RCカーを運転しているかのような感覚を味わえるシンクロドライビング=静岡市駿河区曲金の同市南部体育館で2023年5月12日午前10時5分、丘絢太撮影
シンクロドライビングは、プラモデル大手のタミヤやNTT西日本静岡支店など4団体の協力で実現した。
RCカーに360度撮影可能なカメラや、物体の回転や向きを検知する「ジャイロセンサー」を搭載。RCカーで感知した衝撃や映像などのデータを操縦者が座る球体状のソファ「シンクロアスリート」にリアルタイムで送信する。操縦者は装着したゴーグルを通して、RCカーの「運転席」から見える映像をVRで立体的に味わうと同時にソファを通して揺れや傾きも感じられる。
同システムのPRなどを担うハイスペック(静岡県三島市)の諸星真孝社長(53)は「臨場感の演出にこだわった。多くの人に楽しんでもらいたい」と語る。また、この日は市内の小学生たちも社会見学で会場を訪れた。小学4年の女児(9)は「運転したらグラグラした。坂道を上るのがリアルだった」と笑顔で話した。