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MotoGPオランダGP、トラックリミットにも要注意! スプリント優勝のベッツェッキ「簡単に出てしまう」

motogpオランダgp、トラックリミットにも要注意! スプリント優勝のベッツェッキ「簡単に出てしまう」

Brad Binder, Red Bull KTM Factory Racing, Fabio Quartararo, Yamaha Factory Racing

 MotoGP第8戦オランダGPのスプリントレースは、多くのライダーがトラックリミット違反の警告を受ける中、3番手でチェッカーを受けたブラッド・ビンダー(KTM)がペナルティを受けて5位に降着することとなった。

 ビンダーはレース終盤に右コーナーのターン8立ち上がりで、わずかに縁石外側の”グリーン”ゾーンに乗ってしまい、ロングラップ・ペナルティを科せられた。これをフィニッシュまでに消化できなかったため、ビンダーはフィニッシュ後にロングラップ・ペナルティに相当する3秒のタイム加算を受けたのだ。

 そしてスプリントを上位で終えたライダーたちも、トラックリミットを違反しないように走ることが難しかったと語っている。

 スプリントを優勝したマルコ・ベッツェッキ(VR46)は、舞台のアッセンはトラックリミットの点で難しいサーキットなのかと尋ねられ、次のように答えた。

「僕にとっては常に難しいサーキットだ。トラックリミットを超えてしまうのは、いつもターン8と最終コーナーなんだ。通常、コーナーを抜けるときはまっすぐ立ち上がるんだけど、あそこは(縁石が)内側にカーブしているんだ」

「マシンをコントロールするのは難しいけど、コースの特性だから適応するしかない。プラクティスでは何度もグリーンに入ってしまった! だからレースではコントロールが難しかった」

 ベッツェッキに次ぐ2位でスプリントを終えたフランチェスコ・バニャイヤ(ドゥカティ)も、「高速コーナーなので、このスピードでマシンの動きをコントロールするのは難しい」と語り、次のように続けた。

「ターン8では、できるだけストレートに脱出しようとするが、マルコが言ったように縁石が自分のラインに向かってくるんだ」

 バニャイヤは、高速左コーナーであるターン14もトラックリミット違反における潜在的なトラブルスポットだと強調した。

「6速フルスロットルで入ってくるんだ。あそこではとても簡単にグリーンに触れてしまうんだ。最終コーナーもそうだね」

「僕のキャリアで、トラックリミットでロングラップ・ペナルティを受けたのは1度だけ。そうこのサーキットなんだ! いとも簡単にグリーンを踏んでしまうんだ」

 ビンダーのペナルティで3位に繰り上がったファビオ・クアルタラロ(ヤマハ)は、高速右コーナーのターン12では少し状況が楽になったと語った。

「幸運なことに今年はあのコーナーの縁石が少し大きくなったんだ。あそこは何度もオーバーしていたところだからね」

「でもこのコースはかなり狭いし、僕たちは可能な限り速く走ろうとしている。だから(トラックリミットを超えるのは)本当に簡単なことなんだ」

 スプリントではビンダーのみがペナルティを受けたが、前述のように警告まで至っているライダーも多かった。ライダーたちはすぐ近くを走るライバルだけでなく、トラックリミットに気をつけながら決勝レースを戦う必要があるだろう。

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