(ブルームバーグ): トヨタ自動車は5日、ブラジル事業に110億レアル(約3330億円)を2030年までに投じ、フレックス燃料ハイブリッド車の関連事業を強化すると発表した。
同社の資料によると、23-30年の投資総額のうち26年までの50億レアルは確定しており、これには25年に生産開始と発表済みの新たな小型フレックス燃料ハイブリッド車の製造と、ブラジル向けに特別に開発される同じテクノロジーを利用した別モデルの生産が含まれる。
計画の一環として、トヨタはサンパウロ北西部のソロカバにある生産施設を拡張する。敷地内に新たな施設を建設し、同じサンパウロ州のインダイアツーバから生産業務を移管する。この変更は「25年半ばから徐々に行われ、26年末に完了する」という。
トヨタの競合他社も今年、対ブラジル投資を相次ぎ発表。米ゼネラル・モーターズ(GM)は1月に70億レアルを投資する計画を打ち出し、翌月にはドイツのフォルクスワーゲン(VW)が90億レアル、韓国の現代自動車は55億レアルを投じる方針を示した。
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