独BMW、23年の新エネ車世界納車台数が56万台超す
ドイツ・ミュンヘンで行われた欧州最大規模の自動車ショー「IAAモビリティ2023」でBMWの展示ブースを見学する来場者。(2023年9月5日撮影、ミュンヘン=新華社記者/任鵬飛)
BMWは新エネ車分野で取り組みを強めており、遼寧省瀋陽市は同社最大の生産拠点と最も重要な新エネ車センターの一つになっている。瀋陽生産拠点への投資額は10年以降の累計で約1050億元(1元=約21円)に上った。
23年11月22日には中国華晨汽車集団との合弁会社、華晨宝馬汽車(華晨BMW)の投資額100億元に上る第6世代車載電池工場がトッピングアウト(上棟)し、主体構造が完成。26年の稼働を予定している。新たな生産施設はBMWが最新技術を中国に導入し、低炭素で高品質な車載電池を生産する土台になるとみられる。
BMWの次世代モデルは26年に瀋陽で生産され、国産化を実現する予定。新たに開発された高性能のEVドライブトレインと電池システムが搭載される。
同社の23年の世界納車数は6.4%増の255万4183台、「BMW」と傘下の小型車ブランド「MINI」を合わせた中国市場販売台数は4.2%増の82万4932台だった。