自動車市場が急成長中のインド。GDPは2027年にも日本を追い抜くといわれ、経済成長著しい。そんなインドの自動車メーカー、タタ・モータースが開発したパンチEVは、EV専用プラットフォームを使っていながらも超廉価なのだ!!
※本稿は2024年2月のものです
初出:『ベストカー』2024年3月10日号
■2024年の注目はインド車! タタから激安EVも登場!
EV専用プラットフォームを使ってなお破格の196万円で売り出されたタタのパンチEV
2024年、クルマの話題を振りまきそうな国にインドがある。同国は2027年にもGDPで日本を追い抜く予定で、自動車市場が急成長しているからだ。
「ふーん196万円か」と感じる人もいるだろう。しかし驚くなかれ、このクルマはガソリン車の派生モデルではなく、高価な専用プラットフォームから生まれたネイティブEVなのだ。
■プラットフォームから読み取るタタの思惑
タタが初めて開発したEVプラットフォームだが、名前を「acti・ev(アクティブ)」という。特長はeアクスルなど車軸一体型電動ユニットを使用することで、FF、FR、4WDのいずれにも対応できるというところ。
この設計思想からも、タタが効率的にEVを生み出そうとしていることがわかるが、それにしてもその値段の安さには、身震いする思いだ。
日本メーカーにとっても、今後インドは重要市場となる。ふんどしを引き締めて取り組まねば!
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