#50 ANEST IWATA Racing RC F GT3
イゴール・オオムラ・フラガと古谷悠河のルーキーコンビで開幕戦を戦う50号車ANEST IWATAは、3月上旬の岡山テストではまずまずのタイムを記録していたが、同月下旬に行なわれた雨の富士テストでは総合25番手に終わるなど、ウエットコンディションでは特に苦戦している様子だった。
しかし今回の予選では、Q1を担当した古谷がフルウエットのコンディションで4番手タイムをマーク。そして雨が止んで路面の水量が少なくなっていたQ2では、フラガが7番手タイムを記録した。
ステップアップを果たせた要因については、何かひとつの要因によるものではないとふたりが口を揃えて言う。「タイヤもセットアップも、全体が良い方向に行ったのだと思います」と語るフラガに古谷も同意し、「色々なことをやった結果が積み重なって、大きな進歩になった印象です」と述べた。彼ら曰く、“しっかりとタイヤを使う”という根本的なベースの部分が進歩したとのことで、今後のレースにも期待が持てそうだ。
「うまく合わせ込んでいけば良い結果が残せるはず」と決勝に向けての展望を語るふたり。その体制も含め開幕前から注目されていたチームが、リザルトの面でもサプライズを起こすかもしれない。
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