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SUPER GT第7戦オートポリス予選、両クラスともコースレコード GT500は16号車 ARTA MUGEN NSX-GT(福住仁嶺/大津弘樹)がポール獲得

super gt第7戦オートポリス予選、両クラスともコースレコード gt500は16号車 arta mugen nsx-gt(福住仁嶺/大津弘樹)がポール獲得

GT500のポールポジションを獲得した16号車 ARTA MUGEN NSX-GT(福住仁嶺/大津弘樹、BS)

SUPER GT第7戦オートポリスが10月14日~15日の2日間にわたってオートポリスインターナショナルレーシングコースにおいて開催されている。14日には予選が行なわれ、日曜日の決勝レースに向けたグリッド順が決定した。

GT500のポールポジションを獲得したのは、第5戦鈴鹿で優勝した16号車 ARTA MUGEN NSX-GT(福住仁嶺/大津弘樹、BS)で、コースレコードをマーク。GT300は2号車 muta Racing GR86 GT(堤優威/平良響/加藤寛規、BS)で、こちらもコースレコードをマークした。

super gt第7戦オートポリス予選、両クラスともコースレコード gt500は16号車 arta mugen nsx-gt(福住仁嶺/大津弘樹)がポール獲得

2号車 muta Racing GR86 GT(堤優威/平良響/加藤寛規、BS)

GT500クラス

GT500の予選は、予選1回目(Q1)でポイントランキングトップの3号車 Niterra MOTUL Z(千代勝正/高星明誠、MI)と2位の36号車 au TOM’S GR Supra(坪井翔/宮田莉朋、BS)が脱落した。予選2回目(Q2)に進んだ上位8台は、トヨタが5台、ホンダが3台で、日産勢はQ2に1台も進めなかった。

Q2では16号車 ARTA MUGEN NSX-GT(福住仁嶺/大津弘樹、BS)がコースレコードを破る1分31秒131をマーク。優勝した第5戦鈴鹿に続いてポールポジションを獲得した。2位は19号車 WedsSport ADVAN GR Supra(国本雄資/阪口晴南、YH)。3位は39号車 DENSO KOBELCO SARD GR Supra(関口雄飛/中山雄一、BS)。

super gt第7戦オートポリス予選、両クラスともコースレコード gt500は16号車 arta mugen nsx-gt(福住仁嶺/大津弘樹)がポール獲得

コースレコードでポールポジションを獲得した16号車 ARTA MUGEN NSX-GT(福住仁嶺/大津弘樹)

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予選2位は19号車 WedsSport ADVAN GR Supra(国本雄資/阪口晴南)

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予選3位は39号車 DENSO KOBELCO SARD GR Supra(関口雄飛/中山雄一)

GT300クラス

GT300の予選は、チャンピオン候補の一角である56号車 リアライズ日産メカニックチャレンジ GT-R(ジョアオ・パオロ・デ・オリベイラ/名取鉄平、YH)がAグループで9位となってしまい、Q2に進めないなどの波乱があったが、ランキング上位勢は順当にQ2に進んだ。

そのQ2では2号車 muta Racing GR86 GT(堤優威/平良響/加藤寛規、BS)が1分42秒016という驚異的なタイムをマークして、コースレコードでポールポジションを獲得した。堤優威選手は初めてのポール獲得。2位は61号車 SUBARU BRZ R&D SPORT(井口卓人/山内英輝、DL)、3位は31号車 apr LC500h GT(嵯峨宏紀/小高一斗/根本悠生、BS)となった。

super gt第7戦オートポリス予選、両クラスともコースレコード gt500は16号車 arta mugen nsx-gt(福住仁嶺/大津弘樹)がポール獲得

ポールポジションを獲得した2号車 muta Racing GR86 GT(堤優威/平良響/加藤寛規)

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2位となった61号車 SUBARU BRZ R&D SPORT(井口卓人/山内英輝)

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3位は31号車 apr LC500h GT(嵯峨宏紀/小高一斗/根本悠生)

