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独BMW、23年の新エネ車世界納車台数が56万台超す

独bmw、23年の新エネ車世界納車台数が56万台超す

独BMW、23年の新エネ車世界納車台数が56万台超す

ドイツ・ミュンヘンで行われた欧州最大規模の自動車ショー「IAAモビリティ2023」でBMWの展示ブースを見学する来場者。(2023年9月5日撮影、ミュンヘン=新華社記者/任鵬飛)

 【新華社瀋陽3月26日】独自動車大手BMWグループはこのほど、純電気自動車(BEV)が事業成長の主な駆動力になっていることを明らかにした。同社の2023年の年次報告書によると、BEVの世界納車台数は前年比74.2%増の37万5千台を超え、うち中国では約10万台に達した。プラグインハイブリッド車(PHEV)を合わせると、23年の新エネルギー車(NEV)世界販売台数は56万台を超え、30.5%増加した。

 BMWは新エネ車分野で取り組みを強めており、遼寧省瀋陽市は同社最大の生産拠点と最も重要な新エネ車センターの一つになっている。瀋陽生産拠点への投資額は10年以降の累計で約1050億元(1元=約21円)に上った。

 23年11月22日には中国華晨汽車集団との合弁会社、華晨宝馬汽車(華晨BMW)の投資額100億元に上る第6世代車載電池工場がトッピングアウト(上棟)し、主体構造が完成。26年の稼働を予定している。新たな生産施設はBMWが最新技術を中国に導入し、低炭素で高品質な車載電池を生産する土台になるとみられる。

 研究開発費は3年連続で60億ユーロ(1ユーロ=約164円)以上を保ち、23年は13.8%増の75億3800万ユーロとなった。そのほとんどは車両の電動化、デジタル化に向けた研究開発に使われたほか、次世代モデルの研究開発や自動運転にも投じられた。

 BMWの次世代モデルは26年に瀋陽で生産され、国産化を実現する予定。新たに開発された高性能のEVドライブトレインと電池システムが搭載される。

 同社の23年の世界納車数は6.4%増の255万4183台、「BMW」と傘下の小型車ブランド「MINI」を合わせた中国市場販売台数は4.2%増の82万4932台だった。

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