(写真=CAR and DRIVER)
アウディが人気コンパクトSUVのQ2を2024年半ばにマイナーチェンジすると発表。12.3インチディスプレイのアウディバーチャルコックピットと8.8インチタッチスクリーンによる新しいMMIなどを採用して、機能性および利便性をいっそう向上
独アウディは、プレミアムコンパクトSUVのQ2を2024年半ばに大幅アップデートすると発表した。
Q2の全モデルに標準装備するアウディバーチャルコックピットは、従来のダイヤル式メーターから12.3インチのフルHDディスプレイに刷新。車速やエンジン回転数、ナビゲーションおよびメディアインフォメーションをより見やすく表示する。また、マルチファンクションステアリングホイールのビューボタンにより様々な表示に切り替えることが可能で、選択した装備レベルに応じて赤いアクセントのSportデザインや、メーター類をディスプレイ両端に配置したDynamicデザインなどが選択できる。さらに、基本レイアウトとして2種類を設定。1つはスピードメーターとタコメーターをアナログメーターとほぼ同じサイズで表示し、メディアまたはナビゲーションのインフォメーションを中央の領域に統合するパターン。もう1つは、スピードメーターとタコメーターのサイズを縮小したうえで、ほぼフルスクリーンのナビゲーションマップとルート案内を統合して中央に表示するパターンで、ナビ画面を大きくとることにより地図の視認性を大幅に高める。オプションとして、アウディの新しいテーマを反映したアウディバーチャルコックピットも設定し、クラシックビューと非常にダイナミックなビューの切り替えを可能とした。
一方、8.8インチに拡大した新しいMMIタッチディスプレイは、最先端のインフォテインメントシステムの集中コントロールユニットとして機能。ディスプレイは明るく、レスポンスに優れ、解像度は1270×720ピクセルを確保する。また、システムはタッチレスポンスに加えて日常会話(ボイスコントロール)にも対応。複雑な指示や質問に、瞬時に反応する。これまでセンターコンソールのロータリー/プッシュボタンがあった場所には、便利な収納コンパートメントを設置したことも訴求点だ。
ほかにも、ハイエンドなオプションとしてインフォテインメントパッケージをさらに充実させる、13基のスピーカーとサブウーファーを備えたSonosプレミアムサウンドシステムを用意。また、アウディフォンボックスを使用すると、スマートフォンや数多くの機能をMMIに簡単に統合できるとともに、携帯電話の信号(5G/LTE)を強化して、可能な限り最高の通話品質を確保している。
Writer:大貫直次郎
(提供:CAR and DRIVER)