ヘッドは「ステルス2」(左)「ステルス2 HD」(中央)「ステルス2 プラス」(右)の3機種展開 テーラーメイドゴルフ(本社・東京都江東区)は11日、2023年の最新モデル「STEALTH 2」(ステルス2)シリーズのドライバーを2月17日に発売すると発表した。22年に発売した「ステルス」シリーズの後継となり、同シリーズのフェアウェイウッド、ハイブリッド、ユーティリティも同日発売する。 「ステルス2」最大の特徴は、同社のウッド史上初めてカーボン素材の容量が他素材を超えた点だ。21年モデル「SIM2」のソール後方部に搭載されていたアルミニウム製のリングは、カーボン製の「特殊強化カーボンコンポジットリング」に進化。ソールとクラウンを含めて、カーボンの割合を高めたヘッドが誕生した。 前作「ステルス」で初採用された60層のカーボンツイストフェースは、新たにフェースセンター部分を厚くする積層方法を採用し、高初速エリアの拡大に成功。フェース重量は前作と比べて約2g軽くなり、ボール初速アップを実現したという。 クラウンは光沢仕上げ。左から「ステルス2」「ステルス2 HD」「ステルス2 プラス」 ヘッドタイプは、直進性が進化したスタンダードの「ステルス2 ドライバー」、高弾道でつかまる「ステルス2 HD ドライバー」、15gのスライド式ウエイトを搭載する低スピン仕様の「ステルス2 プラス ドライバー」の3種類。すべて前作に比べて慣性モーメント値を上げることで、寛容性を備えたモデルに仕上げた。 ヘッド体積はすべて460cc、ロフト角は9度と10.5度。長さは「ステルス2」と「ステルス2 プラス」が45.75インチ、「ステルス2 HD」は45.5インチ。標準シャフトは三菱ケミカルとの共同開発シャフトを採用し、「ステルス2」と「ステルス2 HD」は「TENSEI ...
#200 Toyota Gazoo Racing Toyota: Nasser Al-Attiyah, Mathieu Baumel ダカールラリー2023のステージ5が行なわれ、トヨタのナッサー・アル-アティヤが2度目のステージ優勝。リードを22分以上に広げた。 このステージ5を前に、ハイブリッド車または電気自動車であるT1.U車両(事実上のアウディ『RS Q e-tron E2』)に性能調整が加えられた。 ライバルのアウディがラリーの途中で8kW(11PS)パワーアップすることに対し、アル-アティヤは激怒していたが、ステージ5ではそのライバルたちをねじ伏せた。 砂と砂丘に覆われた373kmのハイル周回ステージで、アウディのステファン・ペテランセルやカルロス・サインツSr.を退けたアル-アティヤは、最終的にサインツSr.に1分57秒差をつけてステージ優勝を飾ったのだ。 序盤から激しいトップ争いが繰り広げられ、一時はぺテランセルがリードしていたものの、中盤にアル-アティヤが追い上げ、234km地点でトップに立った。 その後はアル-アティヤがリードを広げ、サインツSr.とペテランセルを抑えてフィニッシュ。総合2番手につけていたヤジード・アル-ラジ(オーバードライブ)は9分近く遅れてのステージ4位となった。 この結果、総合2番手にはペテランセルが浮上。ただ、総合トップのアル-アティヤのリードは22分36秒まで広がった。 オーバードライブのエリック・ヴァン・ルーンがステージ開始138kmでテクニカルトラブルに見舞われ、大幅にタイムをロス。これにより、ル・マン24時間レースで2度の優勝経験を持つロマン・デュマ(レベリオン)が総合10番手に飛び込んできている。 ...
