(写真=CAR and DRIVER)
■停滞するカリフォルニア州新車市場でテスラが「独り勝ち」状態
2022年1〜9月の米国カリフォルニア州の新車販売データまとまった。
市場全体が縮小傾向にある中、売れに売れているのがテスラ車である。今年1~9月の販売台数は13万3545台、前年同期比62.8%増。販売台数トップのトヨタ(21万6500台、同21.3%減/レクサスを含めると25万4157台)とは開きがあるが、カリフォルニア州では2番目の販売台数である。ビッグ3を構成するGMは11万6862台、フォードは10万5894台。伝統あるメーカーを超えている。
車名別販売台数を見ると、モデル3が5万6851台で、乗用車全体でトップ。SUVのモデルYは6万1544台で、ライトトラック部門のトップセラーになっている。参考までに乗用車とライトトラックの販売2位は、それぞれトヨタ・カムリ(4万358台)とトヨタRAV4(4万4738台)である。
■州政府は2035年からのガソリン車販売禁止を決定
カリフォルニア州は新車販売に占める排出ガス・ゼロ車(ZEV)の比率を2026年までに35%、30年までに68%、35年までに100%にすることを自動車メーカーが義務付ける。未達の場合は、1台あたり最大2万ドルの罰金が待っている。
年間販売200万台規模の新車マーケットのカリフォルニア州で、2022年第3四半期までの電気自動車販売台数は19万6828台。そのうちテスラ車は13万3545台、シェアは67.8%である。
Writer:カー・アンド・ドライバー編集部
(提供:CAR and DRIVER)