Jack Miller, Red Bull KTM Factory Racing
5月12日、ブガッティ・サーキットでMotoGP第5戦フランスGPが開幕。初日午前のプラクティス1では、KTMのジャック・ミラーがトップタイムを記録した。
今回が復帰戦となるマルク・マルケス(レプソル・ホンダ)だが、開始から10分を過ぎた頃にターン11で転倒してしまった。開幕戦で負った右手親指の骨折によって3戦を欠場していたため、久しぶりのMotoGPバイクにはまだ慣れが必要かもしれない。なお転倒したマルケスに怪我などは無く、ピットに戻ってスタッフと熱心に話し合っている様子が見られた。
関連ニュース:マルケス、復帰戦フランスGP初日にカレックス製シャシーのテストへ。他ホンダ勢も実施予定
コース上では母国戦のファビオ・クアルタラロ(ヤマハ)やヨハン・ザルコ(プラマック)が上位に並んでいたが、彼らをVR46のルカ・マリーニとマルコ・ベッツェッキが上回っていった。
セッション残り20分、走行中の中上貴晶(LCRホンダ)のマシンが白煙をあげるトラブルが発生。既にコース後半に入っていたため、中上はホームストレートでマシンを停めてマーシャルに預けると、急いでピットへと向かった。暫定トップタイムを記録していたバニャイヤは、その後1分32秒332まで自己ベストを更新した。
マシントラブルのあった中上は、残り10分を切った段階で走行に復帰。ラストのタイムアタックにもそのまま向かうことになったが、残り4分で1分32秒641を記録して一時は5番手に食い込んだ。
残り時間3分を切るとアタックも激しくなり、マーベリック・ビニャーレス(アプリリア)が1分32秒186で暫定トップを更新。クアルタラロも気を吐き、1分32秒036でさらにトップタイムを塗り替えていった。
2番手はマリーニ。3番手にはブラッド・ビンダー(KTM)とKTMがトップ3のうち2台となった。母国戦のザルコが4番手に続いた一方で、クアルタラロは11番手タイムとなった。
またフランスGPでエネア・バスティアニーニの代役として再びMotoGPにカムバックしたダニーロ・ペトルッチ(ドゥカティ)は19番手と、最下位を免れている。
マシントラブルのあった中上は、最終的に15番手タイムを記録。復帰戦のマルケスはカレックス製と見られるシャシーをテストしつつ、12番手タイムを記録した。またレプソル・ホンダのジョアン・ミルが6番手と好調なスタートを切った。
Follow @MotorsportJP関連ニュース:二転三転の後、ペナルティ取り消し。渦中にあったマルケスがMotoGP復帰戦を前にコメント「誰かがルールを変えた。僕のせいではない」MotoGPスチュワード、フランスGPの金曜日にライダーたちと話し合いへ。これまでの裁定について説明クアルタラロ、母国フランスで今度こそ好結果目指す「スペインのことは忘れた。ル・マンで巻き返すのが楽しみ」MotoGPも”ジャスト・イン・タイム”が求められる時代?/人気拡大目指す催しの影で中小クラスが犠牲に|MotoGPコラムリンス、ヘレステストで新シャシー試せず落胆&怒り「ミルが試したと聞いてちょっとショックだった」
1 | ジャック ミラー | 20 | 1’31.449 | 174.864 | ||
2 | ルカ マリーニ | 20 | 1’31.544 | 0.095 | 0.095 | 174.683 |
3 | ブラッド ビンダー | 19 | 1’31.667 | 0.218 | 0.123 | 174.448 |
4 | ヨハン ザルコ | 19 | 1’31.764 | 0.315 | 0.097 | 174.264 |
5 | アレックス マルケス | 21 | 1’31.787 | 0.338 | 0.023 | 174.220 |
6 | ジョアン ミル | 21 | 1’31.800 | 0.351 | 0.013 | 174.196 |
フルリザルトを見る |