Aleix Espargaro, Aprilia Racing アプリリアからMotoGPに参戦しているアレイシ・エスパルガロは、新たにオージーケーカブトと契約。2023年シーズンから同社のヘルメットを使用して、MotoGPを戦うことになった。 大阪に本社を置くオージーケーカブトは、大阪グリップ化工株式会社として1948年に設立され、1982年から本格的にヘルメット製造・販売を行なってきた。 2022年シーズンではテック3・KTMから参戦していたレミー・ガードナーとアンバサダー契約を交わしていたオージーケーカブトだが、2023年からはエスパルガロと新契約。Kabutoブランドのフラッグシップヘルメットである『F-17 RACING』でMotoGPを走ることとなった。 エスパルガロは2022年シーズン、アルゼンチンGPでMotoGP初優勝をポール・トゥ・ウィンという形で飾ると、表彰台を連続で獲得。シーズン終盤戦までヤマハのファビオ・クアルタラロやドゥカティのフランチェスコ・バニャイヤとタイトルを争った。 最終的に、エスパルガロは2023年からドゥカティのファクトリーチームへ移籍するエネア・バスティアニーニに交わされ、ランキング4位。悲願のタイトルを目指して2023年シーズンに”兜の緒を締め”挑むこととなる。 オージーケーカブトとの契約について、エスパルガロは次のように語った。 「Kabutoのような歴史あるブランドと契約できたことをとても嬉しく思っている」 「日本のブランドと共に世界のトップカテゴリーで走り、Kabutoと共に多くの成功を収め、世界の頂点へ導けるようベストを尽くすよ」 これまでエスパルガロはKYTのヘルメットでMotoGPを戦ってきたが、エスパルガロのInstagramによると、オージーケーカブトとの契約は一先ず3年間。バイクだけでなく、ロードバイク用のヘルメットの面でもサポートが行なわれるようだ。 Follow @MotorsportJP関連ニュース:エスパルガロ兄、MotoGP絶好調で自転車に乗る機会も減少「自分の仕事から逃げる必要がなくなった!」アレイシ・エスパルガロ、リタイアでランキング3位逃し落胆「キャリア最悪の日だった」昔のマルケスにはもう戻らない!? 「4回も手術すれば元通りにならない」と認めニューノーマルへの適応目指すMotoGP参戦チームが2023年シーズンの体制発表日程を続々発表。一番乗りはタイトル奪還目指すヤマハで1月17日開催アプリリア、2023年に向け本気! トヨタF1も使った風洞で試験&プライベートテスト終え冬の開発期間へ
フェラーリは2023年シーズン、最低重量に到達したマシンを投入すると見られている。 来る2023年シーズンに向け、フェラーリは冬の間に行なった最適化プロセスの一貫として、主要な開発エリアに的を絞った。 まずはエアロダイナミクス。上面がくぼんだ革新的なサイドポンツーンにさらなる改良を加え、ダウンフォースと空気抵抗の両方を向上させることで、気流のコントロールの改善を目指した。 さらにフェラーリは、2023年型マシンでは車体重量の軽量化を目指している。F1の技術規定で定められている796kgの最低重量を下回ることを目標とし、バラストの追加によって規定をクリアしつつマシンバランスを改善する狙いがある。また、これはタイヤの挙動の最適化という面でも効力を発揮するだろう。 フェラーリは2月14日に、”675”とコードネームが付けられた2023年型マシンを発表する予定だ。発表に向けて現在はアッセンブリーの初期作業が行なわれているという状況だ。 Carlos Sainz, Ferrari F1-75, battles with Max Verstappen, Red Bull Racing RB18 Photo by: Zak ...
2023年のMotoGPは3月にポルトガルで開幕を迎える。そこへ向けてテストなどが予定されているわけだが、それに先駆けて行なわれるMotoGPクラス各チームのローンチイベントの日程が明らかとなった。 MotoGPクラスでは2023年にライダーの移籍がある程度発生している。22年シーズン終了後のバレンシアテストで、各ライダーが移籍先のバイクを既に試しているものの、正式にチームカラーを纏った姿がお披露目されるのは、このチームローンチイベントが初となることが多い。 なおレプソル・ホンダへ移るジョアン・ミルは、2023年1月初頭にチームウェアに袖を通している様子が公開されている。 Joan Mir, Repsol Honda Team Photo by: Repsol Media 発表された日程だが、ローンチイベント一番乗りとなるのはヤマハだ。ヤマハは2022年シーズンにファビオ・クアルタラロと共に王座を防衛することができず、フランチェスコ・バニャイヤ(ドゥカティ)に戴冠を許した。2023年は奪還を狙っているはずだ。 2022年に15年ぶりとなるタイトルを獲得したドゥカティは、2月23~24日に発表会を実施。2023年はエネア・バスティアニーニがグレシーニから昇格する形で加入する。 その後ジャック・ミラーが加入するKTMが1月26日、ホンダが2月25日に発表を実施。ファクトリーチームの中ではアプリリアのみ、まだ日程を公表していない。 2023年シーズンに向けた日程は、2月5日にマレーシア・セパンにおいてシェイクダウンテストでスタート。2月10~12日にかけて、同地で最初のプレシーズンテストが行なわれる。 その後、3月11~12日にポルティマオで2度目のテストが行なわれ、同月24日から開幕戦ポルトガルGPがスタートすることになる。 MotoGPクラスでは今年から新たに全戦でスプリントレースが実施されることになっており、新シーズンに、ライダー達がどんな戦いを見せるのかが注目されている。 ■2023MotoGPチームローンチイベント開催日程 1月17日 ヤマハ ...
