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新進気鋭ベッツェッキ、ファクトリーバイク使用はプラマック移籍が条件。”四角トレード”の一員に?

 マルコ・ベッツェッキは、バレンティーノ・ロッシ率いるVR46レーシングチームからMotoGPデビューを果たして2年目の今季、アルゼンチンGPで初勝利を挙げると、フランスGPでは2位、オランダGPではスプリントレースを制し決勝で2位になるなど好調。夏休み明け最初の一戦であるイギリスGPでは決勝で転倒を喫したものの、ランキング3番手につけている。

 彼の将来についてはサマーブレイク中から様々な憶測を呼んでおり、同じドゥカティ陣営でもよりファクトリーチームとの距離が近いプラマックへの移籍が有力視されている。

 motorsport.comの調べによると、ベッツェッキのマネージャーであるフランチェスコ・セッキアローリはすでにドゥカティから、ベッツェッキが来季ファクトリー仕様のバイクに乗るためのは、プラマックに移籍するしかないと知らされているという。

 ベッツェッキがチームに残留することを選択した場合、彼は過去2シーズンと同様、1年落ちのバイクで戦わなければならない。

新進気鋭ベッツェッキ、ファクトリーバイク使用はプラマック移籍が条件。”四角トレード”の一員に?

Marco Bezzecchi, VR46 Racing Team

Photo by: Gold and Goose / Motorsport Images

 ドゥカティは、今季の最新バイクは1年落ちのバイクよりもコストが約80万ユーロ(約1億2500万円)高いものの、性能の差は非常に小さいと考えているという。

 ベッツェッキのプラマック移籍が実現すれば、ヤマハの離脱が決まったフランコ・モルビデリが、その抜けた穴を埋めることになるだろう。

 ヤマハには、ホンダからのサポート不足を不満に感じていたアレックス・リンスがLCRホンダから移籍することがすでに発表されている。そしてLCRホンダのシートには、ベッツェッキの加入によってプラマックを離れるであろう、ヨハン・ザルコが収まる可能性がある。

 LCRのチームオーナーであるルーチョ・チェッキネロはザルコと同じフランス人であり、ザルコがリンス後任の第一候補だと考えているのだ。

 しかしホンダは現在、イケル・レクオナの評価を進めている。彼はかつてKTM陣営で2シーズンMotoGPを戦ったが、その後ホンダ陣営からスーパーバイク世界選手権に参戦している。

 一方で、イギリスGPでは負傷欠場中のリンスの代役としてLCRホンダから参戦。その評価次第ではザルコではなくレクオナがリンスの後釜となる可能性も十分にあるという状況だ。

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