Brad Binder, Red Bull KTM Factory Racing
今回MotoGPの最速記録を更新したのはKTMのブラッド・ビンダーだ。彼はスプリントレースではアレックス・マルケス(グレシーニ)との接触によってロングラップペナルティを科されたこともあり、11位とポイント圏外でのフィニッシュになったものの、最高速記録更新で見せ場を作った。
新たに記録されたMotoGPの史上最高速は、366.1km/h。ムジェロの長いホームストレートを使って記録されたものとなっている。
最高速の大幅な更新には、第4戦スペインGPでテストライダーのダニ・ペドロサが使用し後に採用された、RC16の新しいエアロフェアリングの存在も関係しているかもしれない。
ビンダーは今回の記録更新について、次のように喜びのコメントを寄せた。
またチームマネージャーのフランチェスコ・グイドッティは、この速さを表彰台に繋げたいと語った。
「366.1km/hという記録は、以前のモノを大きく更新する記録だ。この速さが、明日(決勝レース)の表彰台獲得の役に立ってくれることを期待している!」
なお身近な例では、東北新幹線の最高速が320km/hとなっている。新幹線よりも40km/h以上速いマシンを操っていると考えれば、MotoGPライダーの凄さが分かりやすい……かもしれない。
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