ピンゴルフ「G430」シリーズのドライバー3モデルをプロゴルファー・堀口宜篤が試打! どのような性能になっているのか改めて確かめた。 【注目ドライバー、ホントの性能】ピンの「G430」ドライバーはどんな性格? 「MAX」「LST」「SFT」3モデルを一挙試打! まず打ったのはスタンダードモデルという位置づけの「G430MAX」。460ccのやさしい大型ヘッドなのは前作同様で「やはり構えたときの安心感がありますね」と堀口。 「最後方にボリュームのある三角形のような形状で、ヘッド体積が大きく見えます。一般ユーザーを対象として商品を開発しているというのもあって、非常にMOIが大きくて安心感がありますし、シャローでボールも上げやすそうです。ソールを見ると、可変ウェートの動かせる幅が前作より狭まっています」(堀口、以下同) ではさっそく試打を行ってもらおう。ヘッドはロフト10.5度、ウェート位置はスタンダード、シャフトは「ALTA J CB BLACK」のSフレックスと組み合わせたモデルで試打を行った。試打のデータの平均値と、インプレッションは以下の通りとなった。 【堀口のG430MAXの試打結果】 HS44.9m/s キャリー236.3Y トータル257.6Y 打ち出し角13.6度 ボール初速63m/s スピン量2485.7rpm 「弾道は本当にまっすぐって感じですね。ほどよくつかまえてくれて、寛容性も高いのでヒールヒットでも全然飛ぶし、右に行きません。打感も柔らかく、そして何より良かったのが打音です。打ってボールが出ていくまでの飛び出しと音がすごく合っています。クラウンからソールまでの形状を改良し、サウンドリブも新たに搭載したことによる効果がしっかり出ていますね。ピンの開発担当の方にお話を伺ったことがあるのですが、音に関しては日本からの意見が結構採り入れられているらしく、室内で打っても外で打ってもいい音が鳴るっていうのを目指したそうで、実際前作より打っていて本当に心地いいです」 シャフトについても「ゆったり振っても相性がいいし、速く振っても耐えてくれる感じがあります」とのことで「ヘッドも含め本当に幅広いゴルファーに合いそうです」と堀口。 「ヘッドの安心感と飛距離性能があり、極端でなくほどよくつかまり、ウェートを変えればしっかり効果も出ます。上級者から初級者まで十分使えるスタンダードな性能を持っていますね」 ...
シャフトのキックポイントは大きく分けて先調子、中調子、元調子の3種類が存在する。今回はシャフトの手元付近にキックポイントが設定されている元調子系シャフトをゴルフステージ成城のクラブナビゲーター・吉田朋広が検証してみた。 【シャフト選びの超知識】パワーヒッターじゃなくても使える!? 2022年発売の元調子系シャフトをクラブナビゲーターが検証! 自分のスウィングにあったシャフトを選ぶ際の目安にもなり、シャフトの性能を決める要素のひとつに挙げることができるキックポイント。元調子系のシャフトはシャフトの中間部よりも手元寄りにキックポイントが設定されているもののことをいいます。 一般の方が思っているよりも中間部からやや上部にキックポイントがあるものが多く、最近は元調子系シャフトはツアープロや上級者用のイメージで敬遠されやすいことから中元調子表記のシャフトが増えています。 今回はカタログにはっきりと元調子と表記しているシャフト2つ、そして中元調子&中先調子のダブルキックポイントのシャフト1つを検証したいと思います。 三菱ケミカル「TENSEI Pro White 1k」シリーズ 2021年3月発売の元調子シャフトで海外ツアーで高い評価を得ているのが「テンセイ」シリーズです。その中で三菱ケミカルの「ホワイト系」のイメージを色濃く残しているシャフトが「TENSEI Pro White 1k」です。50~80グラムまでがラインナップされていて、フレックスはS、X 、TX、50グラムと60グラム台にはRフレックスも設定されています。今回は「50S」を検証しました テストシャフトの振動数は261cpmですが、数値のわりにダウンスイング時に手元の軟らかさを感じられます。ネーミングにもある「1kクロス材」と呼ばれる新素材カーボンを採用している影響もあるでしょう。手元にしなやかさフィーリング的には「パリッとした感じ」ではなく、「しっとりした感じ」で切り返しで自然と間が取れる感覚でダウンスウィングのスタートがしやすくスムーズに振ることができます。 プロ・アスリートゴルファー向けの元調子シャフトの手強いイメージはまったくなく動きが素直で自然に振ることができるシャフトですね。元調子らしく自然に切り返しの間が取れ、シャフトコントロールがしやすいです。 上級者は自分のタイミングで振りやすく、本来走り系のシャフトでないにも関わらず、ヘッドスピードを上げやすく感じ、振った分だけ飛距離が伸びるイメージです。 先端部分の剛性はもちろん高いのですが、適度に扱いやすく自分の意思でドローボールやフェードボールを打ち分けられコントロールしやすく感じるはずです。 いっぽうで「White ...
