ニュース

海外

自動車

上海汽車集団の販売台数、5月は40万台突破

上海汽車集団の販売台数、5月は40万台突破

上海汽車集団の販売台数、5月は40万台突破

第20回上海国際自動車工業展覧会(上海国際モーターショー)で上海汽車集団の傘下ブランド「智己汽車(IM Motors)」の新型電動スポーツタイプ多目的車(SUV)「LS7」を見る来場者。(4月24日撮影、上海=新華社記者/方喆)

 【新華社上海6月12日】中国自動車大手の上海汽車集団が8日に発表した5月の完成車販売台数は前年同月比10.2%増の40万台となり、月間販売台数は1月以降、「前月を上回る」良好な状態が続いている。中でも新エネルギー車は5.9%増の7万6千台だった。同社は今後、新エネ車の投入を加速させ、販売量が「前月を上回る」状態を維持するとした。

 自主ブランドの1~5月の販売台数は傘下の乗用車メーカー、上汽乗用車が前年同期比19.5%増の33万8千台、傘下で商用車を手掛ける上汽大通汽車が20.9%増の8万7千台だった。

 上汽集団全体の新エネ車販売台数は1~5月が28万6千台、5月が7万6千台となり、月間販売台数は1月以降、「前月を上回る」状態を維持した。うち上汽乗用車の販売台数は前年同月比51.5%増の3万2千台だった。傘下メーカーで米自動車大手ゼネラル・モーターズ(GM)などが出資する上汽通用五菱汽車が3月末に発売したバッテリー式電気自動車(BEV)「繽果」は、5月の販売台数が前月比10.0%増の1万8千台超となった。傘下メーカーで米GMとの合弁企業である上汽通用汽車(上汽GM)は、「ビュイック」ブランドの電動SUV(スポーツタイプ多目的車)「エレクトラE5」の納車を全国で開始し、現在の1日当たりの新規受注は100件を超えている。

 海外市場での販売台数は、1~5月が47.7%増の43万8千台、5月が9万2千台だった。傘下の「MG(名爵)」ブランドは欧州市場で引き続き好調で、5月の販売台数は2.7倍の2万1千台だった。英国やドイツ、フランス、イタリア、スペイン、スウェーデンなどの新車販売台数ランキングでも上位を維持した。

 電子商取引(EC)大手のアリババと共同で設立した電気自動車(EV)メーカーの智己汽車科技は、5月の販売台数が2009台となり、月間販売台数は3カ月連続で2千台を超えた。6月12日にはスマート戦略の最新成果を発表し、電動SUV「智己LS7」の新モデルを発売する予定という。また、傘下でハイエンドブランドを手掛ける飛凡汽車科技は納車ペースを加速させており、フルサイズ電動セダン「飛凡F7」は5月の月間納車台数が初めて2千台を突破した。

 このほか、同社は4月18日に発表した「新エネ車発展3カ年行動計画」で、「電動とスマートコネクテッドという新たな軌道」に照準を合わせ、未来に向けてコア技術の優位性を構築する方針を明らかにした。

TOP STORIES

発見・体験、日本旅行に関する記事
Top List in the World