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鈴鹿8耐:決勝レース4時間|ホンダワークスHRC、無慈悲な速さで2番手以下”全車”を周回遅れに。トラブルのYARTは40番手

鈴鹿8耐:決勝レース4時間|ホンダワークスhrc、無慈悲な速さで2番手以下”全車”を周回遅れに。トラブルのyartは40番手

2023 suzuka 8H

 鈴鹿8時間耐久ロードレースの決勝はスタートから4時間が経過し、レースの半分を消化。先頭を走っているのは依然として#33 Team HRC with 日本郵便で、優勝に向けて盤石な体制を築いている。

 一方で決勝の序盤に33号車HRCと先頭争いを展開した#7 YART Yamaha Official EWC TEAMは、相次いでトラブルに見舞われている。

 スタートから1時間半が経過した頃にトラブルからマシンを止めなくてはならなかった7号車YART。ライダーのカレル・ハニカは、30分ほどかけてなんとかマシンをピットに戻し、チームが迅速にマシンを修復し再度コースへ送り出した。しかし、その7号車YARTには”また”トラブルが襲いかかった。

 修復されたマシンにマービン・フリッツが乗り、コースに復帰すると、今度はマシンの右サイドカウルが外れてしまったのだ。この事態を受けて7号車YARTはたまらずピットイン。修復でさらに時間をロスしてしまった。

 トップを走る33号車HRCは80周目、3時間経過を前にライダーをチャビ・ビエルゲから高橋巧へと交代。高橋、長島、ビエルゲのライダーがそれぞれ約1時間ずつの走行を終えた段階で、2番手の#12 Yoshimura SERT Motulに対して約1周分の差を築いており、連覇に向けて現時点では盤石といった様子に見える。

 それだけ大きなリードを築いた33号車HRCだが、ペースは全く衰えず。高橋は2分8秒〜2分9秒台のペースで1時間走り続け、長島へとライダーチェンジした。

 そしてちょうど4時間が経過する頃、33号車HRCの長島は2番手を走行する12号車ヨシムラのシルバン・ギュントーリをオーバーテイク。ホンダワークスがついに”全車を周回遅れ”にしてしまった。

 HRCが圧倒的な速さでレース支配する状態で、鈴鹿8耐はレース半分が終了。まさに盤石といった情勢だ。

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