Pedro Acosta, Red Bull KTM Ajo
Moto2クラスの予選で日本勢は苦戦し、小椋藍(IDEMITSU Honda Team Asia)の13番手が最上位。野左根航汰(Correos Prepago Yamaha VR46 MasterCamp)と羽田太河(Pertamina Mandalika SAG Team)は最後方からのスタートとなった。
全22周の決勝レースは、2番グリッドのアコスタが好スタートを決めてホールショットを奪った。先頭レースで引っ張るアコスタを、ポールシッターのセレスティーノ・ビエッティ(Fantic Racing)、4番グリッドのアロン・カネット(Pons Wegow Los40)が追いかけていき、彼ら3台の集団が抜け出す展開となった。
そして8周目、3番手を走っていたカネットがターン14で転倒。表彰台圏内を走っていたが、チャンスを活かせないままレースを終えることになった。
カネットの脱落によって、優勝争いはアコスタとビエッティ2人の対決状態に。ただビエッティは依然として0.8~0.9秒ほどに開いたアコスタとの差を詰め切れないでいた。
終盤にはビエッティにミスがあってギャップが1.6秒まで急拡大。ビエッティはタイヤが厳しいようでバランスを崩す場面も増え、残り5周でアコスタとの差は2秒と、優勝争いからは完全に脱落してしまった。
優勝争いのライバルが脱落したあともアコスタは機械のように正確なラップを刻み続け、最後は6秒という大差をつけてフィニッシュ。今季5勝目を挙げた。2位はビエッティ、そして3位はアロンソ・ロペス(+Ego SpeedUp)となった。
13番手からスタートした小椋は、レースを通じてポジションを上げていき最終的に5位でフィニッシュを果たした。羽田は19位、野左根は21位と、ポイントには届かなかったものの無事にレースを完走した。
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