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広州汽車集団、23年生産・販売とも250万台超

広州汽車集団、23年生産・販売とも250万台超

広州汽車集団、23年生産・販売とも250万台超

広東省広州市番禺(ばんぐう)区にある広汽埃安のスマート生態工場で働く従業員。(2023年6月9日撮影、広州=新華社記者/龔兵)

 【新華社広州1月7日】中国の自動車大手、広州汽車集団が5日に発表した2023年の生産台数は前年比2.0%増の252万8800台、販売台数は2.9%増の250万5千台で、ともに250万台を突破した。新エネルギー車(NEV)の販売台数は77.6%増の54万9602台で引き続き大幅増となった。自主ブランド車の販売台数は過去最高の約89万台に上り、40%近く増加した。うち新エネ車は58%を占め、第14次5カ年規画(十四五、2021~25年)で掲げられた50%超の目標を2年前倒しで実現した。

 傘下で新エネ車ブランド「埃安(AION)」を展開する広汽埃安新能源汽車の販売台数は77.0%増の48万3台で、業界水準を大幅に上回った。設立から4年8カ月となった23年12月28日に累計100万台の生産・販売を達成し、世界で最も早く100万台を突破した純電気自動車(BEV)ブランドとなった。同月、傘下のスマート・エコ工場は世界経済フォーラム(WEF)の「グローバル・ライトハウス・ネットワーク」に選ばれ、唯一の新エネ車「ライトハウス工場」となった。

 同じく傘下で自主ブランド「伝祺(Trumpchi)」を手掛ける広汽乗用車の販売台数は12%超増の40万6505台となり、業界水準を上回った。ミニバン型多目的車(MPV)「伝祺」が好調で、販売台数は59.0%増の16万4159台となり、国内MPV市場でトップに躍り出た。伝祺の23年末時点の市場占有率は約20%で、ユーザー数が50万人超と上位に入った。

広州汽車集団、23年生産・販売とも250万台超

 トヨタ自動車との合弁会社、広汽豊田汽車(広汽トヨタ)の販売台数は95万台を超え、中国の日系ブランドで1位となり、国内化石燃料車の平均販売台数を上回った。セダン、スポーツタイプ多目的車(SUV)、MPVを網羅するなどラインナップを一段と拡充させ、複数の売れ筋車種を市場に投入した。電動化比率は年を追うごとに上昇、23年は32.2%に達し、ハイブリッド車(HEV)の累計販売台数も100万台を突破した。

 本田技研工業との合弁会社、広汽本田汽車(広汽ホンダ)の販売台数は64万台を超えた。高成長するプラグインハイブリッド車(PHEV)市場への参入を加速させ、電動車販売台数は累計11万台に上った。BEVのラインナップを拡充し、23年に第21回広州国際汽車展覧会(広州モーターショー)でBEV「e:NP2(極湃2)」を初めて発表、24年上半期(1~6月)に発売する。国際市場開拓を進めており、SUV「致在(ZR-V)」とミニバン「オデッセイ」のHEVの欧州と日本への輸出台数は2万台を超えている。

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