motorsport.com日本版、年末恒例の投票企画。今回はその中の『ベストルーキー部門』から、特に得票の多かったドライバーをランキング形式で紹介していく。 読者が選ぶ2022ベストルーキー:大草りき(スーパーGT) 読者が選ぶ2022ベストルーキー:大草りき(スーパーGT) Motorsport.com / Japan スーパーGTに彗星の如く現れたイケメンドライバー、大草りきが多くの得票を集め、ベストルーキーとなった。メーカーの育成プログラム等に属さない“非メーカー系ドライバー”ながら、GAINERのシートを得てGT300クラスからスーパーGTデビューを果たすと、3度の表彰台を記録してタイトル争いを展開。最終戦までその権利を残していたが、結果的に3ポイント差のランキング3位となった。福住仁嶺以来のルーキーチャンプは逃したが、その速さは多くのレースファンに知られるところとなった。 ベストルーキー次点:周冠宇(F1) ベストルーキー次点:周冠宇(F1) Alfa Romeo FIA F2で活躍し、ついに初の中国人F1ドライバーとしてアルファロメオのシートを得た周。序盤戦は実力者のチームメイト、バルテリ・ボッタスに対して後れを取っていたものの、中盤戦以降は特に予選では互角のパフォーマンスを見せた。結果的にルーキーシーズンはランキング18位に終わったが、来季もアルファロメオに残留することが決まっており、その成長に注目が集まる。 ベストルーキー3位:岩佐歩夢(FIA F2) ベストルーキー3位:岩佐歩夢(FIA F2) Red Bull Content ...
Pierre Gasly, AlphaTauri AT03 F1の2023年シーズンに向けた新車発表日時を各チームが徐々に明らかにしつつある。そうした中、アルファタウリF1は新車そのものではなく、2023年のマシン“AT04”のカラーリング発表を予告している。 12月23日、アルファタウリはチームSNSへの投稿で、ニューヨーク州のブルックリン橋に置かれカバーのかけられたF1マシンの画像とともに、2023年2月11日の発表を予告した。ただ、投稿に添えられたハッシュタグから、2023年の新車そのものではなく、カラーリング発表であることが分かる。 そのため、アルファタウリの真の2023年型マシンの公開は、2月23日から開始されるプレシーズンテストを待つことになりそうだ。 2022年シーズン、アルファタウリは新規定のマシンで期待されたような進歩を遂げることができず、後方での争いとなってしまった。 2023年シーズンに向けてアルファタウリはドライバーラインアップが一部変更される。長年所属してきたピエール・ガスリーがアルピーヌへ移籍し、その後任にはニック・デ・フリーズが起用され角田裕毅とチームを組むことになった。 なおガスリーは2023年のアルファタウリについて、マシンのコンセプトを変えてくると示唆しており、チームも上位での戦いを期待していると内情を明らかにしていた。 「昨シーズン、僕らは中団グループのトップだったけど、今シーズンは中団グループの後方……来シーズンどうなるかなんて誰にも分からないよ」と、ガスリーは語った。 「アルファタウリがマシンコンセプトをガラリと変えてくることは知っているから、もしかしたら彼らも(中団グループ上位の)戦いに戻ってくるかも……まあ、何とも言えないけどね」 「大切なのは、来年に向けて最高の準備をすることだと思う」 なお他チームの新車関連の日程はアストンマーチンが2月13日、フェラーリが2月14日にそれぞれ新車発表を行なう予定となっている。 Follow @MotorsportJP関連ニュース:アルファタウリ、来季の『AT04』は”史上最高”のF1マシンに?「コンセプトを大きく変えてくる」と離脱のガスリー明かすアストンマーチンは己の道を行く。「ライバルの真似ごとはしない」と独自路線でF1の頂点目指すその理由とは?レッドブルとアルファタウリの『HONDA』ロゴ、2023年シーズンも引き続き掲載へアイデア爆発! 独創的F1マシン10台:一度見たら忘れられない名(迷)車たちF1メカ解説|2022年、成長率トップはアストンマーチン。シーズン中に1.3秒以上速くなった……そのアップデートを振り返る