両クラスともブリヂストン装着車がポール獲得、オートポリスではアドバンテージがあると平良選手

super gt第7戦オートポリス予選、両クラスともコースレコード gt500は16号車 arta mugen nsx-gt(福住仁嶺/大津弘樹)がポール獲得

ポールポジション記者会見

予選終了後にはSUPER GTを運営するGTA主催によるポールポジション会見が行なわれた。

──それではポールポジションを獲得した今の気持ちを。

平良響選手:ほっとしている。練習走行から調子はよく、このまま行けばポールは取れるだろうと思っていた。結果、Q1もQ2もトップタイムをマークしてすべて1位だったのはよかった。自分のパートではQ1からQ2にかけてタイヤのウォームアップ情報を堤選手に共有できたし、自分の仕事としてはよくできたと思っている。

堤優威選手:ほっとしている。レースウィークを迎えてチームが速いクルマを用意してくれて感謝している。ここまでの何レースか、特に前戦はドライバーもチームもレースをまとめきることができていなかったが、今回はやるべきことをやれたと思っている。

加藤寛規選手:(加藤選手は、本来チーム監督だが、2人に何かあったときのことを想定して第3ドライバーに登録されている)2人とも今シーズンずっとやってきて、本人たちの弱みも強みも見えてきて、2人の強みを活かすことが自分の仕事だが、今日はそれができていたと思う。しかし、本当に欲しいのは明日の結果なので、明日に向けて仕切り直してがんばっていきたい。

大津弘樹選手:とにかくうれしい。チャンピオン争いという観点では大きな意味があるポールだ。明日のレースではしっかりポイントを稼ぎたい。ポールは優位な位置なので、そうした結果に向けての大きな第一歩と考えている。クルマの調子はよくて、これからどう改善していくのかに関しては重箱の隅をつつくような感じだった。Q1に向けては違うタイヤ選択をしたので(8位とギリギリだった)、もっと上の方で楽にバトンを渡せればよかった。そこからタイヤを変更して、少しセッティングを調整したらQ2で仁嶺がとてつもない速さを見せてくれた。

福住仁嶺選手:フリー走行の走り始めは難しく、自分が前半走って、大津選手が後半走って、クルマをアジャストしていったが、よいクルマに仕上げることができた。赤旗などもあって、大津選手はニュータイヤで一度も走れていないのに、その中でもQ1はちゃんと走ってくれて、タイヤの選択もわるくないし、明日に向けてよいスタートだと思っている。

──500、300ともにコースレコードでのポールになった。また、300の堤選手は初めてのポール獲得となる、改めてその感想をお願いしたい。

堤優威選手:自分はQ2を担当した経験が少なくて、いつも2位とか3位だったので、初めて取れたのは本当にうれしいし。チームとしてもきちんとタイムが出せたことはホッとしている。速さがあることは確認できたので、明日結果を残すだけだ。

福住仁嶺選手:オートポリスを走った中でも気温は低めな印象だったが、走り始めからタイムが出ており、コースレコードが出せてよかった。

──GT300の2人は盛んにチャンピオンを意識した発言をしているが、16号車の2人も同じようにチャンピオンを意識しているか?

大津弘樹選手:前々回のレースで勝っているが、レース内容としてはミスがあったり、ペナルティを受けるレースが続いてしまったりしたのが反省点だ。しっかりと自分達のレースをすれば結果がついてくるのは前々回の結果で明らかなので、それは意識しないで1戦1戦大事にレースをしたい。

福住仁嶺選手:大津さんと同じだが、今年まともにレースができたのは鈴鹿のときぐらいだ。優勝したときだけは小さなミス程度で終わったため優勝できたが、チーム力も上がっており、流れとしてはいいと思う。ここで優勝する、しないは大きな影響があり、ポイント上位の3号車、36号車との差を詰めて、最終戦で追いつけるようにしたい。

──GT300もGT500もブリヂストン装着車で、特にGT300の2人は盛んにブリヂストンが今回はよかったと言っていたが、それはどういうことか?

平良響選手:予選結果をご覧いただければ分かるように、ブリヂストンが1位、3位、4位を占めている。練習走行からもその傾向は見えていたと思うのだが、ロングの性能もよく、今までの長いレースでもブリヂストンのロングの強さは見えていると思うので、明日のレースもかなりいいのではないかと思っている。特に今回、攻撃性の強いコースであるオートポリスが450kmレースになったということで、そう聞いたときは、これはいけるなと感じたぐらいだ。

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