#8 Toyota Gazoo Racing Toyota GR010 – Hybrid: Sebastien Buemi, Brendon Hartley, Ryo Hirakawa
FP1はウエットコンディションで行なわれ、最終盤にスリックタイヤを履けるかどうかという状況だった。だがその後雨は止み、FP2が開始された15時30分の時点で、走行ライン外にはウエットパッチが残るものの、ほぼドライコンディションでセッションが進行した。
セッション開始と同時に、ピット出口で列を成していたマシンたちが一斉にコースへと雪崩れ込んでいった。
ただ、その後はレースに向けたデータを集めるべく、ハイパーカークラスのマシンは1分31〜32秒ほどのペースで淡々と走行を重ねていった。
トラックリミット違反を取られて警告が出されるマシンが多かった他、セッション残り30分を切ったタイミングでFCY(フルコースイエロー)の手順チェックが行なわれたが、それ以外は大きなトラブルやクラッシュも発生しなかった。
3番手となったのは、ポルシェのカスタマーチームであるハーツ・チームJOTAの38号車963。FP1でワンツーだったフェラーリ499P勢は51号車が4番手、ポルシェ5号車を挟んで50号車が6番手となっている。
昨年、トヨタ7号車が富士で記録したポールポジションタイムが1分29秒234だったことを考えると、トヨタ8号車が記録したトップタイムである1分29秒523はそれなりに攻めたモノであるようにも見えるが、8号車がタイムを出して以降も路面コンディションは良くなっていったはず。予選はさらに高い次元でのアタック合戦になりそうだ。
LMP2クラスは、ポイントリーダーのチームWRT41号車がセッション終盤にタイムを上げてクラストップとなった。
LM-GTE Amクラスは、AFコルセの名を冠するチームがトップ3を独占。54号車フェラーリがトップとなり、21号車フェラーリが2番手となった。21号車のドライバーには今回、小泉洋史とケイ・コッツォリーノが起用されている。3番手にリシャール・ミルAFコルセ83号車が続いた。
星野敏と藤井誠暢がドライブするDステーション・レーシングの777号車アストンマーチンはクラス6番手。ケッセル・レーシング57号車フェラーリは、セッション序盤に急遽参戦が決まった宮田莉朋が、セッション終盤に木村武史がステアリングを握り、クラス12番手となっている。
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