フルラインアップされたメンズ(左)とレディス(右) マジェスティゴルフ株式会社(本社・東京都千代田区)は、匠の技術を結集させたとうたう高性能&高級ブランド「マジェスティ ロイヤル(MAJESTY Royale)」シリーズの最新モデルを、2023年1月27日から販売する。 コロナ禍3年目に突入した市場に対し、新たな「マジェスティ ロイヤル」は従来の男性ゴルファーだけではなく、女性へのアプローチを強化。品質、種類ともに手薄となっていたレディスモデルを見直し、メンズとともにフルラインアップで登場させる。 「マジェスティ ロイヤル レディス ドライバー」はロフト角を11.5度と12.5度の2種類、シャフトフレックス(硬さ)をR、A、Lの3種類から選べるバリエーションの豊富さが魅力。また、テディベアのぬいぐるみを販売する「Steiff(シュタイフ)」とのコラボレーションを実現させ、数量限定で専用ヘッドカバーが付属する。 性能面ではメンズモデル「マジェスティ ロイヤル ドライバー」と同じテクノロジーが搭載され、「クラッチウエイト」と呼ばれるアルミとステンレスで構成した新搭載の最後部ウエイトにより、余剰重量を左右に配分。慣性モーメントを高めることで、安定感とボールのつかまり具合を高めた。 またフェースには、高強度Ti-613というチタン素材を採用。カーボン素材と同等の重心設計となる極薄のチタンクラウンを採用した「チタン・モノコックボディ」と合わせることで、インパクトの力をロスさせることなくボール初速に変換するという。 メンズドライバーのロフト角は9.5、10.5、11.5度。純正シャフト「マジェスティ LV550」は硬さS、SR、R、R2で、税込価格は13万8600円。レディスドライバーも同額となる。問い合わせはマジェスティゴルフ お客様相談室(0120-622-621)まで。 専用ヘッドカバーは単体でも購入可(税込2万7500円)、本体サイズ:W330×D170×400mm ※数量限定販売
現在ヤマハでテストライダーを務めているカル・クラッチローだが、彼はこの役割の難しさは予想以上だったと語っている。 MotoGPで3勝を記録しているクラッチローは2020年シーズン限りで現役を引退。キャリア後半はホンダとの関係が深かったが、2021年からはヤマハに移り、テストライダーの役割を担うことになった。 クラッチローは2011~2013年にかけてテック3でヤマハのマシンを走らせた経験があるため、古巣のマシンに戻ってきたとも言える。 彼はヨーロッパと日本を行き来してプライベートテストに参加。さらにこの2年間はリザーブライダーとして代役参戦にも明け暮れることになり、忙しく過ごしてきた。 最近、英Autosport/Motorsport.comの独占インタビューに応えたクラッチローは「テストでは27人ものスタッフが付いているし、全力だ」とヤマハの開発への力の入れ具合を語っており、ガレージはモノでいっぱいだと話した。 「重要な役割だよね。なかなかに難しいよ」 クラッチローはテストライダーという自身の役割について、そう語った。 「僕はまだバイクに乗れて、速く、仕事も上手くできる。その観点からすると、これほど難しい仕事だとは思っていなかった」 「評価という面でも素早くできるし、その力があったんだ。1日中たくさんの指示を受けていたよ。僕は短時間で彼らに同じだけの内容を伝えることができたからね。だからヤマハも僕をテストライダーにしたんだと思うよ」 「問題はMotoGPで常に先頭集団に出られるほど速くはなかったことだった。でも、これが上手くやる方法だった」 「先頭を走っている奴らは、だいたいの場合可能な限り速く走りたいということだけを考えている」 「そして僕は同僚のためにもマシンを良くしたいと思っているから、彼らと競うのは難しいんだ。でも去年の、ファビオ(クアルタラロ/ヤマハ)がベストなバイクではないにもかかわらずタイトルを勝ち取ったときみたいなことがあると、満足感を得ることができるんだ」 Cal Crutchlow, RNF MotoGP Racing Photo by: Gold ...
MotoGPで9度チャンピオンに輝いたレジェンドライダーのバレンティーノ・ロッシ。2023年シーズンも、彼はGTワールドチャレンジ・ヨーロッパへ引き続き参戦する。 ロッシは2021年限りでMotoGPの現役を引退したが、レースへの活動は継続。2022年には四輪レースへと転向し、Team WRTに加入しGTワールドチャレンジ・ヨーロッパへフル参戦した。 耐久とスプリント、そのどちらにもロッシは出場。ニコ・ミュラーとフレデリック・ベルビッシュと共に、ベストリザルト5位を記録している。 2023年に向けてWRTはそれまでのアウディとの関係を終了し、新たにBMWへとスイッチすることが、今年中盤には既に明らかになっていた。ロッシの来季についてはそれから明らかになっていなかったが、12月16日にチームが来季体制を発表。2023年も引き続きWRTから46号車 BMW M4 GT3駆り、GTワールドチャレンジ・ヨーロッパへ参戦すると明かされた。 なおチームメイトには変更があり、スパ24時間、ル・マン24時間で優勝経験もあるマキシム・マルタンとアウグスト・ファルフスのふたりとチームを組むことになる。 そしてロッシは、来年2月4~5日に行なわれるバサースト12時間レースへこの体制で初出走することも合わせて明らかにされた。 WRT is switching allegiance to BMW in 2023, competing with ...
