2023年のスーパーフォーミュラは3月6日から鈴鹿サーキットで今季最初の合同テストが実施されるが、それに先駆けて新型車両『SF23』のシェイクダウン走行が行なわれた。
シェイクダウンが行なわれたのは『2023 鈴鹿サーキット モータースポーツファン感謝デー』の初日である3月4日。イベントプログラムのひとつに組み込まれ、60分の走行セッションが実施された。
SF23は2019年から使用された『SF19』の後継車両だ。SF23は接近戦を実現させるために新たなエアロパーツが導入されており、さらにバイオ素材を使用したカウル、再生可能原料を活用したタイヤの導入など、カーボンニュートラルにも対応。先代車両から様々なアップデートが施されている。
麻などの天然素材を活用したカウル。一見してもカーボン素材と遜色なく、懸念されていた色ムラなどもない
Photo by: Motorsport.com / Japan
フロントウイングなどのエアロパーツもアップデート
トップタイムを記録したのは、DOCOMO TEAM DANDELION RACINGの6号車をドライブした大津弘樹。1分37秒003をマークした。6号車のレギュラードライバーは太田格之進だが、太田は昨日のスーパーGTテストで大クラッシュした影響で欠席となり、大津が代役を務めた。
2番手以下のタイムは次の通り。なお3月5日は9時00分より30分のフリー走行が実施され、6日からは2日間の合同テストがスタートする。
■スーパーフォーミュラ:SF23シェイクダウン
1. 大津弘樹(DOCOMO TEAM DANDELION RACING)1:37.003
2. 宮田莉朋(VANTELIN TEAM TOM’S)1:37.078
3. 小林可夢偉(Kids com Team KCMG)1:37.099
4. 坪井翔(P.MU/CERUMO・INGING)1:37.347
5. 国本雄資(Kids com Team KCMG)1:37.421
7. 大湯都史樹(TGM Grand Prix)1:37.465
8. 野尻智紀(TEAM MUGEN)1:37.476
9. リアム・ローソン(TEAM MUGEN)1:37.513
10. ジュリアーノ・アレジ(VANTELIN TEAM TOM’S)1:37.566
11. 笹原右京(KONDO RACING)1:37.656
12. 山本尚貴(TCS NAKAJIMA RACING)1:37.797
13. 大嶋和也(docomo business ROOKIE)1:37.851
15. 平川亮(ITOCHU ENEX TEAM IMPUL)1:37.993
16. 関口雄飛(ITOCHU ENEX TEAM IMPUL)1:38.041
17. 福住仁嶺(ThreeBond Racing)1:38.131
18. 小高一斗(KONDO RACING)1:38.471
19. 牧野任祐(DOCOMO TEAM DANDELION RACING)1:38.613
20. ジェム・ブリュックバシェ(TGM Grand Prix)1:39.658
21. ラウル・ハイマン(B-Max Racing Team)1:40.247
22. 松下信治(B-Max Racing Team)
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