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VR46ルカ・マリーニ、高身長で体重不利も諦めが肝心? 「自分のできることに集中するだけ」

vr46ルカ・マリーニ、高身長で体重不利も諦めが肝心? 「自分のできることに集中するだけ」

Luca Marini, VR46 Racing Team

 MotoGPクラスに参戦するルカ・マリーニ(VR46)は身重184cmと大柄であり、これに起因する体重の問題と、MotoGPマシンとライダーの最小重量について声を挙げてきた。ただ、今は規約の改定も望めないため、現状を受け入れてやっていくしかないと考えているようだ。

 マリーニのような大柄なライダーは当然体重も重くなってくるため、その影響が特にタイヤマネジメントの面で不利になると考えられている。そして、マリーニはMotoGPクラスでもマシンとライダーを合わせた重量制限とすべきだと訴えてきていた。

 現在のMotoGPクラスではマシンの最低重量規制は存在するが、Moto3やMoto2クラスのようなマシン+ライダーを合わせた重量制限は存在しない。その点はこれまでマリーニ以外のライダーからの指摘もされてきた。

 そしてMotoGPクラスでは2023年から新たにスプリントレースが導入される。そのため、プレシーズン期間にはライダーがどうやって高まる負荷に対してトレーニングを変えていくかにも、注目が集まっていた。

 だがマリーニは体重面で不利な身体につけられる筋肉量が限界に達していると感じているため、これ以上筋肉をつけるトレーニングは難しい。彼より小柄なライダーがスプリントレース対策として数kg筋肉をつけることも可能と考えると、マリーニは更に不利になるようにも考えられるが、そのハンディキャップを受け入れる必要があると彼は考えていると語った。

「まあ、ものすごく心配しているわけではないけれど、僕にとっては大事なことなんだ。もし僕がもっとトレーニングして、筋肉をつけるとすると物理的な問題でラップタイムに影響が出てしまうからね」

「もう2~3kg筋肉をつけると、バイクが遅くなるか、もしくは加速時にリヤタイヤに与える負荷が大きくなるだろう。それは良いことじゃない。タイヤはかなり繊細だし、ベストな形でとてもスムーズに走らせることが求められているんだ」

「加速、そしてスピードもオーバーテイクには大事な要素だしね。小柄なライダー達はもっとトレーニングができるんだろうけど、2レースするのには役立つだろう」

「でも僕もベストを尽くすだけだ。それに将来的にルールが変わることを期待しているよ。ただ、WSBK(スーパーバイク世界選手権)でも変わらなかったからね」

「(運営の)ドルナがスーパーバイクで何かやってくれるだろうと期待していたんだ。でも彼らは違う立場をとっていた」

「だから僕のほうとしては、自分の才能とスピードでできることに集中して、他と何か違うことをやろうとするだけだ。このハンディキャップは、僕のキャリアを通じてずっとついてくるモノだからね。落ち着いているよ」

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