Max Verstappen, Red Bull Racing RB18 2023年のF1エントリーリストが発表され、2022年はレッドブル・パワートレインズ(RBPT)とされていたレッドブルとアルファタウリのパワーユニットの正式名称が「ホンダRBPT」に変更されたことが明らかになった。 ホンダは2021年シーズン限りでF1活動を終了。2022年も引き続きF1用パワーユニット(PU)の開発・製造を行なったが、これはホンダ・レーシング(HRC)を介してレッドブル・パワートレインズをサポートするという立場をとっており、そのPUはRBPTと呼称されていた。 しかし12月15日に発表された2023年のエントリーリストには、レッドブルとアルファタウリの”エンジンメーカー”の名称が「ホンダRBPT」と記載されている。 HRCが2022年同様の形でレッドブル・パワートレインズのPUを開発・製造する契約は、2025年まで結ばれている。その後2026年からは新たなPUレギュレーションが導入されるため、RBPTはこれに向けて自社でPUを開発・製造する予定で準備を進めている。 ただ先日HRCは、2026年からの新レギュレーション下でのF1パワーユニット製造者登録を済ませたことを明らかにした。HRCはこの登録はあくまで研究のためであり、即座にホンダのF1復帰に繋がるものではないと主張しているが、今後の動きに注目が集まる。 なおホンダは、2022年シーズンの後半はレッドブルとアルファタウリのマシンにホンダのロゴを復活させたが、これが2023年にも延長されることも発表されている。 また来季デビューするドライバーも含め、全てのカーナンバーも決まった。角田裕毅のチームメイトとしてアルファタウリからフル参戦デビューするニック・デ・フリーズは、自身のカーナンバーに21を選んだ。 デ・フリーズは2022年のイタリアGPで、アレクサンダー・アルボンの代役として急遽F1デビュー。この時はチームのリザーブドライバー番号である45をつけて走った。 その他のデビュー組は、すでに明らかになっていたようにオスカー・ピアストリ(マクラーレン)が81、ローガン・サージェント(ウイリアムズ)が2を選択している。 【2023年F1エントリーリスト】 ■レッドブル/PU: ホンダRBPT 1. マックス・フェルスタッペン ...
先日、鈴鹿サーキットで開催されたスーパーフォーミュラの合同/ルーキーテスト。毎年恒例の冬のテストでは、各チームがシーズンのおさらいや来季に向けた取り組みを進めていくが、今回のテストは少し事情が違っていた。 というのも、スーパーフォーミュラでは来季から新スペックのタイヤや空力パッケージが導入されるため、現行パッケージのSF19で走るのは実質これが最後の機会。そのため、今回のテストでは来季に向けたマシン熟成においてあまり有用なことができないのでは……そんな声も各所から聞こえてきていた。そのため、ふたりのドライバーの乗車マシンや担当エンジニアを入れ替えたり、新人エンジニアを起用したりと、思い切ったトライをするチームが多く見られた。 そういった意味でもある種ゆったりとした時間が流れていた感のある今回のテストだが、その中で「時間がない」と語っていたエンジニアがいる。それがTCS NAKAJIMA RACINGの加藤祐樹エンジニアだ。 2019年にはアレックス・パロウを擁してタイトル争いにも絡んだNAKAJIMA RACING。2020年は大湯都史樹が1勝、2022年は山本尚貴が1勝を記録するも、毎戦安定して上位争いに絡むことはできていないという状況だ。 そんな中今回のテストでNAKAJIMA RACINGは、山本と佐藤蓮を起用。テスト2日目には2台の車両を入れ替えるなど様々なトライをしつつ、最終的には佐藤が総合トップタイム、山本も3番手につけるなど好タイムをマークした。 今季山本担当だった加藤エンジニアは今回佐藤を担当した。NAKAJIMA RACINGのマシンに初めて乗った佐藤は「今まで乗っていた車両とは違う部分もあり、高速コーナーで速い印象」と語っていたが、そのことを加藤エンジニアに伝えると、彼はこう話した。 「そう聞くと改めて、そういうところに“合ってしまっている”のかなと思います」 Photo by: Masahide Kamio 「合ってしまっている」という言葉の真意を加藤エンジニアに聞くと、彼曰くNAKAJIMA RACINGのマシンは低速コーナーを苦手にしており、その結果特に決勝でドライバーに苦しい戦いを強いてしまったという。 低速コーナーのパフォーマンス改善で重要なのは、空力によるダウンフォースではなく、サスペンションなど足回りから得られるメカニカルグリップ。来季は空力パッケージが刷新予定とはいえ、そことは別の部分でNAKAJIMA ...
