2022年のパリモーターショーでルノーが発表したEVコンセプトカー=和気真也撮影
IEAは「世界EV見通し」報告書で、2023年のEVの新車販売は前年比35%増加し、1400万台になると予想した。新車全体に占めるEVのシェアは20年に4%だったのが、今年は18%に高まる計算だ。
EV化で先行するのは中国で、22年には世界のEV販売の6割が集中した。
これに続くのが欧州や米国だ。温室効果ガスの削減をめざす脱炭素に向けた政策や米国の「インフレ抑制法」によるEV購入者への補助金や税控除など、手厚い政策的な後押しが今年も販売を押し上げる、とIEAはみている。