David Alonso, GasGas Aspar Team
サンマリノGPのMoto3クラスの予選では日本人ライダーが好調な走りを見せ、佐々木歩夢(Liqui Moly Husqvarna Intact GP)と鳥羽海渡(SIC58 Squadra Corse)がそれぞれ2番手と3番手を獲得。フロントロウから決勝レースに臨むことになった。
決勝(全20周)はポールシッターのジャウマ・マシア(Leopard Racing)がしっかりと先頭をキープしてスタート。マシアは今回逃げを打つつもりのようで、オープニングラップから2番手以下を大きく突き放すハイペースを発揮。3周目には1秒差に広がっていた。
数周にわたるバトルの末、2番手はオンジュが確保。モレイラ、佐々木がそこに続く形で、ようやくペースを取り戻してマシアを追いかけだした。
オンジュが2番手集団を引っ張り出したあとは、先頭マシアとの差が1周ごとに近づき、7周目にはオンジュとモレイラが完全に追いついてトップ3台の争いとなった。
先頭のオンジュのペースは悪くないものの、2番手以下のライバルもそれに食らいついていく。そのためトップ集団ではギャップがほぼ広がらない状況となった。
以降はムニョスが先頭争いから脱落したものの、ラストラップまでオンジュ、マシア、アロンソの三つ巴の状況が続いた。
後続の2人から激しく攻め立てられるオンジュはなんとかディフェンスしていたが、バックストレートエンドのターン14への突っ込みでアロンソが先頭を奪取。そのまま残る2つのコーナーを守りきり、アロンソが今季3勝目を挙げた。2位はマシア、そして3位は最後の最後でポジションを下げたオンジュとなった。
日本人ライダーは鳥羽が6位で最上位フィニッシュ。佐々木は序盤以降ポジションを下げて7位となった。古里太陽(Honda Team Asia)が11位、山中琉聖(Gaviota GASGAS Aspar Team)が14位、鈴木竜生(Leopard Racing)が15位となり、Moto3クラスに参戦した日本人ライダー全員が入賞する結果となった。
なお今回はポイントリーダーのダニエル・ロドリゴ(Red Bull KTM Tech3)が16位でノーポイント。そのためランキング2番手の佐々木との差が4ポイントにまで縮まっている。
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