#963 Penske Porsche 963 ポルシェはFIA世界耐久選手権(WEC)とIMSAウェザーテック・スポーツカー選手権にLMDh車両の『963』をデビューさせる。開幕戦からワークスチームが参戦するのと並行し、カスタマーチームにもマシンを供給する予定であるものの、サプライチェーンの問題により開幕戦にはカスタマーカーの準備が間に合わないとポルシェは認めた。 ニューマシンの投入初年度からカスタマーチームにマシンを供給する予定だとしていたポルシェ。まずはイギリスのJOTAが最初のカスタマーチームとしてWEC参戦を表明、さらにJDC-ミラー・モータースポーツがIMSAにポルシェ963を出走させる計画を明らかにした。 関連ニュース:LMP2クラスの”雄”JOTA、来季WECはポルシェの新LMDh『963』で参戦。同シリーズではカスタマー第1号にポルシェ、LMDh車両デビューの2023年から「最大4台をカスタマーチームに供給可能」と明かす ポルシェは最終的に4台のマシンをプライベーターに供給し、2台ずつWECとIMSAに割り当てるつもりだが、以前からカスタマーカーがIMSA開幕戦デイトナ24時間レースに参戦する可能性はないとしていたため、計画の遅れは明らかだった。 「サプライチェーンに問題がある」とポルシェ・モータースポーツのLMDhディレクターであるウルス・クラトレは言う。 「納車が来年の4月になることは、契約時にカスタマーも分かっていたはずだ。デイトナ、セブリング、ロングビーチ、ポルティマオのIMSAカレンダーでは、カスタマーカーを用意することは不可能なんだ」 「我々もカスタマーも、主催者側もこの事実を好ましく思っていないが、それが現実だ。我々はかなり早い時期にそのことを伝えており、基本的には今もそれは変わらない」 「(カスタマーの)クルマは、4月末に準備される。今、我々はカスタマーとコミュニケーションをとっている。というのも、できるだけ早くクルマを彼らに渡したいからだ」 JOTAとJDC-ミラーだけでなく、プロトン・コンペティションもポルシェのカスタマーチームに加わり、最終的にWECとIMSAでポルシェ963を走らせる予定となっている。 クラトレの発言によれば、カスタマーカーのデビューは4月末のWECスパ6時間レースでのJOTAが最速のタイミングとなるはずだが、クラトレはスパへの参戦は明言しなかった。 IMSAでJDC-ミラーがポルシェ963を走らせるのは、5月中旬のラグナセカからになりそうだ。 「各車両の日程はまだ決まっていないが、4月になるだろう」と、クラトレは付け加えた。 「そしてそれはこれまで変更されていない」 Follow @MotorsportJP関連ニュース:マコヴィッキィとタンディ、ポルシェLMDhプログラムへ加入。WECとIMSA戦う強力ラインナップ完成ポルシェ、F1参戦計画はまだ死なず? FIA「彼らは現在もF1チームとの協議を続けている」『ペスカローロ』の名前がル・マンに復活する? ハイパーカーのカスタマープロジェクト進行中
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3世代目となるテーラーメイド「P770 アイアン」が登場 テーラーメイドゴルフ(本社・東京都江東区)は、コンパクトな形状の中空構造アイアン「P770 アイアン」を2023年1月20日に発売すると発表した。17年に初登場した同名モデルの3代目で、約2年4カ月ぶりのリニューアルとなる。 目玉となるテクノロジーは、「FLTD CG(flighted center of gravity)」と呼ばれる新重心設計。3~7Iのヘッド内部に搭載されたタングステンウェートの配置と重さを番手ごとに調整した。各番手の最適な重心位置を実現し、役割を明確化したヘッド設計により、それぞれに求められる飛距離性能と操作性を備えたアイアンに進化した。 また、「P770」史上最薄となる厚さ1.6mm(7番)のフォージドフェースと、中空部には前作に比べ約3.5グラムの軽量化に成功した「スピードフォームエアー充填剤」を搭載。ボール初速を向上させるとともに、心地よい打感と打音が得られるという。兄弟モデル「P790 アイアン」と比べてコンパクトな形状で、より上級者好みのヘッドに仕上がった。 ロフト角は7番で33度。標準シャフトは「ダイナミックゴールド EX TOUR ISSUE」と「ディアマナ Thump 95」の2種類。税込価格は6本セット(5番~PW)でスチールシャフト18万4800円、カーボンシャフト19万1400円。単品(3番・4番)はスチールシャフト3万800円、カーボンシャフト3万1900円。問い合わせはテーラーメイドゴルフカスタマーサービスコール(0570-019-079)まで。
#31 WRT Oreca 07 – Gibson LMP2: Sean Gelael, Robin Frijns, Rene Rast motorsport.comの調べによると、12月9日(金)のFIA世界モータースポーツ評議会(WMSC)に、WEC(世界耐久選手権)からLMP2クラスを除外して再編成する計画が提出されるようだ。 これは、2023年からWECハイパーカークラスにLMDh車両が参戦できるようになり、エントリーが増加する可能性が高いことを反映したものだ。 来季はトヨタ、フェラーリ、プジョー、ポルシェ、キャデラックから最低11台がハイパーカークラスにエントリー。グリッケンハウスとヴァンウォールがそれぞれ2台ずつエントリーを加えれば、15台まで拡大する可能性がある。 2024年にはBMW、アルピーヌ、ランボルギーニもファクトリー体制でWECにエントリーする可能性が高く、さらにプライベーターも合わせると計20台以上になる可能性がある。 また、2024年からGT3車両をベースとしたGTLM(仮称)がスタートし、より多くのメーカーに門戸が開かれることを考えると、最大62台の参戦が可能なル・マン24時間レース以外は、LMP2マシンが入る余地はほとんどなくなってしまうのだ。 WECのプロモーターであるACO(フランス西部自動車クラブ)のピエール・フィヨン会長は、次のように語っている。 「WECは年々、露出度と質の面で向上している」 ...
