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スーパーGT GT300/第5戦鈴鹿は18号車UPGARAGE NSX GT3が予選16番グリッドから優勝

2023年8月27日、鈴鹿サーキットで「2023 AUTOBACS SUPER GT Round5 SUZUKA GT 450km RACE」の決勝が行われ、GT300クラスでは18号車UPGARAGE NSX GT3が予選から15ポジションアップで今季2勝目を挙げた。2位に87号車Bamboo Airways ランボルギーニ GT3、3位には61号車SUBARU BRZ R&D SPORTが入った。(文:河村大志/写真:井上雅行)

スーパーgt gt300/第5戦鈴鹿は18号車upgarage nsx gt3が予選16番グリッドから優勝

運を味方につけた18号車がシーズン2勝目を挙げる

スーパーgt gt300/第5戦鈴鹿は18号車upgarage nsx gt3が予選16番グリッドから優勝

ポールポジションを獲得した61号車。

今シーズンも4戦が終了し、GT3勢が強さを見せつけている。現在ランキング首位につけている7号車Studie BMW M4もGT3の一角。第3戦鈴鹿での優勝から勢いに乗り、第4戦富士でも2位に入り一躍ランキングトップに躍り出ている。

そんな7号車は今大会ではサクセスウェイトを100kg搭載という厳しい戦いが強いられることが予想されていた。しかし、決勝前日に行われた予選ではQ1を突破し13番グリッドを獲得。ポテンシャルを含めたパッケージの良さが感じられた。

一方ポールポジションを獲得したのは日本勢。61号車SUBARU BRZ R&D SPORTの山内が最多ポールポジション獲得回数を更新する見事な走りを見せた。苦戦が続いた61号車は第4戦終了時点でランキング12位。チャンピオン争いにおける重要な1戦で価値のあるポールポジション獲得となった。

スーパーgt gt300/第5戦鈴鹿は18号車upgarage nsx gt3が予選16番グリッドから優勝

61号車が序盤からハイペースでレースをリードする。

いきなり2位以下にギャップを広げる走りで快走

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GT500車両との接触があるも、力走を見せた4号車。

気温33度、路面温度50度というコンディションの中、決勝レースがスタート。ポールポジションスタートの61号車はいきなり2位以下にギャップを広げる走りで快走。ピット義務消化可能な6周目になると、2号車muta Racing GR86 GTや52号車埼玉トヨペットGB GR Supra GTらがいきなりピットイン。短い給油を済ませ、クリーンエアでの周回を狙っての作戦であり、ポイントリーダーの7号車も早めのピットインを行っている。

そんな中、6号車DOBOT Audi R8 LMSの左リヤタイヤが脱輪したことによりNIPPOコーナーでストップ。FCYが出されたが、すぐにレースはリスタートした。

1回目のピットストップが終わった時点での順位は、スプラッシュを行った2号車がトップ、31号車が続き、61号車は3位。さまざまな戦略が入り乱れており、実質の順位が見えない状況ではあるが、61号車は順当にトップに返り咲くポジションにつけていた。

スーパーgt gt300/第5戦鈴鹿は18号車upgarage nsx gt3が予選16番グリッドから優勝

前戦富士でポテンシャルを見せつけた新型ランボルギーニGT3。今大会も上位入賞を果たした。

18号車は今回の優勝でランキング首位に浮上

スーパーgt gt300/第5戦鈴鹿は18号車upgarage nsx gt3が予選16番グリッドから優勝

6周目にスプラッシュを行い、ポジションを上げた2号車に迫る61号車。

しかし、56号車リアライズ日産メカニックチャレンジGT-Rの右リヤタイヤが130Rで脱輪。このアクシデントにより2度目のFCYが掲示される。この直前、2度目のピットインを引っ張っていた18号車と87号車がピットに向かっており、大幅にポジションアップ。絶妙なタイミングでピットストップを終えた18号車と87号車は一躍トップ2に躍り出ることとなった。

3番手の61号車が猛追を見せるも惜しくも届かず。運を味方につけ、87号車を抑え切った18号車が今季2勝目を上げた。18号車は今回の優勝でランキング首位に浮上している。2位には87号車、3位に61号車が入っている。

次戦の第6戦は9月16日から17日にかけてスポーツランドSUGOで行われる。7号車荒と18号車が40ポイントで並び、56号車が38、2号車が34ポイントで混戦が続くGT300クラス。これまで数々のドラマが繰り広げられたSUGOでチャンピオン争いはどのような展開を見せるのかに注目だ。

スーパーgt gt300/第5戦鈴鹿は18号車upgarage nsx gt3が予選16番グリッドから優勝

一躍優勝のチャンスが舞い込んできた18号車と87号車。最後の最後まで接近戦が演じられた。

スーパーgt gt300/第5戦鈴鹿は18号車upgarage nsx gt3が予選16番グリッドから優勝

87号車を抑え切った小出を迎える小林。

2023年スーパーGT第5戦決勝 GT300リザルト(上位10台)

スーパーgt gt300/第5戦鈴鹿は18号車upgarage nsx gt3が予選16番グリッドから優勝

18号車が優勝しランキングトップに浮上。61号車もチャンピオン争いに踏みとどまった。

1位 18 UPGARAGE NSX GT3(小林崇志/小出 峻)71周

2位 87 Bamboo Airways ランボルギーニ GT3(松浦孝亮/坂口夏月)

3位 61 SUBARU BRZ R&D SPORT(井口卓人/山内英輝)

4位 88 JLOC ランボルギーニ GT3(小暮卓史/元嶋佑弥)

5位 4 グッドスマイル 初音ミク AMG(谷口信輝/片岡龍也)

6位 31 apr LC500h GT(嵯峨宏紀/小高一斗/根本悠生)

7位 2 muta Racing GR86 GT(堤 優威/平良 響/加藤寛規)

8位 96 K-tunes RC F GT3(新田守男/高木真一)

9位 27 Yogibo NSX GT3(岩澤優吾/伊東黎明)

10位 50 ANEST IWATA Racing RC F GT3(I.オオムラ・フラガ/古谷悠河/小山美姫)

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