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RCカーで夢のドライブ 運転席をVRで体験、驚きの臨場感

rcカーで夢のドライブ 運転席をvrで体験、驚きの臨場感

RCカーを運転しているかのような感覚を味わえるシンクロドライビング=静岡市駿河区曲金の同市南部体育館で2023年5月12日午前10時5分、丘絢太撮影

 ラジオコントロールカー(RCカー)の魅力を味わえる体験型イベント「RCカーフェスティバルinホビーのまち静岡」が13、14日に静岡市南部体育館で開催される。フェスティバルでは仮想現実(VR)などの技術を用い、実際にRCカーの運転席にいるかのような感覚を体験できるイベント「シンクロドライビング」がお披露目される。12日に行われた内覧会で、一足先に臨場感あふれる「ドライブ」を味わってみた。【丘絢太】

 シンクロドライビングは、プラモデル大手のタミヤやNTT西日本静岡支店など4団体の協力で実現した。

 RCカーに360度撮影可能なカメラや、物体の回転や向きを検知する「ジャイロセンサー」を搭載。RCカーで感知した衝撃や映像などのデータを操縦者が座る球体状のソファ「シンクロアスリート」にリアルタイムで送信する。操縦者は装着したゴーグルを通して、RCカーの「運転席」から見える映像をVRで立体的に味わうと同時にソファを通して揺れや傾きも感じられる。

 記者も実際に運転を体験してみた。ゴーグルを付け、コントローラーを両手で握ると、コース上で運転席にいるかのような映像が目に飛び込んできた。ボタンを軽く押しても早く前進するので慎重にハンドルを切る。コース途中の凹凸に乗り上げると、ソファが傾いて揺れ、振動を感じるので本当に運転している気分を味わえた。

 同システムのPRなどを担うハイスペック(静岡県三島市)の諸星真孝社長(53)は「臨場感の演出にこだわった。多くの人に楽しんでもらいたい」と語る。また、この日は市内の小学生たちも社会見学で会場を訪れた。小学4年の女児(9)は「運転したらグラグラした。坂道を上るのがリアルだった」と笑顔で話した。

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