Marco Bezzecchi, VR46 Racing Team
MotoGP第9戦イギリスGPのプラクティス1は、VR46のマルコ・ベッツェッキがトップ。上位4台をドゥカティのサテライトチームが独占した。
サマーブレイクの間にレギュレーションも調整され、予選Q2に直接進出するライダーとQ1に出場するライダーの振り分けには、プラクティス2のみを参照する形に。各チームはこのプラクティス1でタイムを気にせず、バイクのセットアップ調整に集中できることになった。
またこのレースから、ポル・エスパルガロ(GASGAS)が復帰。開幕戦ポルトガルGPのプラクティス2で転倒し大怪我を負って欠場が続いていたが、セッション序盤から早速コースインし、周回を重ねた。
セッション序盤から、ベッツェッキやジャック・ミラー(KTM)、アレイシ・エスパルガロ(アプリリア)がタイムを更新しながら周回を重ねていった。
ベッツェッキが5周目に記録した2分0秒885がしばらくセッションのトップとなっていたが、残り5分を切って各車ペースアップ。タイムシートは次々と入れ替わっていった。
VR46の2台は連なってアタックを続け、タイム更新を連発。最終的にベッツェッキが2分0秒295でセッションをトップで終え、2番手にルカ・マリーニが続き、VR46のワンツーという結果となった。
3、4番手には同じくドゥカティのサテライトチームであるプラマックのホルヘ・マルティン、ヨハン・ザルコ。さらに走り出しから速さを見せたミラー、アレイシ・エスパルガロが続いた。
ホンダ勢の最上位はマルク・マルケス(レプソル・ホンダ)の15番手。新ウイングを試していた中上は18番手だった。
セッション終了後には各車が再びコースインし、グリッドでスタート練習を複数回行なったが、ドゥカティのエネア・バスティアニーニはここでクラッシュしてしまった。
またアプリリアのマーベリック・ビニャーレスはセッション終了直後にコース上でスタート練習を行なったところ、ローンチコントロールが誤作動したのかバイクがジャンプ。再始動出来ずにグリッドでのスタート練習には参加できないなど、長期の休み明けらしい慌ただしさも感じられたセッションとなった。
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