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中国EV大手・BYD、日本戦略強化 毎年1車種以上の新型投入

中国ev大手・byd、日本戦略強化 毎年1車種以上の新型投入

発表会に出席したビーワイディージャパンの劉学亮社長(左)と国内販売を手がけるBYDオートジャパンの東福寺厚樹社長=東京都港区で3月1日、加藤結花撮影

 中国の電気自動車(EV)大手・比亜迪(BYD)は1日、東京都内で戦略発表会を開き、日本市場に毎年1車種以上の新型を継続して投入する方針を示した。ビーワイディージャパンの劉学亮社長は「EVの選択肢を増やすことが大切」と述べ、セダンEV「SEAL(シール)」を6月ごろに発売する計画を発表した。

 同社はスポーツタイプ多目的車(SUV)EV「ATTO3(アットスリー)」と小型EV「ドルフィン」の2車種をこれまで日本で販売し、計約2000台を受注。2025年をめどに約20の販売店を100店舗に拡大する計画だ。

 BYDは23年1月に日本の乗用車市場に参入。ドルフィンの3月までの販売目標は1100台だが、昨年12月時点で約250台にとどまる。この1年について劉社長は「期待の高まりや認知の拡大など手応えを感じている」と話した。EVの定着を図るため、国内ではプラグインハイブリッド車(PHV)の発売は検討していないことも明らかにした。

 戦略発表会では1日に発売した新色の「アットスリー」をお披露目。操作性を向上させるため、車内のディスプレーを大きくした。販売価格は従来より10万円高い450万円(税込み)。【加藤結花】

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