデルに関していえば、販社により対応はバラバラ。メーカーから販社へのお達しは割当生産台数のみ。ある地域では事前に見込み客に売り切り、ある地域では抽選販売という手法を取りました。 とはいえ、抽選といっても宝くじのように皆が見てる前で引当てるのではありません。GT-Rの初期モデルは2007年~2008年の登録。よって、既に販社には十分な顧客名簿があります。当選確率が高いのは無論、一度この販社からGT-R、もしくは何台もクルマを買ってきた方たちです。 Yahoo! 配信用パラグラフ分割 ...
「NieR:Automata」×オンキヨー完全ワイヤレス。2Bと9Sの2機種 オンキヨーは、完全ワイヤレスイヤフォン「ANIMA AOW01」とTVアニメ「NieR:Automata Ver1.1a」のコラボモデルの予約受付をONKYO DIRECT ANIME STORE店舗(音アニ)と、直販サイトONKYO DIRECTにて、3月19日15時より開始する。「2B」「9S」の2種類展開で、価格は各20,000円。予約期間は5月7日15時までで、発送時期は7月上旬頃。 コラボモデルのオリジナルデザインとして、充電ケース天面にヨルハエンブレムを印刷、左右ハウジングには天使文字でLRとレーザー加工を施しており、起動時にLED点灯する。 音声ガイダンスは、「2B(CV:石川由依)」「9S(CV:花江夏樹)」の録り下ろしボイスを搭載。電源オンやオフ、ペアリング時やタップ音等、各モデル全11ワード収録している。
(写真=CAR and DRIVER) この記事は2024年3月12日に「CAR and DRIVER」で公開された「【魅力あるクルマのルーツ/復刻版カタログ】すべてがSクラス基準。メルセデス・ベンツの凄みが宿るコンパクトセダン、190Eの肖像」を一部編集し、転載したものです。 ■1987年 メルセデス・ベンツ190E(W201型) メルセデス・ベンツCクラスのルーツ、190E(W201型)の復刻版カタログ。190Eシリーズは、メルセデス・ベンツ初のコンパクトモデルとして1982年に本国デビュー。日本では1985年から正式輸入がスタートした。1993年発表の第2世代から「Cクラス」を名乗り、現行Cクラスは5世代目にあたる。 190Eは「最善か無か」というメルセデスの当時の企業ポリシーを反映し、すべてに完璧を目指すクルマ作りでライバルを圧倒。Sクラスの忠実な縮小版ともいえる端正なスタイリングをはじめ、安全性、入念な作り込みは世界最高水準。なかでも「シャシーはエンジンよりも速く」という考えに基づいた、リア・マルチリンク式サスペンションが目を引いた。 写真のカタログは1987年版(変型40㌻編集/原寸299×210mm)。1987年モデルのラインアップは全6グレード構成。2リッター直4(115ps)を積む190E/190Eアンファング/190Eコンプレット、2.6リッター直6(165ps)の190E2.6、2.5リッター直5ディーゼル(90ps)の190D2.5に加え、コスワースチューンの2.3リッター直4DOHC16V(175ps)を搭載した190E2.3-16を設定していた。ボディサイズは全長×全幅×全高4420×1680×1385mm。トランスミッションは4速ATを基本に、一部グレードで5速MTが選べた ※資料提供/ブックガレージ Writer:横田宏近(CD編集部)、Photo:Mercedes-Benz (提供:CAR and DRIVER)
株価が97%下落した後、電気自動車メーカーは破産の可能性に備えています テスラの成功による高い期待の後、電気自動車メーカーは今生き残りをかけています。 最新の苦境に直面しているのは、Fiskerです。需要が停滞する市場で、2016年に設立された自動車メーカーは売上を拡大するのに苦労しています。ウォールストリートジャーナルの情報によると、同社はFTIコンサルティングと法律事務所のDavis Polkを雇い、破産の可能性に備えています。 + 日産は2025年モデルのGT-Rを新しい内装カラーとともに限定版で発表し、噂ではモデルの終焉が示唆されています。 Fiskerの問題は新しいものではありません。先月、同社は「重大な継続可能性に関する疑義」を示し、資本注入を受けるための投資家との交渉を発表しました。 予備データによると、Fiskerは2023年に762億ドルの損失を計上し、前年比39.2%増加しました。同期間にメーカーの負債は10億ドルを超えました。 破産申請の可能性がFiskerの株価に否定的な影響を与えました。ニューヨーク証券取引所(NYSE)のアフターマーケットでは、18:30時点で同社の株価は47.1%下落し、0.17ドルに達しました。 年初来、同社の株価は81.1%下落し、時価総額は1億9000万ドルに減少しました。2020年に特別目的取得会社(SPAC)を通じて公開されて以来、Fiskerの株価は97%以上下落しています。 Fiskerの衰退は、需要の停滞と激しい競争による電気自動車市場の困難な状況を反映しています。さらに、これらの企業の多くは自動車の大量生産を実現するのに苦労しています。 2023年12月のWSJの調査によると、2020年から2022年の間にSPACを通じて上場した少なくとも18のスタートアップが、年末までに資金不足に陥る可能性があります。同期間にIPOを実施した43社のうち、5社が倒産または買収されました。 Fiskerが破産を申請すれば、元デザイナーのHenrik Fiskerが創設した自動車メーカーの2度目の崩壊となります。彼の最初の企業であるFisker Automotive(現在と同じ名前)は、2013年に破産を申請しました。