Ai Ogura, Honda Team Asia
現在22歳の小椋はホンダの育成ライダーとして、アジアタレントカップ、ルーキーズカップと世界選手権への登竜門を通過。2019年から世界選手権Moto3クラスにフル参戦を開始した。
2022年にはMoto2クラスでタイトルを争う活躍を見せ、母国戦日本GPでは日本人ライダーによる16年ぶりの勝利を記録するなど、期待の若手選手として注目度も俄然上昇していた。
そもそも小椋は昨年の活躍もあり、2023年にMotoGPクラスへの昇格を打診されていた。しかし小椋はMoto2でさらに戦うことを望み、そのオファーを断っていた。
だが今季、小椋はプレシーズンテスト前の怪我による準備不足なども祟り、タイトル争いどころか表彰台からも遠ざかってしまうレースが続いた。
ここには現在のホンダ・チーム・アジア内部の事情も関わってくる。彼らは体格の問題もあってMoto3での継続が難しいマリオ・アジを昇格させるためのMoto2のシートを必要としているのだ。
様々な情報を照らし合わせると、小椋は2024年にMt HelmetsのMoto2チームへと移籍すると見られている。2022年からMoto3クラスに参戦を開始しているMt Helmetsだが、来季はMoto2から撤退するPons Racingを引き継ぐ形で参戦することが既に明らかになっている。
小椋はMt HelmetsのMoto2チームへ加入し、チームメイトにはゼルジオ・ガルシアが継続起用される線が濃厚と見られている。
Follow @MotorsportJP