ニュース

海外

自動車

独VW、中国でEV部品現地生産を推進

独vw、中国でev部品現地生産を推進

独VW、中国でEV部品現地生産を推進

大衆汽車(安徽)の生産ライン。(合肥=新華社配信)

 【新華社合肥11月23日】ドイツ自動車大手フォルクスワーゲン(VW)が中国に設立した初の100%出資の電池システム工場、大衆汽車(安徽)零部件は21日、高電圧電池システムの生産を開始した。

 VW中国法人、大衆汽車集団(中国)のオラフ・コルジノフスキー執行副総裁はこれについて「VWの新エネルギー車(NEV)部品の供給を一段と確実にし、VWがスマート電気自動車(EV)のサプライチェーン(供給網)の現地化を持続的に推進していることを示すものだ」とし、自動車産業のエコシステムと現地経済に新たな活力を注入するとの見方を示した。

 高電圧電池システムは、VWと安徽江淮汽車集団の合弁企業である大衆汽車(安徽)がEV専用車台「MEB」で生産する純電気自動車(BEV)の重要な部品となり、最初の生産能力が年間15万~18万個、同社が年末に本格量産に入るBEVに搭載される。大衆汽車(安徽)零部件はMEB工場の隣に建てられ、敷地面積は4万5千平方メートルを超える。

 コルジノフスキー氏は「今回生産を始めた高電圧電池システムは複数のセルモジュール、セル制御装置、セルコントロールシステム、コネクターなどで構成される。電池部品の96%は現地で調達する」と指摘。VW中国の部品部門はインテリジェント・コネクテッド・ビークル(ICV)の新時代へのグループの事業転換を積極的に推進しており、初の高電圧電池システムの完成はEV主要部品の現地開発・生産に尽力するとのグループの決意を示していると語った。

TOP STORIES

発見・体験、日本旅行に関する記事
Top List in the World