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KTM「マルケス加入? ナイナイ」と噂を否定。一方で2025年には含みも?

ktm「マルケス加入? ナイナイ」と噂を否定。一方で2025年には含みも?

Franceso Guidotti

 レプソル・ホンダからMotoGPに参戦するマルク・マルケスは、近年の苦戦からホンダとの契約を破棄し、KTMへ移籍するのではないかという噂があった。しかしKTMのチームマネージャーであるフランチェスコ・グイドッティはそういった噂を否定した。

 マルケスは現在ホンダと2024年までの契約を結んでいる。しかし2023年シーズン前半戦で大苦戦している中、彼が契約を破棄してホンダを早期離脱することを選ぶのではないかという憶測が広まっていった。

 戦闘力で劣ると見られるホンダのマシンを懸命にプッシュし、度重なる転倒で怪我も負ってしまっている。そんな状況にマルケスもついに我慢の限界にきているのではないかと考えられたのだ。

 マルケスが移籍する可能性のあるメーカーとしてはドゥカティとKTMが候補に挙げられてきた。既に交渉が行なわれたという報道も見られるが、KTMのチームマネージャーであるグイドッティは、マルケス加入の噂を否定した。

「マルケスは我々のライダーではないし、我々が話し合うトピックスでもない」

 グイドッティはSky sportに対しそう語っている。

「我々のエネルギーは全て、バイク開発と我々のライダーの能力を引き出すことに注がれている。KTMはMotoGPの中でも他に例を見ないほどの育成プールを持っており、そこから将来に向けた選択を行なっている」

「ジャーナリストの皆さんから様々な方法で我々にマルケスの獲得が提案されてきたが、我々は現時点でそれが実現可能な選択肢ではないと様々な形で理解してもらおうとしてきた」

「彼は我々のライダーではないため、どんな理由であれ我々が話すことはできないんだ」

 一方でグイドッティは「2025年については、マルケスにとってもまた別の問題だ」としており、「2024年で契約の切れる他のライダーと同じだ」として、獲得の可能性を否定しなかった。

 なおレプソル・ホンダのチームマネージャーであるアルベルト・プーチは第8戦オランダGP時に行なわれたインタビューで、マルケスのチーム離脱はいつでも可能だという発言を行なっている。

「我々には契約があるが、誰もが人生で、やりたいことを自由に行なうことができる」

 プーチはそう語った。

「そしてホンダは、ホンダにいることについて満足していない人を受け入れたいと思うような会社ではない」

「もちろん契約はあり、ホンダはマルクのことをとても尊敬している。契約に基づいて(彼は残ってくれるだろうと)考えたいが、私には魔法の杖はない」

Follow @MotorsportJP関連ニュース:ホンダMotoGP、夏休み期間だけで改善はムリ? 「2ヵ月間で修正するのは簡単ではない」とチームマネージャーは厳しい現状認識マーベリック・ビニャーレス、故ルイス・サロムが乗り表彰台も獲得した125ccマシンを買い取って家族へ寄贈レプソル・ホンダ、マルク・マルケスの離脱を容認? プーチ代表「人生では誰もがやりたいことをやれる」アレックス・リンス、右足骨折の手術が無事成功し退院。復帰は早くても第10戦オーストリアGPに?ホンダ、鈴鹿8耐の参戦体制発表。連覇狙うTeam HRCは高橋巧とレクオナに加え、ビエルゲが参戦

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