Honda PCX e:HEV Follow @MotorsportJP関連ニュース:全日本ロードのプロライダー達がファンとEVレース! T.Proファン☆フェスタ2022で交流深めるホンダ・レーシング サンクスデー2022が開催。F1王者フェルスタッペン来場やRB16B”ありがとう号”の日本初走行にファン2万人が集結【動画】レッドブル・ホンダ”ありがとう号”が日本を走った! 幻のF1日本GPからついに実現|ホンダレーシングサンクスデーホンダ、モータースポーツ含めた”スポーツ活動強化”のビジョンを発表。「Honda Sports Challenge」のスローガンの下あらゆる「挑戦」をサポート
12月7日~8日にかけて鈴鹿サーキットで行なわれたスーパーフォーミュラのルーキーテストにB-Max Racingから参加したラウル・ハイマン。彼はスーパーフォーミュラ初ドライブとなったものの、テストではシェイクダウン作業を行なう必要があったと明かした。 2022年のフォーミュラ・リージョナル・アメリカ(FRA)シリーズでタイトルを獲得し、ホンダ・パフォーマンス・デベロップメント(HPD)から60万ドル(約8100万円)の活動資金援助とスーパーフォーミュラ参戦権を与えられたハイマンは、来季のスーパーフォーミュラにB-Maxから参戦すると見られている。 2日間のルーキーテストでハイマンは、今季TEAM GOHで佐藤蓮が走らせたシャシーを走らせた。ただしシーズン中はレッドブルのカラーリングが、今回のテストでは白基調に変更されていた。 関連ニュース:アメリカ経由の刺客がスーパーフォーミュラへ! コロナ禍でキャリア断絶も”神様がくれたチャンス”掴む ハイマンのベストタイムは、テスト2日目の午前セッションで記録した1分38秒153。両日ともタイムシートで最下位となったものの、2日目午後にデグナーでクラッシュを喫するまでは調子を上げていっていた。 「チームは先週末にマシンを手にしたばかりで、準備の時間は僅かしかなかった」 テストを振り返り、ハイマンはMotorsport.comに対してそう語った。 「僕らにとってはシェイクダンようなモノで、やらなきゃならない作業がたくさんあった。B-Maxは、できるだけ早くそれを終えるためにプッシュしてきた。マネジメント陣もメカニックも注力しているし、仕事に対する意欲は本当に高いと感じている」 「僕のドライビングの面では、まだまだ学ぶべきことがたくさんあるし、ラップタイムも削っていく必要がある。でも、新しいマシンがどんな挙動をするか分からないから、それを学んでいくのは大変なことだよ」 またハイマンはデグナーでのクラッシュに関して、次のように語っている。 「初めてニュータイヤを履いて走っていたんだけど、ステアリングの感覚が普通じゃなかったんだ。それで僕らはマシンを戻して修正をしたから、僕の最後の走行では感触は良くなっていたよ」 「感触が良くなったから、少しハードにプッシュしたんだ。ダウンフォースを感じたかったからね」 「でも、デグナーひとつ目をプッシュして抜けようとしたら縁石に当たって、それがコースオフに繋がったんだ。衝撃は少しあったけど、ダメージは最小限だった」 来シーズンはハイマンの他にも、レッドブルの育成ドライバーであるリアム・ローソンもスーパーフォーミュラデビューを果たすと見られている。 スーパーフォーミュラは、2023年から現行車両の『SF19』に新開発のエアロキットを追加することを目指しており、ハイマンはそうしたタイミングでシリーズに加われることがルーキードライバーにとっての追い風になると考えている。 「完全なイコールコンディションとは言わないが、誰もがマシンを正しく理解する機会になる」とハイマンは言う。 ...