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下位に沈んだサインツJr.、歯車が噛み合わず「クルマがテストの時みたいに反応してくれない」

 フェラーリのカルロス・サインツJr.は、F1開幕戦バーレーンGP初日を思い通りに過ごすことができなかった。FP1は最後尾20番手で終えただけでなく、FP2でも14番手に留まったのだ。

 FP1ではスピンを喫したシーンもあったサインツJr.。プラン通りに走行をこなすことができなかった影響が大きかったようだ。

「FP1で試したいと思っていたことをいくつかテストしていたんだ。ミディアムタイヤをスクラブして、ナイトセッション(FP2)でソフトタイヤを使いたかった」

 そうサインツJr.は語った。

「そして、計画通りにはいかなかったんだ。意図的なものではなかった。テストがうまくいかなかったから走行時間を少し失い、自由を失い、おそらくFP2でその代償を払うことになったんだ」

 サインツJr.はタイムを出せなかったが、チームメイトであるシャルル・ルクレールは4番手タイムを残している。アストンマーチンのフェルナンド・アロンソとレッドブル勢に次ぐポジションだ。

 サインツJr.もそれだけのタイムを出すポテンシャルがあるわけだが、彼はプレシーズンテストで得られていたような感触を感じることができておらず、マシンを思うように操れていないと明かした。ルクレールがテストよりもフィーリングが良いと語っているだけに、歯車が噛み合っていないように見える。

「クルマはテストの時と同じようには感じられない。だから、路面コンディションが少し変わったことも含めて、どんな可能性があるのか目を向けているんだ」

「パフォーマンスも変わっているように見える。だから、一晩じっくりと観察して、明日はそれをまとめようと思っている」

「単純にクルマが期待通り、あるいはテストの時のような反応を示してくれないんだ。そしてバランスにも少し苦労している」

「以前いた場所から外れているような感じがするんだ。明日に向けて元に戻れることを期待している」

「もしマシンのフィーリングがテストの時と同じで、良いラップを刻むことができれば、明らかに接戦になる。予測するのは不可能だけど、今日よりは絶対に良いはずだ」

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