Marco Bezzecchi, VR46 Racing Team celebrate with the Team
アルゼンチンで行われたMotoGP第2戦はVR46チームにとって記念すべきレースとなった。まだMotoGP参戦2年目のチームに、マルコ・ベッツェッキが初優勝をもたらしたのだ。チームマネージャーはこの結果を大いに喜び、「予想していなかったことだった」と語った。
今シーズンも昨年に引き続き、ルカ・マリーニとベッツェッキのラインナップを継続。ディレクターのアレッシオ・サルッチは、表彰台を獲得した昨年以上の成績……つまり“優勝”といった結果が目標だと開幕戦前に語っていた。
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そして第2戦アルゼンチンで早くもその目標は達成されることになった。ベッツェッキはスプリントレースで2位表彰台を獲得すると、ウエットレースになった決勝では独走してMotoGPキャリア初優勝を達成。チームにとっても、MotoGPクラスでの初勝利を果たすことになった。
「信じられない! 今回の結果は信じられないモノだ!」
彼はMotoGP公式サイトでそう語っている。
「チームにとっても、全てのスポンサーにとって、マルコにとっても今回の勝利は本当に喜ばしいモノだ。我々はオフシーズンテストの間も非常にハードに取り組みを進めて、この結果がついてきた。ちょっと早すぎるような気もするが、とてもハッピーだ!」
「彼はほぼ完璧な週末を過ごしていた。金曜日から非常に速く、土曜日はスプリントレースで勝ちかけていた。そして日曜日には素晴らしいレースをしたんだ。彼を誇りに思う」
最も大きな目標を早くも達成したVR46。残るシーズン19戦に向けた考えについて、ニエトは今後もハードにプッシュし続けると語った。
「いい質問だ!」
「我々に何ができるのか、それを理解するのは非常に難しい。思うに、ハードにプッシュし続けるんだろう。プレッシャーも今までより多くなってくるだろうが、その状況に対処していくことも非常に重要だろう」
「レースごとにベストを尽くさなくてはならないし、どのレースウィークも楽しんでいくことだ。そうすれば良い結果が得られるだろう」
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