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【人気モデル研究】ありそうでない5ナンバーSUV。ダイハツ・ロッキーの逞しきユーティリティ性能

【人気モデル研究】ありそうでない5ナンバーsuv。ダイハツ・ロッキーの逞しきユーティリティ性能

(写真=CAR and DRIVER)

この記事は2023年7月17日に「CAR and DRIVER」で公開された「【人気モデル研究】ありそうでない5ナンバーSUV。ダイハツ・ロッキーの逞しきユーティリティ性能」を一部編集し、転載したものです。

■日本最適SUV。人気を背景に各部ブラッシュアップ

ダイハツ・ロッキー・プレミアムG・HEV 価格:235万7000円

総合評価/62点

CDテストモード燃費/28.0km/リッター

ダイハツ・ロッキーとトヨタ・ライズはデビュー以来、好調なセールスをキープしている。ボディサイズは全長×全幅×全高3995×1695×1620mm。5ナンバーサイズのSUVは実は少数派だ。魅力は価格が安く、デザインがよく、実用性が高い点に尽きる。商品力の高いクルマだ。

「e-SMART」と名づけられた独自のハイブリッドはシリーズ方式、エンジンは発電専用である。モータースペックは106ps/170Nm、バッテリー容量は4.3kWh。開発関係者によると、「効率とコストの最適バランスを考えた結果」だという。

走ってみると、モータードライブならではのレスポンスとトルク感が気持ちいい。ガソリン車では味わえない感覚だ。ただし、思ったよりも頻繁にエンジンがかかる。これを気にするかどうかが、e-SMARTを好きになれるかどうかの分岐点だ。静粛性は全域で高水準。車格がワンランク上がった印象を受ける。

フットワークはなかなかいい。足回りは「発売当初とは別もの」になっていると感じた。ハイブリッドは後席下に重いバッテリーを搭載するため、重心が低くなり前後重量配分も改善されるという強みがあるが、どうもそれだけではない。確実にリファインされている。

利便性は期待以上。車内は外見から想像するよりもずっと広く、角度の立った大きなガラスウィンドウにより開放的だ。荷室もこれだけ広ければ、文句はない。取り回し性も優秀だ。

ロッキーは、SUVらしい機能性とコンパクトカーとしての機動性を兼ね備えている。開発関係者が「小は大を兼ねる」と表現していたのも納得だ。高い人気は実力に裏打ちされている。

■Brief Comment

ロッキーは使い勝手に関する評価が、このクラスとしてはかなり高い。快適性や走行性能も及第点。現行型は多くの点が改善された。デビュー当初はADAS関連の機能や性能大いに不満があったが、かなり充実している。シリーズハイブリッドでこの形状の車体なので、「実燃費はそれほど伸びないのでは」と思ったが、意外といい数値だったことにも感心した。日常ユースにぴったりの愛着がわく実用車といえる。

■ダイハツ・ロッキー主要諸元

グレード=プレミアムG・HEV

価格=235万7000円

全長×全幅×全高=3995×1695×1620mm

ホイールベース=2525mm

車重=1070kg

エンジン=1.2リッター直3DOHC12V

エンジン最高出力/トルク=60kW(82ps)/105Nm(10.7kgm)

モーター最高出力/トルク=78kW(106ps)/170Nm(17.3kgm)

WLTCモード燃費=28.0km/リッター

駆動方式=FF

■フォトギャラリー

Writer:岡本幸一郎、Photo:小久保昭彦

(提供:CAR and DRIVER)

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