Daniel Holgado, Red Bull KTM Tech3
ムジェロ・サーキットでMotoGP第6戦イタリアGPのMoto3クラス決勝が行なわれた。優勝はRed Bull KTM Tech3のダニエル・オルガドだった。
3連戦の初戦となるイタリアGP。予選ではデニス・オンジュ(Red Bull KTM Ajo)がポールポジションを獲得し、さらに佐々木歩夢(Liqui Moly Husqvarna Intact GP)が2番グリッドを確保した。なお今回はペナルティによるグリッド位置の変更が多く、予選13番手タイムだった古里太陽(Honda Team Asia)が8番手に繰り上がった。
そして晴天の中、全17周の決勝レースがスタート。ポールシッターのオンジュはしっかりと先頭をキープし、フロントロウのダニエル・オルガド、佐々木がこれに続いた。
何度かの抜き合いを経てもオンジュが集団をリードしたが、6周目に佐々木が先頭に浮上。佐々木とオンジュはホームストレートで度々ポジションを入れ替えながらラップを消化。抜き合いに不満があるのか、オンジュは“ついてこい”とも読み取れるジェスチャーを見せた。
オンジュVS佐々木というトップ争いの構図はその後も続き、残り6周を切るとオルガドやマシアも再び先頭争いに絡み始めた。
残り4周、ターン1へのアプローチでオンジュとオルガドが接触。序列も度々変わり、残り2周の時点で佐々木が先頭に立った。
最終ラップに入る際のホームストレートでは、各車がスリップストリームを使ったことで順位が大きく変動。佐々木は3番手でラストラップに入った。
ラストラップはオンジュが最終コーナーまでをリード。このままレースを通じて速さを示してきたオンジュが勝利するかと思われた。
佐々木以外の日本勢は、鳥羽海渡(SIC58 Squadra Corse)が10位、山中琉聖(Valresa GASGAS Aspar M3)が15位でポイントを獲得。古里と鈴木竜生(Leopard Racing)はレース終盤にかけて2番手集団を走ったものの、最終ラップに転倒を喫してしまい、ノーポイントでレースを終えた。
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1 | Daniel Holgado | 17 | – | 25 | ||
2 | Deniz Öncü | 17 | 0.051 | 0.051 | 0.051 | 20 |
3 | 佐々木 歩夢 | 17 | 0.056 | 0.056 | 0.005 | 16 |
4 | David Alonso | 17 | 0.172 | 0.172 | 0.116 | 13 |
5 | ジャウマ マシア | 17 | 0.487 | 0.487 | 0.315 | 11 |
6 | Collin Veijer | 17 | 13.321 | 13.321 | 12.834 | 10 |
7 | Diogo Moreira | 17 | 13.332 | 13.332 | 0.011 | 9 |
8 | Riccardo Rossi | 17 | 13.360 | 13.360 | 0.028 | 8 |
9 | Stefano Nepa | 17 | 13.429 | 13.429 | 0.069 | 7 |
10 | 鳥羽 海渡 | 17 | 13.460 | 13.460 | 0.031 | 6 |
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