Fabio Quartararo, Yamaha Factory Racing
前戦イギリスGPでは最後尾からのスタートとなり、大苦戦を強いられたクアルタラロだが、オーストリアGPでは上々の滑り出し。FP1を2番手で終えると、予選Q1/Q2の振り分けを決める重要なプラクティスでもトップ10圏内をキープし、Q2への直接進出を決めた。
クアルタラロが記録した1分29秒155というタイムは、昨年のオーストリアGP予選で彼が記録した5番手タイムから約0.1秒遅れ。今季、予選最高結果がオランダGPでの4番手となっているクアルタラロにとっては、昨年以上の結果を期待したいところだ。
「今日のタイムは昨シーズンのタイムトライアルとほぼ同じだ。もしかしたらコンマ1秒かコンマ1.5秒は縮められたかもしれないけれど、それが限界なんだ」
そう語ったクアルタラロは、前戦イギリスGPから使用している新しい空力パッケージに良い感触を持っているようだが、エンジンパワーが問題になっていると説明した。
「今は、ウイングが大きくなったから少しはマシンが重くなったけど、マシンも少し良くなったと思う」
「今の問題は、もっとエンジン(パワー)が必要だということだ。それは僕たちにはないものだ。良いバランスを見つける必要があるけど、短いメインストレートでも時速8kmほどロスしてしまうんだ」
Follow @MotorsportJP