Aleix Espargaro, Aprilia Racing Team
MotoGP第11戦カタルニアGPのプラクティスが行なわれた。最速タイムを記録したのは、アプリリアのアレイシ・エスパルガロだった。
初日午前中のフリー走行1回目ではアプリリア勢が速さを発揮していたが、午後のプラクティスでも序盤はマーベリック・ビニャーレス(アプリリア)が暫定トップタイムとなっており、FP1と似たような立ち上がりとなった。
なおプラクティスの開始から8分経過時点で、中上貴晶(LCRホンダ)にマシントラブルが発生し、コース脇にマシンをストップ。中上はマシンを降りてピットへ戻ることになった。
まだまだプラクティスも序盤ということでコース上では、各車はアタックなどよりもマシンセットアップを詰めるための作業を継続。ラップタイムは1分40秒台となっており、レコードが1分38秒台ということを考えれば、まだまだという状況だった。
予選Q2へ直接進むためには、このセッションでトップ10以内に入る必要がある。残り時間が短くなるにつれ、ライダー達も徐々にペースが上げていった。
アタックをいち早く始めたのはファビオ・ディ・ジャンアントニオ(グレシーニ)で、1分39秒621をマークして暫定トップタイムを更新した。
ただ他のライダーも彼に続くようにアタックへ入り、アプリリアのビニャーレス(1分39秒594)、そしてアレイシ・エスパルガロ(1分39秒389)が立て続けにトップタイムを更新。ジャンアントニオは3番手まで蹴落とされてしまった。
そんなザルコのタイムも、ビニャーレスがアタックに入ると1分39秒048とあっさりと上回られてしまった。
このままビニャーレスのタイムがプラクティス最速になるかと思われたが、チームメイトのエスパルガロが最後のアタックで1分38秒686をマーク。これはエスパルガロが昨年記録したレコードタイムを更新するスーパーラップだった。
流石にこのタイムが上回られることはないまま、プラクティスは終了。エスパルガロがプラクティストップタイム、ビニャーレスが2番手、そして3番手にフランチェスコ・バニャイヤ(ドゥカティ)が続いた。
3番手から10番手タイムの予選Q2直接進出となるライダーは、ザルコ、ブラッド・ビンダー(KTM)、アレックス・マルケス(グレシーニ)、マルコ・ベッツェッキ(VR46)、ディ・ジャンアントニオ、エネア・バスティアニーニ(ドゥカティ)、ホルヘ・マルティン(プラマック)となった。
日本メーカーは大苦戦しており、ファビオ・クアルタラロとフランコ・モルビデリのヤマハ勢がそれぞれ17番手と18番手。さらにホンダ勢4人が19~22番手に続くなど日本メーカーが下位6台を占めた。なお中上は20番手となっている。
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