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Moto2イギリス|力強いレースを披露したアルデゲル、初表彰台が嬉しい初優勝に。小椋藍は8位

moto2イギリス|力強いレースを披露したアルデゲル、初表彰台が嬉しい初優勝に。小椋藍は8位

Fermin Aldeguer, Speed Up Racing

 シルバーストン・サーキットを舞台にMotoGP第9戦イギリスGPのMoto2クラス決勝レースが行なわれ、フェルミン・アルデゲル(Beta Tools SpeedUp)が初優勝を果たした。

 今回のイギリスGPは、MotoGPの決勝の後にMoto2クラスの決勝レースを行なうというスケジュール。MotoGPのレース中に雨がパラついたものの、雨は強くならずMoto2クラスのレースはドライコンディションで行なわれた。

 土曜日に行なわれた雨の予選ではペドロ・アコスタ(Red Bull KTM Ajo)がポールポジションを獲得し、アルデゲルが2番手、ゾンダ・ファン・デン・グールベルク(Fieten Olie Racing GP)が3番手に並んだ。

 小椋藍(IDEMITSU Honda Team Asia)は16番手から。羽田太河(Pertamina Mandalika SAG Team)は22番手、開幕戦で負傷し、これがMoto2復帰戦となった野左根航汰(Correos Prepago Yamaha VR46 MasterCamp)は27番手からのスタートだ。

 スタートではアルデゲルとそのチームメイトのアロンソ・ロペスが上位に踊り出てワンツーとなるが、ポールシッターのアコスタも負けじとアルデゲルをパスし、2番手につけた。

 また後方では1周目のターン3で多重クラッシュが発生。羽田がここでレースを終えることになった。

 転倒が続出する中、アロン・カネット(Pons Wegow Los40)が先頭に浮上。ファステストペースで、ロペスやアコスタといった後続を除々に引き離していった。

 ウエットコンディションの予選では苦戦した小椋もペースは悪くなく、スタート直後にいくつかポジションを上げると5周を終えたところで9番手まで挽回した。

 カネットは1秒のリードを築き首位を快走。セカンドグループも徐々に縦長になっていく中、残り9周のところでロペスが転倒を喫してしまった。

 その直後、アルデゲルがアコスタをパスして前が開けると一気にペースアップ。瞬く間にカネットとのコンマ7秒の差を削り取ると、勢いそのままにカネットまでも追い抜き、8周を残して首位に浮上した。

 結局、アルデゲルはファイナルラップを前にファステストラップを叩き出すなど、最後まで速さを失うこと無く、後続に2.5秒差でトップチェッカー。Moto2での初表彰台が嬉しい初優勝となった。

 2位はカネット。こちらも初優勝はまだであり、是が非でも優勝を手にしたいところだったが今回は届かなかった。

 3位のアコスタは、ポイントリーダーだったトニー・アルボリーノ(Elf Marc VDS Racing Team)が10位に終わったことで逆転。2ポイント差でポイントリーダーに浮上している。

 最終的に小椋は16番グリッドから8位まで追い上げてフィニッシュ。野左根は22位で、レースを完走している。

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